酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:発酵


ロシアの微発酵飲料、クバスとかクバースとかクワスとけ言われるものを仕込みました。
見た目はコーラそっくりですが、本来はライ麦パンから発酵させて作ります。

夏のロシアといえばクバス、路上にはクバスを売る車が現れます。
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また、アクローシカという、クワスを使ったスープなんかも美味しいです。
クワスが完成したら作ります。

クワス
材料
パン(できれば黒パン)  2切れ
水 2.1リットル
砂糖 60グラム
イースト 3グラム

作り方
パンは黒こげになるまでよく焼きます。
私は魚焼きグリルで焼いて燃えてました。消毒した瓶に材料を全て入れ、蓋をしてよく振り混ぜます。
混ざったら、爆発しないよう軽く蓋を開けて、発酵が進むのを数日待ちます。
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理想の見た目はコーラとか黒ビールの色です。

暖かくなってきたので、すぐ飲み頃になると思われます。
乞うご期待!


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祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」
ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」

 世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」
他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」





English translation of my book




トルコの蒸留酒、ラクのチェイサーとして現地で飲まれるかぶジュースを自作しています。
発酵に15日かかるので途中経過を書きます。
まず作った初日はこんな感じでした。
ビーツよりも色が出ない紫にんじん、水にすぐ色がつくことはありませんでした。IMG_4612

レシピや作り方はこちら



4月23日金曜日、作って2日後です。
ほとんど色が出ず、本当にここからピンクになるのか心配でした。

IMG_4625


4月25日日曜日、作って4日経ちました。
びっくりするくらい色が出てきて、発酵の泡も出ています。
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完成まであと約10日ほどです。

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食文化において発酵は切ってもきれない関係です。
その元になったのは野生酵母、そこらへんの草木や空気中に自然についているものです。
そんな野生酵母をぶくぶくして遊ぶやり方を書いているのがこの本、これを参考にトマトバジル酵母を作ってみました。
うまくできたのでメモ代わりにブログを残します。



煮沸した瓶にトマトとバジルを詰め込み、上まで浸かるよう水を入れ、1週間ほど放置します。

(詳しいやり方は本参照)
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1週間後、ぶくぶく発酵しています。
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これを元にしてフォカッチャを作ります。
粉のイーストと違い、こう言った酵母を使うときはパン種という、日本酒における酒母のような、酵母の培地を作ります。
パン種はこのレシピを参考にしました。

粉と混ぜてから18時間たってやっと発酵が始まり、そこからはオーブンの発酵機能を使い、タネの完成まで約24時間かかりました。

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タネと小麦粉、水、塩、オリーブオイル、必要に応じて砂糖を混ぜ、こねて1次発酵から2次発酵までさせます。
フォカッチャなので小麦粉は強力粉3対薄力粉1くらいで作りました。
パンはいつも目分量で、手触りで色々足すのでレシピ必要な人はググってください。

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焼き上がりがこちら、大成功です。

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残ったトマトバジル酵母を使ってスープを作りました。
潰したニンニクをオリーブオイルで炒め、パプリカ、ミックスシーフードと、最後に酵母と水を入れ、塩と一味唐辛子でピリ辛テイストにしてみました。
フォカッチャはチーズを挟んでも大変美味しいです!

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近隣のぶどう畑も収穫の季節を迎え、収穫機が右往左往しています。
そのせいで一部ネットの線が切られたりして、ネットの接続がうまくいかなくなっており、更新が滞っております。
ご当地あるあるすぎて、日本にいたら想像もつきません。

先日摘み取ったぶどうさんは、タンクの中でもりもり発酵していました。
その発酵しかけのぶどうさんたちを絞り、果汁だけでの発酵と熟成を続けます。
これはこの前2日くらい連続で怒涛の圧搾をやったので、圧搾作業が実際どんなものかという

タンクから出したぶどうさんたちを今度は圧搾機に入れます。
こんな感じで人海戦術、水玉のもたもたしてるのが私。

ぶどうさん入った。
ここで蓋を閉めて圧搾スイッチを入れます。
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スイッチを入れてゆっくり果汁を絞ります。
私の圧搾のイメージって、シャンパーニュでは1回の圧搾で2000リットル云々みたいなソムリエ教本の記載があったので、もっとザッパーンみたいな感じでした。
しかし実際は余計な雑味的なものを絞り出さないようにゆっくりじっくり圧搾します。
だから出てくる果汁もこの動画で分かる通り、ほんとポトポトポト…みたいな感じです。
通常の量産ワイナリーだとこの工程でワインの保存料の亜硫酸を入れたりするんですが、こちらのワイナリーはナチュラルワインなので、亜硫酸は入れません。

そうして絞った果汁はこちら!
すでに少し発酵してはいるものの、まだしっかり甘さも残っています。
日に日に甘さがなくなり、アルコールが増えていくのが舌で感じられます。
しかし香しさは常に健在、来年の完成が大変待ち遠しいです。
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圧搾作業は忙しく、機材の洗い物も溜まるし、人もいるからもりもり料理も必要だしでなかなか大変です。
そんな私のファイト一発用に頂いたのが、この圧搾前のぶどうさん!
発酵しかけてるので、ちょっとしゅわしゅわして最高においしいです!
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