酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:料理教室

ほうれん草パイ
材料
ほうれん草
ミント
ディル
フェタチーズ
パイクラフト
とき卵

作り方
ほうれん草とミント、ディルをみじん切りにし、フェタチーズと混ぜ合わせます。
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溶き卵をつけながらパイ生地にほうれん草のフィリングを敷いて丸めていきます。
最後は写真のように丸めます。
しかしお店で売ってるやつは、巻いてるやつよりも、ただパイ生地にフィリングを入れて、半分に折って、接着部を水か卵で止めていました。
また、フィリングそのものに卵を混ぜているお店もありました。

これを天板に乗せ、さらに上から卵を塗って、オーブンで焼きます。
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出来上がりがこちら!
ジャジキをつけながら食べるのが美味しいです。
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次にデザート。
これはパイという名前なんですが、完全にケーキでした!

オレンジパイ
材料
本体
オレンジ
ギリシャヨーグルト
砂糖
重曹
バニラエッセンス
パイクラフト

シロップ
オレンジ
砂糖
シナモン
クローブ

作り方
まずパイクラフトをちまちまめっちゃ細かくちぎります。
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その間にボウルにオレンジの皮をすりおろし、ヨーグルト、重曹、砂糖、バニラエッセンスを入れて混ぜます。
パイクラフトを刻み終わったらそれも加えて、ドロドロな生地にします。

これを天板に伸ばし、オーブンで焼きます。

別の鍋にさらにオレンジの皮をすりおろし、砂糖と水、シナモンを加えて煮て、オレンジシロップを作ります。
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出来上がった本体の生地に包丁で所々切れ目を入れ、シロップをかけます。

切り分けて残りのオレンジを飾って出来上がりです!
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これが思ったほど激甘ではなく、とても美味しいです。
私の舌が麻痺しているのかもしれない。
日本人向けにはハチミツをつかったりして甘さとカロリーを抑えるよう工夫してもいいかもしれません。

今日は料理教室。
参加者はアメリカ人ばかりで、みんな好き勝手思い思いにやる感じが日本っぽくなくてなかなか素敵でした。

一品めは、トルコでもよくあるやつ。
トルコのは炊いた米を混ぜるのに対し、こちらでは生米を入れて炊きます。

ドルマテス
材料
クレソン
ディル
ミント
玉ねぎ
肉(牛または鳥)
ぶどうの葉っぱ、キャベツなど

作り方
①ハーブ類と玉ねぎはみじん切りにします。細かめで。
②材料を混ぜます。
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③混ぜた材料をぶどうの葉っぱで巻きます。
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④ひたひたの水とオリーブオイルを入れて、水がなくなるまで1時間ほど炊きます。
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二品めは、こちらもトルコにある坊さんの気絶という料理。
料理の名前のイマーム(坊さん)という部分はギリシャでもイマームのよう。
トルコでは坊さんが
ただギリシャでは坊さんは気絶ではなく絶命するようです。

坊さんの絶命
材料
なすび
トマトソース
ディルとかハーブ類
ピーマン
玉ねぎ
にんにく
にんじん
ミニトマト
チーズ
上に乗せる用のバジル

作り方
まずはなすを縦に半分に切り、中の白いところによく熱が入るよう包丁で切れ目を入れる。
それをオーブンで焼く。
焼けて冷ましたら、中身をくりぬいて、皮と中身を分けておく。
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次にナスの具を作る。
ナスの中身を粉砕する。
ハーブ類、ピーマン、にんにく、玉ねぎ、にんじんをみじん切りにする。
にんじんあたりは千切りマシーンでシャリシャリする。

鍋を火にかけ、オリーブオイルを敷く。
にんにく、玉ねぎ、ナスの中身、ピーマン、にんじん、ハーブ類を投入し、よく炒める。
炒めたら、トマトソースと塩胡椒を入れ、よく混ぜる。

ナスの皮に具を詰める。
具の上にチーズ、半分に切ったミニトマト、バジルを乗せる。
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オーブンでしばらく焼いたら完成!

