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イタリア 体調を崩して病院まで行った話 My story of Italian hospital experience
I caught a cold in Milano.
I didn't expected that this made me realize a lot of difference between Japan and Italy.
風邪をひきました。
まずは喉が痛いので薬局にきました。
薬局も番号札制とは、大変イタリアらしいですね。
自分の前に20人くらい並んでるようでしたが、ただのレジ待ちの人もいるので、郵便局などと比べて割と早いです。
I'm in Milan already like 7 days, and I caught a cold and had sore throat.
So I went to pharmacy as usual I do in Japan.
Pharmacy also made me wait like post office.
薬剤師さんは英語が通じたので自分の症状を英語で説明し、お薬をもらいました。
熱冷ましと喉スプレーです。
They gave me a spray for throat and tablet for fever.
翌日もまだ喉がイガイガしたのでスーパーで、生姜の乾燥したやつとハチミツを買います。
生姜はZenzeroと言うんですね。
その翌日、喉の痛みは扁桃腺付近から気管支の方まで移動しました。
日本にいた頃もよくかかっており、すぐ病院で抗生物質を処方してもらって事なきを得ていました。
薬で様子を見つつイタリアの病院についていろんな人に聞きました。
①Misericordia
慈善、という意味のイタリア語で、有料で緊急診療もしてくれるところらしい。
しかしフィレンツェにしかないと後から判明。
②Pronto soccorso
救急外来のこと。
基本無料で見てくれるらしいが、市内中心部は最低8時間くらい待つよ、と言われる。
This day, deep inside of my throat started to have pain, like I used to have in Japan.
I knew I cannot get over this without antibiotics, so I started to ask my friends about Italian medical system.
One is called Misericordia, a hospital organized by Christian group, which accepts emergency patients with payment. Later I found out that this only exists in Frolence.
The other is called Pronto soccorso, which means ER. ER in Italy is open for really everybody, including foreigners, they treat everybody for free. However, Pronto soccorso in the city center let them wait like 8hrs.
まずはMisericordiaをグーグルマップで検索し、出てきたところで営業してるところに突撃しました。
するとただの教会で、マリアさまにお祈りをささげて終わりました。
このシステムがフィレンツェのみだというのは、後から知りました。
First I went to Misericordia, since I didn't know that it doesn't exist in Milan.
The one I found on Google map was just a church, the nun in the church prayed for my sickness.
次にMisericordiaの方に聞いて、Pronto soccorsoに行きました。
Googleマップを見ても、確かにその方角にPronto soccorsoと書いてありました。
しかし到着するとそこにはVeterinarian、獣医、との記載。
一旦病院に行くのは諦めることにしました。
Then I tried to go to Pronto soccorso, by asking to the nun in Misericordia.
I confirmed on Google map, that the Pronto soccorso really exists in the direction she pointed.
And it was veterinarian hospital.
This day I decided to stay at hostel and sleep.
翌日。
イタリアにツテがある友人の紹介で、ミラノ在住のお医者さまが本日Pronto soccorsoに在勤との情報を得ました。
その方に話を通していただき、Ospedare San Raffaele(サンラファエロ病院)に向かいました。
大変大きな総合病院です。
マップでPronto soccorsoを探します。
Today, my friend gave me a message, that her friend knows a doctor in Milan.
And luckily, really luckily he was in Pronto soccorso this morning!
I called UBER and went to the San Raffaelo Hospital.
受付で名前が伝わった時は泣きそうになりました。
番号札を持って待機します。
My friend told about me to the doctor, so that reception easily recognized me.
I was almost crying for releaf.
They gave me the waiting number.
喉を見ていただき、聴診器をあててもらい、胸が少々苦しかったため、肺炎を疑ってレントゲンを撮りました。
結果は、ただの風邪でした。
気管支炎ですらなかったです。
どうやらイタリアはそのあたりの診断基準が違うようでした。
He checked my throat, breath and X-rayed my chest to check if my lang is contaminated, and the result was just a cold, not even a bronchitis.
