私の友人の日本が好きすぎて日本に住んじゃったロシア人が言ってわりとびっくりした一言
「日本は主食がほぼ米だから飽きる」

お米民族わたし「主食に飽きる?!」

というやりとりがあったので、ならロシアはどうやねんというのを書いていきます

やはりヨーロッパ、パンはよく食されています。しかし我々が知るふわふわの白いパンではなく、白いパンでももっとゴワゴワです。
また、ライ麦パンも良く食されております。パンにニンニクを擦り付けて匂いをつけ、そのライ麦パンとニンニクの匂いを嗅ぎながらウオッカを飲むのがオツらしいです。
パンだけでなく、クレープ的なもの(ブリヌイ)を作って色々巻いて食べたり、水餃子のようなもの(ペリメニ)があったりと、小麦粉はよく使われます。
写真は水餃子のペリメニ。サワークリームをつけて食べますが、醤油かけた方がうまいってロシア人も言ってた。
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変化球なのはセモリナ粉。セモリナ粉をお湯で炊いただけのお粥も食されます。これはロシアの子供が嫌いな食べ物のランキング上位に入るらしく、いつもなんか可愛らしくデコられている画像を見かけます。病気の時の食べ物の定番のようです。

じゃがいも
寒い国で取れるのはほぼじゃがいもです。
しかし我々の知ってるじゃがいもよりも舌触りが遥かに滑らかです。北海道のじゃがいもですら比べ物になりません。スーパーだと1キロ100円以下で売ってるんですが、それでも美味しすぎていつまでもたべれます。
スーパーで売ってるマッシュポテトのインスタントとかめっちゃ美味しいし、じゃがバターの屋台とか本当感動します。
写真はロシア国内に展開するじゃがバターチェーンのкрошка картошкаのもの。じゃがいもを購入し、トッピングを選ぶ形式です。チーズとハムみたいなよくあるトッピングならジャガイモ込みで500円ぐらいですみます。
画像のやつはその時の限定メニュー、しいたけを乗せてしまったばっかりに1000円超えたじゃがいもの図。しかもこのしいたけ、なんか酢豚みたいな味付けで全くじゃがいもに合わない。ほんとチーズにしとけば良かったと心の底から思った。
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じゃがいも中でも皮がちょっと赤っぽくなってる品種があり、それが高級らしいです。

米もあります。種類は日本より豊富で、もっとパサパサしていて味が薄い感じがします。
メインディッシュの付け合わせや、米とマヨネーズとカニカマなんかを和えてサラダと呼ばれたりと、若干野菜寄りの扱いをされています。
写真は、シベリア鉄道の食堂車で、メインの肉の付け合わせとして扱われている米。特に味の印象はないので、不味くはなかったはず。
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そばの実
そばの実を茹でたものです。ロシア人的には、そこにバターを落として塩をひとふりして食べるのが一番懐かしい気分になるらしいです。香ばしくて美味しいです。
私はかつお節とめんつゆかけるか、ラタトゥイユをかけるのが一番うまいと思ってます。
食べてませんが、ロシアのデリバリー寿司屋でそばの実寿司を見かけました。あのパラパラをどうやって固めたのかは謎。
そばの実はそのまま食べる以外の調理法はないようで、シベリア鉄道にいたおっさんに「日本では粉にして麺にするんだよ」と言ったら、変なの。という反応が返ってきました。
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ロシアには主食や付け合わせといってもここまでの種類があるため、日本のとりあえず米、というのだと選べなくて飽きちゃうそうです。
ドイツ人の同僚が、日本は料理の種類が多すぎて選ぶのに疲れる、と言っていたのも思い出しました。