酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:家飲み

私は友達多い方だと思うんですが、まだコロナになった人は周りに一人もいません。
しかしイギリス在住の友人は、お隣さんがコロナにかかった、と言っていました。
イギリスでは症状が出たらコールセンター?みたいなところに電話するそうです。
症状が酷ければ入院だそうですが、そうでは無い場合は検査もされないまま家で待機だそうです。
なので、めちゃくちゃ増えてるイギリスの患者数は、あくまで入院になった人の数であり、それ以外にも気合で寝て治したカウントされないひとたちが多数いるようです。
どの国もそうですが、表示される数より凄そうです。
イギリスのみならず世界各国に住む友人たちの無事を祈ります。

今日もニート私はおうちで過ごします。
いつものようにおつまみ作りに励み、朝から同居させてもらっている友人と一杯やっていました。
これは友人から教えてもらった一品。
関西で生まれ育った私は、ちくわぶというものは東京に来てから知りました。
おでんに入れるらしいと言われてやってみたけど、そこまでうまいもんじゃ無いなあと思っていました。
これを食べるまでは。
やっと、ちくわぶのための最良の料理法をみつけてあげられたな、という気分になりました。



ちくわぶの炒め揚げ
材料
ちくわぶ 1本
ごま油 大さじ2-3くらい
醤油 適量
かつおぶし 小袋の半分くらい

作り方
ちくわぶは薄切りにする。
フライパンにごま油を多めに敷き、フライパンが暖まったらちくわぶを入れる。
手早く混ぜ、ちくわぶ全体にごま油を行き渡らせ、フライパンに広げてじっくり焼く。
オススメはカリカリになる程度。
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カリカリに焼けたら醤油を垂らし、かつおぶしをかけたら完成!
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シンプルですが、大変美味です。
ビールでも日本酒でも無限に飲みたくなってしまいます。

あー早くアル中ニート生活やめて働きたいなあ。

先日練習したサンパウロ市営市場で食べた豚バラ(Pernil)煮込みのサンドイッチ、今回はちゃんと赤いパプリカで調味料から作ってリベンジしました。
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練習の様子はこちら


パプリカの調味料については、こちらの本を参考にしてください。
またはカルディで買えるようです。
つくるのに数日かかるので、面倒な人は買いましょう。

サンパウロ市営市場風豚バラ煮込み
材料
豚バラ 150グラムくらい
玉ねぎ 半分
トマト 小1個
にんにく 1かけ
唐辛子 1本
マッサ 大さじ2くらい
白ワインビネガー 大さじ2くらい
砂糖 大さじ半分

作り方
肉をジップロックなどに入れ、マッサ、ワインビネガー、砂糖を入れて揉んでおく。
玉ねぎを粗みじんに切る。
トマトもミニトマトくらいのサイズに切る。
フライパンに油をしき、にんにくを炒める。
香りが出たら玉ねぎと唐辛子をいれ、火が通って透明になったらトマトを入れ、炒める。
トマトの皮が縮れてきたら、肉を調味料ごと投入する。
肉に火が通ったら味見して必要に応じて調味する。
基本この時点で味は決まってるはず。
味が決まったら完成!
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前回よりも米よりパンに合う感が増した感じがあります。
子供から大人まで超万人受けする味にできました!
とはいえ大人にはピノとかの軽めの赤ワインがいるとおもいました。
ちゃんとしたマッサのおかげで、旨味のみならず塩味からほのかな甘味までバッチリ決まったのは快感でした。
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世界で出会った美味しい調味料を紹介します。
辛いものもあれば、それさえあれば味が決まるものもあるし、料理の中で生きる調味料もあります。
使い切れなかったらもったいないので、オススメする人も書いておきます。

ラー油
中国の老干媽ブランドのラー油。
業務スーパーや中華食材店などで見かける。
ご飯にそのままかけても、パンにつけたり豆腐につけても美味しい。
好きなのはインスタントの焼きそばに入れること。
オススメする人:
料理をする人
料理をしない人
辛いのが好きな人