The doctor I usually see in Japan always called this bronchitis, but the basis seems to be quite different.
しかも驚いたことにお薬もなしでした。
日本だと抗生物質に咳止めにたくさんくれるけど、病気したらたっぷり休ませてもらえるこの国では、そんなのより寝てるのが一番との考えのようです。
薬局でも咳止め用、鼻水用、喉の腫れ用、などそれぞれに特化した薬は見かけませんでした。
あっても喉用スプレーとかそういう感じでした。
だから日本人めっちゃ働く。
Surprisingly for me, they didn't gave me a medicine or prescription.
Usually my doctor give me plenty of tablets like antibiotics so that I can keep on working.
However this country gives people plenty of resting time to recover, so they just use it only when necessary.
Also I couldn't find tablet for running nose, caughing, swollen throat...etc, I only found some spray for throat, caugh candy...
支払いは、もらったカルテのコピーについてるバーコードをスキャンして、カードで支払えました。
The payment has been done by a machine, by scanning a bar code, and it accepted my credit card.
海外旅行保険は、クレカのカバー期限が切れていることに気づき、慌ててかけました。
日本の海外旅行保険は、出国前にしかかけられません。
なので、私はオーストリアのWorld nomadという会社のを使いました。
これのいいところは、ヨーロッパ、東南アジア、とかエリア単位でかけられること。
いつどこにいるかイマイチ決まってない私には大変嬉しいです。
また、私の国民健康保険の保険料は月2万5千円を超えるのですが、これを40日ほどヨーロッパ対象にかけたところ、179ドルでした。
ネットでポチッと加入できます。
ただし、渡航後の加入の場合、加入から72時間後から保険が有効になります!
以下詳細
Buying after you've left your country of residence
If a policy was purchased after you left your country of residence (as defined in the policy wording), there is a waiting period of 72 hours before the insurance takes effect. Any illness or injury occurring during this waiting period will be considered a pre-existing medical condition and is not covered under the terms of this policy. If an injury resulting from an accident occurs after the policy start date, you will be covered from the time of the accident, subject to the accident being witnessed and verified by an independent third party.
だからこの一連の医療費は請求対象外です。
他にもグローブパートナーというフランスの保険会社がありましたが、そちらは1つの国に長くとどまる場合に使う方が良さそうでした。
For travel insurance I use a company called World Nomad.
It is really good for long term traveller like me.
I am not sure for the insurance of your country, please check and compare to the one in your country.
イタリア レオナルドダヴィンチのワイナリー
先日見てきたレオナルドダヴィンチの最後の晩餐が飾られている教会の向かいに、レオナルドダヴィンチのワイナリーというのがあります。
最後の晩餐を描く頃、雇い主のルードヴィコ・スフォルツァがボーナスみたいな感じでレオナルドにプレゼントしたのがこのワイナリー。
ダヴィンチが最後の晩餐をフレスコ画ではなくテンペラ画にしたのも、このワイナリーがあったからだという話です。
なんでもフレスコ画を書くためには壁が濡れてるうちにササっと書かないといけないようです。
だから詰めて書かないといけないとか。
でもダヴィンチはこのワイナリーでぶどうのお世話をする時間が欲しかったため、ゆっくり描けるテンペラ画を選んだとか。
ワークライフバランスですね。
中に入る時にオーディオガイドを借りれます。
音声は日本語を用意してもらいました。
こちらがワイナリーの中です。
ワイナリーは相続されて時を経る中で、アパートやらお屋敷やらに変わっていきました。
お屋敷の中にも綺麗な絵がたくさんあったのですが、ぶどうを見たいと焦るあまり、全部写真がボケていました。
こちらがお庭。
チケットは土日のみランチ付きで20ユーロでした。
入場料のみだと8ユーロです。
ワイナリー併設のカフェではもちろんワインも頂けます!
