酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:料理

世界で出会った美味しい調味料を紹介します。
辛いものもあれば、それさえあれば味が決まるものもあるし、料理の中で生きる調味料もあります。
使い切れなかったらもったいないので、オススメする人も書いておきます。

ラー油
中国の老干媽ブランドのラー油。
業務スーパーや中華食材店などで見かける。
ご飯にそのままかけても、パンにつけたり豆腐につけても美味しい。
好きなのはインスタントの焼きそばに入れること。
オススメする人:
料理をする人
料理をしない人
辛いのが好きな人


この画像のは2個で1000円くらいだけど、業務スーパーで1個300円くらいで売ってるはず。

タイスキのたれ
Healthy Boyブランドのもの。
サッと茹でたり炒めたりしただけの肉や野菜にかけても美味しい。
冷しゃぶなんて最適。
美味しいけど、1本で味が決まるので、普段料理する人は自分好みの味付けがあるため、使い切るのに時間がかかるかもしれない。
オススメする人:
料理をしない人
ピリ辛がいける人

サンバル
マレーシアからインドネシアにかけて広がるエビの発酵味噌みたいなもの。
マレーシアのものの方が辛さ控えめなことが多い。
チャーハンにしたり、ココナッツミルクと合わせて麺の汁にしたりするのが良い。
オススメする人:
料理する人
辛いのが好きな人

ぶどうの蜜
イランでフルーツのシチューを作る時に使っていたもの。
牛乳寒天みたいなお菓子にもかけていた。
そのままパンやクッキーなんかにかけるのもいい。
オススメする人
甘党な人

くるみの粉
とろみをつける時や、水分を吸わせて硬めのテクスチャにするときに最適。
うまみがかなり出る。
しかし油っこいので、こってりするため、特にお肉に混ぜる時は注意が必要。
オススメする人:
料理上級者

スワネティソルト
ジョージアのスパイスとにんにくと塩を混ぜた万能調味料。
色々なスパイスを混ぜるが、どれか一つが欠けてもいけない。
肉を焼く時にかけるのが一番オススメだが、野菜炒めにも良い。
オススメする人:
料理する人

ゲランドの塩のうまみはすごい。
バリ島の塩や、アンデスの燻製の塩もとても美味しい。
高い塩は500gで600円近い値段だが、例えば家族がいるようなお家だと、半年しない内にそのくらい消費する。
半年で600円で日々のご飯が美味しくなると考えると、大変コスパが良いとわたしは思う。
オススメする人:
あらゆる人

ディジョンマスタード
何かにちょっと加えるととてもゆるやかに美味しさが増す。
ドレッシングやピザソースまで、使い方は様々。
マスタードの元になるマスタードシードは南インドでもよく使われ、これがあるとうまみが引き立つ。
オススメする人:
料理する人

高いのは知ってる。


マッサ・デ・ピメンタォン
私は主に肉を煮込む時に使っているが、豆腐につけるとか、野菜炒めとか、すごく色々使い道があるらしい。
オススメする人:
料理する人

メキシコのチリソルト
1つ目はフルーツとかによくつけるTajin(タヒン)というブランドで有名な、レモンチリソルト。
<フルーツが不思議にうまくなる。
チリ自体がそこまで辛くないため、料理にもひとつかみくらいドサっと入れても良い。
オススメする人:
フルーツ好き
料理する人>
2つ目は、メスカルを飲む時にツマミになるグサーノソルト。
これは乾燥したイモムシをクラッシュしたものが入っており、色々考えてはいけないが、うまみがすごい。
これもみかんにつけると、メスカルの最強のつまみになる。
オススメする人:
よく酒を飲む人


今回の私の旅の大きな目的は、各国でご飯の作り方を習ってくることでした。
これまでにもやったことはあるのですが、その度に現地の調理器具が使いにくくて、思いっきり指を切ったことがあったり、割と派手に怪我をしてきました。
怪我を防ぎ、丁寧にいつも通り調理するためにもこれは持っていった方がよい、あったほうが良かった、と思う道具を書いておきます。
画像はアマゾンに飛んで買えるやつです。 


包丁
日本ではピンピンに研いだ包丁で優しく食材を切っていくが、海外において包丁は勢いをつけて叩き切るためのツールである。
なので全く切れないし、皮もむきにくい。
切れないために盛大に手を切ったことも何度もあるので、料理をする予定のある人は包丁は持っていった方が良い。
私が持って行ったのは、岐阜県の関で買った8000円ぐらいのお気に入りの包丁。 
飛行機では必ず預け荷物に入れること。