この画像のは2個で1000円くらいだけど、業務スーパーで1個300円くらいで売ってるはず。

タイスキのたれ
Healthy Boyブランドのもの。
サッと茹でたり炒めたりしただけの肉や野菜にかけても美味しい。
冷しゃぶなんて最適。
美味しいけど、1本で味が決まるので、普段料理する人は自分好みの味付けがあるため、使い切るのに時間がかかるかもしれない。
オススメする人:
料理をしない人
ピリ辛がいける人

サンバル
マレーシアからインドネシアにかけて広がるエビの発酵味噌みたいなもの。
マレーシアのものの方が辛さ控えめなことが多い。
チャーハンにしたり、ココナッツミルクと合わせて麺の汁にしたりするのが良い。
オススメする人:
料理する人
辛いのが好きな人

ぶどうの蜜
イランでフルーツのシチューを作る時に使っていたもの。
牛乳寒天みたいなお菓子にもかけていた。
そのままパンやクッキーなんかにかけるのもいい。
オススメする人
甘党な人

くるみの粉
とろみをつける時や、水分を吸わせて硬めのテクスチャにするときに最適。
うまみがかなり出る。
しかし油っこいので、こってりするため、特にお肉に混ぜる時は注意が必要。
オススメする人:
料理上級者

スワネティソルト
ジョージアのスパイスとにんにくと塩を混ぜた万能調味料。
色々なスパイスを混ぜるが、どれか一つが欠けてもいけない。
肉を焼く時にかけるのが一番オススメだが、野菜炒めにも良い。
オススメする人:
料理する人

ゲランドの塩のうまみはすごい。
バリ島の塩や、アンデスの燻製の塩もとても美味しい。
高い塩は500gで600円近い値段だが、例えば家族がいるようなお家だと、半年しない内にそのくらい消費する。
半年で600円で日々のご飯が美味しくなると考えると、大変コスパが良いとわたしは思う。
オススメする人:
あらゆる人

ディジョンマスタード
何かにちょっと加えるととてもゆるやかに美味しさが増す。
ドレッシングやピザソースまで、使い方は様々。
マスタードの元になるマスタードシードは南インドでもよく使われ、これがあるとうまみが引き立つ。
オススメする人:
料理する人

高いのは知ってる。


マッサ・デ・ピメンタォン
私は主に肉を煮込む時に使っているが、豆腐につけるとか、野菜炒めとか、すごく色々使い道があるらしい。
オススメする人:
料理する人

メキシコのチリソルト
1つ目はフルーツとかによくつけるTajin(タヒン)というブランドで有名な、レモンチリソルト。
<フルーツが不思議にうまくなる。
チリ自体がそこまで辛くないため、料理にもひとつかみくらいドサっと入れても良い。
オススメする人:
フルーツ好き
料理する人>
2つ目は、メスカルを飲む時にツマミになるグサーノソルト。
これは乾燥したイモムシをクラッシュしたものが入っており、色々考えてはいけないが、うまみがすごい。
これもみかんにつけると、メスカルの最強のつまみになる。
オススメする人:
よく酒を飲む人