買ったワインは、体調崩しててまだ飲めていません。
ミラノ ドゥオーモ見学
ミラノのドゥオーモ。
私としては、ロミオの青い空のイメージです。
こちらもフィレンツェ同様入場待ちの長い列ができているのですが、今回はツアーで行列スキップできました。
ガイドさんの解説によると、こちらの教会の下側がゴシック建築で上がバロック建築、、建築様式には明るくないので逆かもしれませんが。。
作るのに長い年月がかかり、途中でデザイナーが変わったとかなんとか。
中はバチカンのように豪勢ではありませんが、シンプルで素敵。
今日は8月15日、カトリックにおけるお祭りだそうで、ミサが行われていました、
カトリックで興味深いのは、遺体を保存し、見せること。
もちろん顔なんかにはマスクがつけられているそうですが。
イスラム圏には遺体を保存して見せる習慣はなかったように思います。
この教会で特筆すべきなのがステンドグラス。
色ガラスを組み合わせる伝統技法と、ガラスの上からペイントする後世の技法のもの、色々飾られています。
光がたくさん入るのが、伝統技法のものだそうです。
ミラノ レオナルドダヴィンチ・最後の晩餐
レオナルドダヴィンチの絵画における最高傑作の一つと言われる、最後の晩餐。
ミラノのサンタマリアデッレグラッツィエ教会にあります。
この国地名とかにグラッツィエってよく使うけど、フィレンツェのグラッツィエ橋とかありがとう橋やし、この教会はありがとう聖母マリア教会なんでしょうか。
なんか毎日放送ありがとう浜村淳ですみたい。
この教会の歴史は古く、1500年代に当時ミラノを支配していたスフォルツァ家の当主ルードヴィコの妻のお墓として建てられたとかなんとか。
40を超えたルードヴィコに嫁いだのはまだ16歳の妻、その彼女が23歳で3人目の子供を産んだ時に亡くなり、ここに葬られたそうです。
その教会本体ではなく、離れにご飯を食べる部屋があり、そこに書かれたのが最後の晩餐でした。
これがサンタマリアデッレグラッツィエ教会。
ゴシック建築だとか。
その辺りがわかればもっと楽しいと思います。
入場料は10ユーロなんですが、10ユーロ払って何ヶ月も前から予約しないといけません。
旅行会社を使ってチートすると、直前予約で40ユーロくらいで見れます。
今回は、最後の晩餐、スフォルツェスコ城、ドウォーモの優先入場までついて49ユーロの超お得パック3時間で回りました。
最後の晩餐が飾られてる部屋への入場時は、絵を守るため、水と大きな荷物の持ち込みは禁止されます。
チケットを見せれば、近くのコインロッカーをただで使わせてくれます。
鑑賞時間は15分、写真はOKです。
この絵は実際の建物と天井が続いてるように見せるように遠近法が使われていたり、実際の窓の位置と、そこから差し込む光の加減を考えて影がつけられており、単なる絵画技法や聖書の背景エピソードだけでないことを思い知らされます。
あたかもキリストたちがそこでお食事しているような雰囲気を作ろうとしたのではないか、とのことでした。
この絵の後ろはキッチンになっており、キッチンの行き来を便利にするためにイエスの下の壁をぶち抜いたそうです。
ガイドのお姉さんはそれをStupidと呼んでました。
しかもキッチンからの湿気はなかなか絵に悪くて、カビとか生えちゃったようです。
絵の修復とは、以前までは上から色を乗せるだけだったのを、ごく最近19年ほどかけて顕微鏡を使って掃除したそうです。
対面にはこれまたキリストの磔の様子が描かれています。
鑑賞時間の15分をフルで楽しむため、しかもその余韻までたっぷり楽しむため、こうしたガイドツアーに参加したのは大正解だったと思いました。