酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:古代ギリシア

考古学博物館を抜けると両側に2つの露天風呂があります。
多分現地の人は露天風呂だと思ってないからBathというのはやめましょう。
一つは有名なパムッカレの石灰華段丘、もう一つはクレオパトラプールといわれる素敵露天風呂です。

まずは一つ目、有名な石灰華段丘。
靴を脱いで裸足で降りていきます。
綺麗です!
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温泉は浅く、温度は約36度、かなりぬるめなので昼間暑いうちに入るのがオススメです。
子供がちゃぷちゃぷしている程度で大人は誰も浸かっていませんでしたが、湯船シックの私は、率先して服脱いで浸かりました。
更衣室はここにはないので予め水着を着ていき、服を脱ぐだけで入れるようにしていきましょう。
あとは先陣を切る勇気だけ!
しかし後述のクレオパトラプールで色々満たされるので、これは景色を楽しむ記念入浴兼毛穴の掃除くらいで充分です。
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お湯の濁ったようなのは石灰です。
こんな感じで底に固まっています。
これを顔に塗ると、皮膚の余分な油分や汚れを取ってくれます。
実際ツルツルになったし、売店でも売ってました。
多分瓶に詰めて持って帰っても怒られません。
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入浴後に着替えたい場合は、後述のクレオパトラプールの方の更衣室(徒歩5分くらい)が使えます。
無料です。

2つ目、クレオパトラプールです。 
これは本当に良い、とても良い、また来たい。
本物の古代ギリシア遺跡が沈み、クレオパトラも実際に入浴したといわれる温泉です。
これは入場料が別途50リラ、約1000円かかります。
トイレはOKだけどその他の理由で退場はできず、再入場もできないので、お腹がいっぱいなうちに入りましょう。
水温は40度より低いぐらい、ぬる湯なのでいつまででも浸かってられます。
アジア人は誰もいなかったけど、これは本当に良かったので、正直石灰華段丘で風呂に浸かるより良いです。
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コインロッカーは5リラ、更衣室やトイレの使用は無料です。

温泉の成分表なんかも貼ってあります。
きっと石灰がベースで毛穴の汚れが綺麗になる系です。
髪はバシバシになります。
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さて、帰り道。
パムッカレからバス停まで行くには、この石灰華段丘を降りていくのが早道だと言われました。
コンクリートの道は大回りなので、徒歩だとオススメできないとか。
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時々こんなガケを裸足で歩く場面もあり、なかなかスリリングでした。
手すりも柵もありません。
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結果、ヒエラポリスから回ったのは、パムッカレを下ることになり、正解だったと思います。
日中は暑かったけど、パムッカレのバス停で降りてこれを登るよりは遥かに良いです。

必須の持ち物は以下
・でかい水
・帽子
・ばんそうこう(石で足を切る人が多いようで、そこら辺に血が落ちてた)
・水着(予め着用必須)
・タオル
・瓶(石灰を持ち帰りたい人用)

イズミル中心部から電車やバスを乗り継いで1時間半、古代ギリシアの遺跡、エフェソス古代遺跡にやってきました。
電車でTepekoy駅で乗り換えでSercuk駅まで行き、Sercuk駅近くのバスターミナルからミニバスに乗ります。
公共交通機関のみを利用する場合、エフェソスに行くにしろ、クシャダスに行くにしろ、シリンジェ村に行くにしろ、このSercuk駅を拠点にして移動するしか方法がないようです。(2019年7月8日)

エフェソス入ってすぐは円形劇場や港の跡などが目立つのですが、本当にすごいのはここから。
この素敵な図書館の入り口!
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細部まで綺麗に彫刻が残っています。
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さらに奥に進むとこちらも素敵な門構え。
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説明がなかったのですが神殿跡と思われます。
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かなり広い遺跡で、普通に歩いて見て回るのに1時間くらいかかります。
炎天下を歩くのはかなり根性がいります。
訪問は朝早くか夕方ぐらいがオススメです。
また、遺跡の中では水が6倍の値段になるので、入り口の前で買って入りましょう。

世界史の教科書にも残るエフェソス、ここでネストリウス派キリスト教が異端と認定され、それがアジアまで伝わったのかと思うと胸熱です!

ちなみにトルコの有名ビール、エフェスの工場はここにないそうです。
工場はイズミル中心部にあり、工場見学とか無料ビールとかはないとのことでした。
ざんねん。

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