南米最古のアルコール飲料はアガベから作られるプルケです。
それがテキーラになるには、スペイン人が蒸留技術を持ち込む必要がありました。
南米で2番目に古い酒、となるとこれはワインです。
ソムリエ教本には載っていませんが、メキシコでもワインは作られており、割と美味しくできています。
割と、というより最初作ってみたらめちゃくちゃ美味しくできてしまったため、自国のワイン産業が脅かされると考えたらスペイン人たちは、1810年までワイン醸造を禁じます。
生産地域はカリフォルニア直下のバハカリフォルニアや、メキシコシティからほど近いグアナファトやグアダルーペのようです。
こちらのお店のメニューを見るとメキシコワインにもDOの表記がありますが、テキーラですら法律管理がかなり緩いと感じるので、おそらくワインもまだちゃんと法整備されていないものと考えます。
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こちらはグアダルーペ産のジンファンデル、グルナッシュ、カリニャンの甘い系コンボ。
まあこのぶどうを混ぜれば間違いない、という感じの味でした。
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スーパーで買ってみたのは両方バハカリフォルニア産、白はリースリングに赤はネッビオーロです。
白はワイン名がライン川の城、となっている通り、ほんのり甘口しかしすっきりしたリースリングです。
赤のネッビオーロはイタリアのバローロと違ってタンニンがかなり少なく、開けてすぐ飲んでも美味しく飲めました。
色も紫に近く、ネッビオーロらしさがなくて、逆に不安になってしまう味でした。
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