酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

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昨年10月上旬に受けたWSET日本酒の試験に合格しました!
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答え合わせした答案は見せてもらえないのですが、自分が取ったおおよその点数は教えてもらえます。
今回Pass with Distinctionとあるのは、下の表に照らし合わせると80パー以上正答っていう意味になります。
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製麹のところとかほとんど歯抜けだったというのに、、
発泡日本酒のところもうまくかけた自信なかったのに。。
しかもワインの方の試験は日本語で受けてPass with Meritだったのに、英語でやった方が調子出るんでしょうか。

ちなみにテイスティングもライティングも、どちらもかなり高得点が取れていたようです。
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次なにしようかまだ迷ってます。
今年始めた習い事は、池坊の活け花と緊縛、ひとまずそれを頑張ってみようと思います!

10月3日、WSET SAKE Level 3のテストが終わりました。
SAKE DIPLOMAから休みなしなのでかなり疲れました。
先日別のワインスクールで出会った人に過去の問題を教えてもらったので、問題そのものではないけど、どんな感じのものが出るか記録しておきます。

今回のテイスティングは透明なものと黄色っぽいもの、どちらも普通の日本酒でした。
にごりや古酒が出ることもあるそうで、その場合の対策も必要です。
実際前回と前々回はそういうのが出たようです。

50問の4択問題は、とくに捻りのない問題でした。
素直に教科書ちゃんと読んでおけばわかるものばかりだと思います。

論述は、授業でもやるような、どんな感じのスタイルの酒を作るには、麹、酒母、主発酵、最終処理をどうすればいいか、というのは毎年出てるようです。
色んなパターンを想定しておくべきだと思います。
また、サービスの仕方についても、WSET のワイン同様、何かしらに絡めて必ず出題されてるようです。
冷たくする理由、温める理由も抑える必要があります。
この試験はお酒のマーケターになることを想定したものであり、全ての動作はクオリティ(味、外観、匂い)に影響する、ということを念頭に置いてポイントを抑えれば良いと思います。
SAKE DIPLOMAのように重箱の隅をつつくような聞かれ方ではありません。

今回は製麹のステップ全部聞かれたり、スパークリングのことを詳しく聞かれたり、後から見たらめっちゃ間違ってるところが多く、ちょっと通るか自信がありません。
SAKE DIPLOMAとは別で受けた方が良かったかも、二兎を追う者になってしまったかも、と思っています。

次は10月18日のSAKE DIPLOMAの2次試験があります。
それが終わったら、ちょっと休んでどこか旅行に行こうと思います。

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世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」
ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」

 世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」
他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」





English translation of my book



WSETのテストが終わりました。
選択問題の50問は単に書いてあること覚えればできますが、論述は終わってからテキスト確認しても出典や出題意図すらわからない問題もいくつかありました。
受かってもギリギリだと思います。
もしPass with merit とかdistinctionを万が一にも取れたら、喜びの飲み会のワイン代を1万円上乗せします。
エキスパート取れてても、舐めずに勉強しないとやばいです。
特にテキスト最初の醸造の箇所の読み込みは必須です。
テキストにはっきり書いてなくても、なぜこのぶどうはこの地域で栽培されるのか、植密度は、降雨は、、、などなど考える癖をつけていくことが必要です。
どれだけ調べ切ってもおそらく当日考えてやらないとわからないことが多いと思うので、ググって調べ切ることより、疑問をもったことをテキストに書いてあることだけで解決する力が重要だと思いました。

私がテキスト以外で役に立てたのはこちら

用語の解説フラッシュカード英語版

2019年の過去問が書いてあるサイト。

例となる問題はテキストについていますが、それに加えてこれを見ると出題の細かさがわかるはず。

テイスティングは良さげなシャルドネだと思うやつと、安そうなピノっぽいのが出てました。

これまでテイスティングの練習でお世話になったのはこちら

まともなワインがグラスで飲めるお店は本当に貴重です。

ちなみにJSAエキスパートの時はこちらに通い詰めました。

どちらのお店もソムリエさんがちゃんといらっしゃって、グラスでリーズナブルに飲ませていただいて、とてもよきです。

気候と土壌
内陸の一部では夏の気温が非常に高くなるが、南極から流れてくるベンゲラ海流と風ケープドクターにより沿岸部から風が運ばれる地域は冷涼となる。
産地を跨って山脈が連なり、南向き斜面を作ることと風を送り込む役割を果たす。

沿岸地域(Region)
ステレンボッシュ(以下District)温和から温暖、冬に十分な降水、山脈が風を運ぶ。ボルドースタイルとケープブレンド。
パール ステレンボッシュより内陸、ボルドースタイル。
コンスタンシア(小地区)テーブルマウンテンの東、ケープドクター、ソーヴィニヨンブラン、セミヨン。
スワートランド 古木のシュナンブラン、高品質のシラー、ケープブレンド。
ダーバンヴィル小地区 海風、ソーヴィニヨンブラン

プレーデリヴァーヴァレー
ウスター 高温で乾燥、灌漑必須。シュナンブランとコロンバールの量産ワイン
ロバートソン ケープドクターのおかげでウスターより冷涼、量産、シラーとシャルドネ。

ケープサウスコースト
ウォーカーベイ 海洋の影響がつよい。へメルエンアアド小地区を含む。 ブルゴーニュ品種。
エルギン 標高が高い。ソーヴィニヨンブラン、ブルゴーニュ品種。エリム小地区では草の香りの目立つものができる。 

気候と土壌
アンデス山脈近くに位置する。
カファジャテは赤道近くだが、冷涼な畑は高度2000メートルくらいまである。
熱射が強く、パラルと呼ばれるパーゴラ式の仕立て→日焼け対策(地面からぶどうが離れたぶどう棚を使う場合も)。
灌漑必須。
大陸性気候で雹が課題、ぶどうを守るためにネットを使用、畑を分散させる。

DO
サルタ
 カファジャテ、トロンテス。

ラ・リオハ
 ファマティナヴァレー、谷床で灌漑しつつ栽培、カベルネソービニヨン。

メンドーサ
 ルハンデクージョは標高が高い、マルベックの古木あり。
 マイプは標高低い。シラーカベルネ、大量生産。
 ウコヴァレーはもっとも標高が高い、夜は涼しい。シャルドネ、トロンテス、ソーヴィニヨンブラン。
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パタゴニア
 リオネグロ、ソーヴィニヨンブラン、ピノノワール。 

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