まな板
国によってはまな板がめちゃくちゃ小さい国がある。
ロシアとか、旧ソ連圏がそれだった。
A5かそれ以下の大きさの羽子板のようなまな板で頑張って調理していた。
確かに鍋に切った具材を滑り込ませるにはいいサイズだが、ザクザクみじん切りしたりするのには全く向いてないため、百均の薄いまな板でも持っていくのが良い。

砥石
料理を教えてもらうお礼に、全然切れない包丁をガッシガシ研いでピンピンにすると喜ばれる。
多分。
いやむしろ驚かれているだけな気もする。
1年間あったらたまに研がないと歯がなまくらになること、また今回途中でお料理のお仕事の予定があったので持参。
以下のツールが両方あれば、初心者でも百均の包丁をピンッピンにして使えるので超オススメ。 
こちらも凶器扱いされかねないので飛行機では預け荷物に入れること。
私がわざわざ1年間も世界中持ち歩いてたのはこれ。



研ぐのが苦手な人は、スーパートゲールという包丁の角度を一定にするツールを使うと良い。


おろし金
外国で和食を作るときや、フードプロセッサーがないときに活躍するのがこれ。
海外には売っていない。
チーズを削るやつは軽く千切りっぽくなって終わりで、細かくするためのものではない。
重いものではないので1つ持っていてもいいと思う。

現地の調理器具を実際に使ってみることももちろん大切ですが、怪我をして料理ができなくなってしまっては元も子もありません。
使い慣れた道具を使うのも大事だと思います。

 
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南米全土くらいの勢いで広がる南米ピロシキ、エンパナーダ。
今日はアルゼンチンのエンパナーダについて書きます。

チリで食べたエンパナーダは、1個でめっちゃお腹にたまるサイズの揚げパンでした。
そんなエンパナーダがアルゼンチンのレストランでは前菜の枠でメニューに載ってました。
そんなの前菜で食べたら絶対メイン入らんやろ、、と思ってましたが。

大きさの比較対象はビール。
アルゼンチンのエンパナーダはとても小さいです。
そして揚げではなく焼きです。
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チリで売ったてやつは具を色々選べましたが、アルゼンチンのやつは前菜枠だからか、特に選択肢もなく、問答無用で肉入りがきました。
そしてさすがステーキ大国、ペルーよりもチリよりも、遥かにお肉が美味しいです!
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チチャロン、と言えば、メキシコでよく見かけた豚の皮のサクサクに揚げたやつを思い浮かべてました。
チチャロンはよくタコスに挟まってたり、スープに入って出汁の役割をしていました。
割と獣臭がきつめな場合もあり、クセがありました。

ここペルーでもチチャロンを見かけて、てっきりその豚のやつだと思ってました。
しかしよくメニューにあるのが鶏のチチャロン。
鶏皮をあげたやつかと思っていたら、どうやら唐揚げのことをチチャロンと呼んでいました。

これは中華料理で出てきたチチャロン。
ちゃんとお肉を塩とかでマリネしている味がします。
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これは大衆食堂のチチャロン。
これも味がしっかり染みており、ケンタッキーのように衣だけのものとは全く違って、とても美味しいです。
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私は海外でウケやすい日本食として、よく唐揚げをチョイスするのですが、ペルーにおいてはその自信がありません!
この国のチチャロンは安くてもちゃんと美味しいです。

この記事、ペルー 来て結構初期段階に書いてたけど、もっとセビーチェに出会うかもしれない!と書かずにいました。
結果、セビーチェに飽き、今はチャーハンと魚フライ定食がお気に入りです。

セビーチェは湯通しした魚介類を、酢とパクチーなどのハーブで和えた食べ物です。
魚介類は、写真のはタコですが、サーモンだったりよくわかんない白身魚だったり色々ありました。
湯通しというか、かなり火が通っていることが多いなと思います。
また、酢もかなり効いており、日本の酢の物のようにみりんなど足さないため、酢が前面に出ており刺激的です。
むしろきつめのシメサバを食べているくらいの感覚です。
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もう一つのペルーを代表する料理がこのArroz con Pollo、直訳するとチキンライスです。
コリアンダーソースでチャーハンしたご飯の上に、グリルチキン(ダックとかもある)が乗ってます。
このコリアンダーソース、パクチー臭さが全くなく、旨味だけうまく残っており、パクチー嫌いの人もいける味だと思います。

余談ですが、メキシコにもペルーからセビーチェが伝わり、似たものが出来上がっています。
しかしこちらは魚介類の湯通しも軽めで、酢はそこまでたくさん使っていません。
刺身というか、カルパッチョというか、という気持ちで食べられます。
味的にも、魚の生さ加減も、私はこちらの方が好みでした。
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