世界で一番美しいと言われるのが、このレコレータ墓地です。
墓地は大変広く、お目当のお墓を名簿から探すのも一苦労です。
墓地といっても地面に十字架をぶっ刺したようなものとはちがい、メキシコの墓地のように建物のようになっています。
1つの建物の中に家族で入っていたり、1人で独占していたり、いろいろです。
こうやって見るお墓は、お墓というよりももはや街のようになっています。
一つ一つの建造物に工夫が凝らされており、個性的です。
奥にある教会では、棺運搬用のゴロゴロが置いてありました。
この墓地の私のお目当一つ目がこちら、ルフィーナ・カンバーチェッレのお墓。
彼女は若く美しい時に突然死しここに葬られたのですが、あるときお掃除していたおじさんが、棺の蓋がズレているのに気づいたと。
それがこちら、鉄格子の隙間から撮りました。
蓋を開けて見ると、棺の蓋の裏に引っ掻いた跡があり、顔は苦悶に歪んでいた、と。
本当か嘘かはわかりません、というのがこのお話です。