この日は朝からジン工場見学なのは決まっていたのですが、ほんならそのあと何しよう?って探してみたら見つけたのが、この地下鉄圏内のビール工場見学。
ホームページから予約し、20ポンドで見学できます。
こちらFullers Griffinのメインとなるブランド、ロンドンプライドは、お世話になっている東京江古田のBar KEITH様でも飲むことができます。
Bar KEITH
東京都練馬区栄町4−3 YKビル
こちらはロンドン、地下鉄のスタンフォードブルック駅から徒歩約10分、醸造所が見えてきました。
受付を済ませ、まず案内されるのは以前ホップ貯蔵庫になっていた博物館。
こちらで色々説明を伺い、満を持しての工場入りです。
まずは麦汁をあっためる装置。
これは昔使われていたものです。
見学させてもらえるのは、主に今使われているものより以前のものが多いかもしれません。
次にホップの説明。
ロンドンプライドには数種類のホップが配合されているとのことでした。
ホップの香りは産地ではなく品種で違ってくる、とのことで大変興味深い。
昔はロンドン周辺でもホップが生産されており、写真右下のホップ摘みみたいなのは秋の名物だったそうです。
こちらはニュージーランド産のホップのサンプル。
ニュージーランドで作られるスッキリしたソーヴィニヨンブランの香りを目指したそうです。
こちらは現在稼働している発酵タンク。
昔使われていた発酵槽はこちらの写真のようなものでしたが、ネズミが縁を走ってはアルコールにやられてネズミが落ちてひっくり返ってる、、という悪夢が繰り返されたこともあり、現在は完全に密閉されています。
さて、ここまでの見学で約1時間半、たっぷりビールのことを教えてもらえます。
そしてお待ちかねのやつ。
ここはね、なんと飲み放題なんですよ。
3時からのコースがその日の最終らしくてね、その後もうないからね、永遠に飲み放題です!
こちらにはオーガニックのビールもありました。
臭みの残る独特な味わいで、個人的にはもっとキンキンに冷やして飲みたい一本でした。
ワインだと、どのようにぶどうが作られているかまで気にして選ぶのに、ビールにしろジンにしろ、麦へのこだわりをほとんど聞かないため、私はとても不満です。
特に農薬などは蒸留酒だと溶け出してしまいそうなので、恐ろしく感じます。
見学担当の人もそんなこと聞かれても困るだろうと質問しなかったけど、フランスであそこまでぶどう畑を見てしまった以上ビールや蒸留酒に関しても、原料へのこだわりを是非聞いてみたい気持ちです。