酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:干し鱈


27日は帰国して1年の、私の中ではちょっと記念日感のある日です。
あのコロナ激化の中、帰ってこれて仕事も見つかったのは大変ラッキーでした。


最近色々と忙しく疲れてたんですが、月曜日くらいに塩抜きを始めた塩だらをそろそろ使わねばと、重い腰をあげました。

ボリーニョ・デ・バカリャウ
材料
干しだら 2枚
じゃがいも 3つ
刻んだねぎ 今回はスーパーで売ってる刻みネギのパック1つ全部投入
片栗粉 大さじ2と、揚げる前に軽くまぶすぶん適量
塩 少々

作り方
干しだらは五反田の南米食品店で買いました。
南米のやつは塩抜きに4日ほどかかります。
戻し方はこちらの記事を参照してください
じゃがいもを茹で、皮を剥きます。

じゃがいもに熱を入れてる間にたらの身をほぐすところまでやります。

戻した塩だらの皮を剥き、レンジでチン(うちのは自動で70度にしてくれる仕様)して軽く火を通します。

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チンすると水が出るのでそれを捨て、身をほぐします。
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茹でて皮を剥いたじゃがいもをマッシュし、たらの身と混ぜます。
ねぎ、片栗粉、塩(小さじ1くらいかな)を入れてよく混ぜます。
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混ぜたら整形し、熱した油に入れます。
揚げる前にこんな感じでかるーく片栗粉をまぶします。

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このくらいのきつね色になったら完成です!

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今日開けるビールはパナマのものです。
FOODEXで頂いた試供品で、日本で正式に販売されてるかは不明です。
あっさりした海外のビール感はありますが、ブラジル料理と相まって、大変海外感を感じることができます。

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これはサンパウロの市場でたべためちゃうまボリーニョデバカリャウ!
このサクサクみも、なかなか良く再現できたと思います!
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祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」


ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
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世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
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他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」

塩たらを3日かけて水で戻しました。

今日はこれを使って料理します!
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ソムリエ教本にも載っていて、試験前に作ってみたブランダードというタラとじゃがいものマッシュポテトみたいなやつ。
当時は干し鱈もわざわざ買わず、普通のそこら辺の切り身のタラを使いました。
美味しかったけど、なんか特に印象にも残らない味でした。

しかしフランス現地で食べたブランダードは、舌に干し鱈の繊維が触るようなざらつきと、たっぷり使われたハーブがとてもワインを飲みたくなる逸品でした。
せっかく干し鱈があるので作ってみようと思います。


ブランダード
2人分くらい
材料
もどした塩たら 2枚
じゃがいも 小4つ
牛乳 1.5カップ
にんにく 2かけ
ローリエ 1枚
タイム 大さじ1

作り方
塩たらは皮を剥き、2センチ幅くらいに切って鍋に入れます。
その鍋に、牛乳、にんにく、ローリエ、タイムを入れて煮ます。
沸騰したら弱火にし、吹きこぼれないよう気を付けながら5分くらい煮ます。
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その間にじゃがいもを茹でます。
私は早く火を通したいので、小さく切って水はひたひたにします。
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茹で上がったタラは、牛乳を半分除き、身をほぐします。
というかマッシュします。
茹で上がったじゃがいもも同様にマッシュし、タラと牛乳と合わせてよく混ぜ、滑らかにします。
余った牛乳はパンでも浸して焼いてフレンチトーストにでもするといいと思います。
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耐熱容器に移し、オーブンで表面に焦げ目をつけます。
今回は200度で20分焼きました。
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出来上がり!
写真ではわかりにくいけど焦げ目がついています。
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お味はまさにフランスで食べた、ワイン欲しくなるあの食感、あの味!
ハーブとにんにく、牛乳がタラの臭みを消して、とてもいい味を出しています!
(塩たらは袋を開けた瞬間から漁港を凝縮したようなすんごい臭いがします)
しかしこのタラ4切れ分入って1600円くらいだったことを考えるとおいそれと買えるものでもありません。
食感考えると、ツナ缶で代用できないもんかな?と思っています。

フランスで食べたブランダードは、この写真の真ん中の、バットに入ったもの。
南フランスらしくハーブがたっぷり入っており、滑らかで、ステイしていたワイナリーの白ワインととってもよく合いました!
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五反田の南米食材店で、ブラジルの塩ダラを買ってきました。
これで大体10cm×20cmくらいの大きさで、4枚タラが入って1600円くらいでした。 
ブラジルの、というか元々はポルトガルの食べ物です。
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このパッケージの中にタラが4切れ入っていました。
厳重に包まれたラップを開けると、途端に魚屋さんというよりもはや漁港みたいなすごい匂いがします。
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まずは2切れ戻してみます。
これの周りについた塩を流水で洗い流した後、水につけ、冷蔵庫にいれておきます。
この水を1日4-5回交換するという作業を3日ほど続けます。
さらに、この水も冷蔵庫同じ温度ではないといけないそうで、ペットボトルに入れて一緒に保存します。
もしかして動物飼うよりめんどくさいのでは。
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3日後の塩たらがこちら。
ふっくらプルプルになっています!
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