酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:唐揚げ

先日チチャロンという食べ物を頼んだら唐揚げが出てきたという話を書きました。
しかし本来チチャロンは唐揚げではなく、じっくり煮込んで味が染みた豚の角煮みたいなものだそうです。
マラの街はこの煮込みチチャロンが有名で、大通りにはチチャロンやさんが立ち並んでいます。
こういうお肉がゴロゴロ入った大鍋がたくさんあります。
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チチャロンはトウモロコシの蒸しパン、タマーレと一緒に食べるのが定番だそうです。
このタマーレ、チチャロン肉と一緒に蒸して?煮込んでいて、味やら旨味やらがしみしみになっていて最高です。
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私個人のおすすめは、このカリカリコーンとお肉を一緒に食べること!
この肉と一緒に食べるために生まれたんじゃないかと思うほど最高にあいます。
このカリカリコーンは主食枠なのかスナック枠なのか、よくペルー飯に登場します。
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こちらが肉汁の染み込んだタマーレ。
裏返すとお肉の塊がごろっと入っています。
マラもリマから近いし、ぜひチチャロンを食べに行って欲しい気持ちです!
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チチャロン、と言えば、メキシコでよく見かけた豚の皮のサクサクに揚げたやつを思い浮かべてました。
チチャロンはよくタコスに挟まってたり、スープに入って出汁の役割をしていました。
割と獣臭がきつめな場合もあり、クセがありました。

ここペルーでもチチャロンを見かけて、てっきりその豚のやつだと思ってました。
しかしよくメニューにあるのが鶏のチチャロン。
鶏皮をあげたやつかと思っていたら、どうやら唐揚げのことをチチャロンと呼んでいました。

これは中華料理で出てきたチチャロン。
ちゃんとお肉を塩とかでマリネしている味がします。
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これは大衆食堂のチチャロン。
これも味がしっかり染みており、ケンタッキーのように衣だけのものとは全く違って、とても美味しいです。
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私は海外でウケやすい日本食として、よく唐揚げをチョイスするのですが、ペルーにおいてはその自信がありません!
この国のチチャロンは安くてもちゃんと美味しいです。

世界最速のZip Lineを体験後、イギリス北部を目指す道中で、ブラックプールから約30分のところにあるキャロリンさんのお宅にお世話になることにしました。
私は料理が得意なので、お礼にと和食を作ることにしました。
キャロリンさんと息子さん、キャロリンさんの友達2人がジョインしたとってもとっても楽しすぎるパーティーでした。
キャロリンさんの友人ジョンさん推定50歳くらいは、日本食が初めてでドキドキしながら来たらしく、私としてもハードルが上がります。

メニューは、手巻き寿司と唐揚げ。
以下レシピとTipsを記載します。
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手巻き寿司
材料

ご飯(パエリアライスを数時間水に浸し、よく研いでから炊くことで、粘りを出すことができました)
ワインビネガー
砂糖
具材
カニカマ
きゅうり(塩もみしました)
ツナマヨ(水煮が美味しいらしい)
のり(写真のSUSHI NORIがなかなか湿気なくて、扱いやすくて秀逸だった)

唐揚げ
材料

鶏むね(胸肉は日本以外では基本的にめっちゃ高い。モモ肉は骨がついていて処理が面倒。フランスのものよりパサパサしている)
衣の小麦粉(この付近のスーパーでは片栗粉(Potato Starch)は見つからなかった。存在すら知られていない)
醤油(イギリスの調味料は総じて味が若干薄めな気がするので、味を見つつちょっと多めに使っても良い)
赤ワイン
砂糖
にんにく(他の国よりも粒が小ぶり。しっかり味があって美味しい)
生姜 (乾燥のを使用)
漬け込みは、朝8時くらいから夕方5時くらいまでやりました。

結果、みんなにすごく喜んでいただきました!
寿司は生魚のイメージがあって嫌がる人は一定数いますが、ツナマヨやカニカマを使えば解決できると思います。
また、唐揚げは人生で一番美味しいレベルだと言ってもらえました!

この国の習慣なのか、あの時のパーティーは良かった、今晩は楽しい、ということをよく話しています。
我々はFacebookに載っけて終わるけど、そうやって語り合うのも大変いいなと思いました。
この日のパーティーは、確実に語るヤツになるほど楽しかったです! 

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