インドはケララ州で、アーユルベーダの治療院にいた時に出てきたご飯のおかず、ジャックフルーツの種のなんかおかず。
治療院の中にも周りにもなんかもうジャックフルーツがもりもりなっており、あんなに重そうな、落ちてきたらそこそこダメージありそうなものがぶら下がっている光景はシュールでした。
ジャックフルーツの実はもちろん甘くてとってもおいしいのですが、治療院の人は口を揃えて種が一番うまいと言っていました。
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レシピを検索するにあたり、この調理法はなんというのか治療院で働いていらっしゃった方に伺ったところ、炒め蒸しを意味するウッペーリではないかと言われました。
しかしインドも調理法の名前とかそんなのが、おそらく地域によって違うようで、ウッペーリはココナッツミルク煮だとか、バナナチップスのことだとか情報が錯綜していました。
見つけたレシピで一番近そうなのは、ポリヤルと書いてあり、野菜の炒め揚げに近いものでした。
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肝心のジャックフルーツの種はとっても香ばしく、栗のようにコリコリしていました。
その歯応えから、最初はピーナッツかカシューナッツで再現しようと思ってました。
そしたらなんと缶詰で売ってました。
さすが新大久保イスラム横丁、本気でなんでもあります。
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ジャックフルーツの種のポリヤル
材料
ジャックフルーツの種 1缶
玉ねぎ 半分
マスタードシード 大さじ半分
コリアンダー 小さじ2
クミン 小さじ2

作り方
ジャックフルーツ缶の中身はこんな感じ。
塩水に浸かっているので、水を捨てる。
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玉ねぎを粗みじんに切り、透明になるまで炒める。
できたらちょっとお皿に取っておく。
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スパイスをテンパリングする。
フライパンに油を敷き、マスタードシードがパチパチ言うまで炒める。
今回使ったクミンはホールだったので、一緒に炒めた。
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パチパチ言い出したらジャックフルーツの種と玉ねぎを入れ、味見しながら塩を足す。
よく炒め合わせて完成!
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食べてみたけど、缶詰のやつは柔らかすぎると思いました。
なんだか白いんげんの煮物でも食べているようです。
再現するならカシューナッツとかピーナッツでやった方がいいと思いました。


インドの道端でじゃがいもの何かを売ってる人がいました。
このいもお焼きみたいなのを皿にとり、
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グチャグチャと潰してソースやらヨーグルトやら野菜をかけて出てくるのが、
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これ。
Aloo Tikkiといいます。
アルーはヒンディー語(多分)でじゃがいもの意味です。
お店によってかかってるものは違いますが、野菜と甘めのタマリンドソースとその他マサラがかかってるのが鉄板だそうです。
というわけで再現してみました。
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アルーティッキ
材料
じゃがいももちの材料
 じゃがいも 2個で10個分くらい
 片栗粉 じゃがいもと同量
ソースの材料
 チキンスープの素 1個の半分
 カレー粉 小さじ1.5-2くらい
その他トッピング
 玉ねぎ 8分の1くらい
 トマト ミニトマト3つくらい
 パクチー 適量
 ヨーグルト 適量
 ガラムマサラ 適量

作り方
じゃがいもを皮を剥き、さいの目に切る。
じゃがいもより少し多めくらいの水を入れ、ゆでる。
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茹ってきたらお玉の底で潰す。
泡立て器で混ぜるのも早い。
(冷めたら固まるので、お手軽マッシュポテトやポテサラとして応用可能)
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じゃがいもと同量の片栗粉を入れ、よく混ぜる。
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整形する。
食べない分は冷凍しておいても良い。
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油多めのフライパンで揚げ焼きにする。
両目が狐色になったらOK。
冷凍しておいたいももちの場合は、一度チンして中まで解凍してか、焼くこと。
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野菜をみじん切りにしておく。
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パクチーは全く売ってないため、こちらを使用
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カレースープをつくる。
水1カップくらいを沸騰させ、チキンブイヨンを1個の半分くらい溶かし、カレー粉を同じだけ混ぜる。
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焼き上がったいももちにカレースープ、ヨーグルト、野菜をかけて完成。
やはり片栗粉が多いともちもちになり、インドの露店みたいにサクサク切れないため、片栗粉は控えめでも良い。
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今回はタマリンドシロップの代わりにカレースープにしました。
じゃがいもに甘いものをかけるのがどうしてもなんか好きになれず、カレースープを作りました。


いももちはチーズを入れたり載せたりしても美味しいです。
砂糖醤油で海苔巻いて食べるのもとても秀逸でローコストなおつまみになります。
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