こちらが完成図。
トルコもギリシャも美味しいんですが。。
ドルマなんかは、米から炊くだけでこんなに味わいが変わるのかと。
坊さんの方は、こちらの方がお酒に合わせやすいと思いました。
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イランの主食はパンで、これも地域ごとに色んな差があります。
ご飯はその次のようです。

まずは炊飯です。
米に水を入れ、軽くかき混ぜて水を捨てる、というのを3回繰り返します。
日本の米研ぎよりも優しくやるイメージです。

その後お米を1時間半ほど水に浸します。
この時塩を入れます。

1時間半経ったら、多めの水で米を15分ほどグラグラと茹でます。
この時芯は取れるイメージです。
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水を捨てて、米をザルにあげます。
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ここからはおこげを作るプロセスです。
おこげはおこげで料理名があり、Takhdigと呼ばれます。
鍋の底が隠れるくらい油を敷きます。
その上に、こちらのご家庭では薄いパン(ラバシュ)を敷きます。
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その上に先ほどの米を入れ、軽く穴を開けます。
火にかける前に、水と少量の油を上からかけます。
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そして、弱火で炊飯します。
約1時間半ほど火にかけてました。
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おこげを作るためにパンを敷いてましたが、他にもじゃがいもを敷く方法もあります。
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パンを敷いたおこげはこんな感じに仕上がりました。
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じゃがいもはこんな感じ。
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イラン料理全般を見ていると、油を惜しまないことと、弱火でじっくり、というのがコツのやうです。

ハルワというお菓子は世界中で作られており、ロシアではひまわりの種、中東ではナッツ系、はたまたインドになるとなんとニンジンで作られます。
イランにももちろんあり、一般的なイラン風ハルワがこちらです。
Urmieの方に行くと、ナッツのハルワがたべれるそうです。

今日は魚料理を煮込む傍らでデザート作り。

お湯に砂糖を入れます。
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火にかけながら、沸騰しないような火加減にして、溶かします。
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サフランを入れて色と香りをつけます。
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砂糖と同量の小麦粉を炒め、きな粉ぐらいの色にします。
このとき焦がさないよう注意します。
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炒めた小麦粉に砂糖水を少しずつ入れます。
バターも大量に入れます。
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皿に盛り付けて完成!
ココナッツファインなどで飾りつけます。
暖かいままでも、冷たくしても美味しいです。
緑茶にぴったり!
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イラン南部のペルシャ湾沿岸では、かつての日本と同じで、魚をもりもり食べるそうです。
また、交易が盛んだった影響で、インドからタマリンドが伝わり、イランでも多く栽培され、使われるようになりました。
そんなお魚とタマリンドを使った料理がガリエマヒです。
ガリエ、というのがスープ部分を指し、マヒ、というのが魚のことだそうです。
例によってめちゃくちゃ煮込みます。

まずガリエを作ります。
以下全て弱火!
玉ねぎを粗みじん切りにし、炒めます。
ニンニクも2個ぐらいスライスして入れます。
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火が通ったらターメリックと塩コショウを入れ、さらに橋が焦げるくらいまで炒めます。
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タイム、コリアンダー、フェヌグリークのみじん切りを入れ、よく炒めます。
この時点でヤバいい匂い。
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トマトソースとタマリンドを用意。
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このタマリンドを4分の3ほど使い、水に入れてよく揉み、タマリンド水を作ります。
タマリンドは新大久保とかで見つかります。
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野菜を炒めてる鍋にタマリンド水をザルで濾し入れます。
ここから煮ること約1時間半から2時間!
味見して塩コショウで味を調整してください。
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その間にお魚、マヒを作ります。
こちらで使ったのはクロアジモドキというお魚。
青魚でした。
大きめのアジやヒラメとかタラとか、ムニエルに向いてる魚がオススメです。
小麦粉に塩コショウとターメリックを混ぜ、油で揚げ焼きにします。
両面焼いて、余った油はガリエにジュッと流し入れ、よく混ぜましょう。
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ガリエをお魚にかけて完成!
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ご飯はディルとそら豆のご飯、バガリポロです。
そら豆と米を別々で茹で、おこげを作るために一緒に鍋に入れて蒸し揚げます。
最後にディルを振り混ぜます。
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このガリエマヒ、お魚だけではなくエビで作るバリエーションもあるそうです。
個人的にはチキンもいけるかなと思っています。

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