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フランス 念願のヤツメウナギボルドー風を食べる
ワインエキスパート試験を受ける時、ワインのことを何一つ知らなかった私は、酒造りも実践したし、載ってる名物料理は出来るだけ自分で作って実際に合わせて食べてみたりしました。
その中でどうしても作れなかったのがこれ、ヤツメウナギボルドー風。
そもそも日本でヤツメウナギを手に入れるのが大変難しく、秋田で養殖してるやつも2月くらいしか売りに出さないみたいでした。
駒込あたりにあるヤツメウナギを強壮剤として出してる店に分けてもらおうか掛けあおうとしたりしてました。
行ったお店はボルドー中心部にほど近いところにある、Brasserie Bordelaise。
きました。
香りはなんだか泥臭さがいろんなものと混ざって羊を煮込んだような香りになっています。
うなぎは豪快にブツ切りにされてワインソースの中に沈んでいます。
タイムのみならず、玉ねぎなどの香草も一緒に煮込まれています。
お味は、まさにサバ缶。
サバの水煮が近いです。
骨はとってあるのかなんなのか、全く舌にさわりませんでした。
シチュー部分はうなぎの臭みが移っており、ちょっと食べれませんでした。
しかしうなぎ本体の臭みはほぼ抜けています。
まさか魚を赤ワインで煮込んで見ようと思ったことはなかったので、結構イケる味になるとは思いもしませんでした。
たしかに美味しいし、赤ワインに合います。
この店のこれが本領発揮した味なのかどうかはちょっとわかりませんが、日本人的にはサバ缶があるから、ここで頑張って何度も食べなくてもいいかな、、と思いました。
サバの水煮缶の水を切って、ビーフシチューの赤ワイン多めで作ったやつをかけて食べたらかなりそれっぽくなると思いました。
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飲んだワイン、全部は覚えてないけど、忘れないうちに書き留めます。
私は20キロちょっとのあたりで脱落しました。
なぜならそこ(アクサダイレクトの店舗が私設エイドになってた)に食べ物があったから、、食べたら思いのほか胃に染み込んで、もういいか、、と思ってしまいました。
基本的にやはりこういう場で出るワインなので、格付けシャトーと言ってもそこまで美味しいものではありませんでした。
大体2017年くらいのカベルネ主体のワインなので、全く熟しておらず渋みも強く硬いです。
1個目、オーバタイエ、ポイヤック5級。
5級とはいえ格がついてるだけでもすごいことなのですが、出されたワインは硬い。
スーパーでボトル3ユーロくらいのの味がする。
2つめ、ラグランジュ、サンジュリアン3級。
3級シャトーなんて飲んだことないから一体どんなにやばいんだと思っていたけど、やはりここはマラソン会場。
最初のよりは美味しいけど、これもスーパーで5ユーロ以下の味。
しかし香りはスッと鼻に入ってくる感じで、さすがという感じ。
3つめグリュオラローズ、こちらもサンジュリアン2級。
格付けシャトーはきっとこれからも日本やそれ以外で飲む機会はあるから、ボルドーにいるうちに格付けされてないシャトーのワインをたくさん飲みたいなと思いました。
道中たしかに格付け畑はいっぱいあったけど、丁寧な仕事をしてそうな、家族経営のこじんまりとしたワイナリーもたくさんありました。レストランで飲んだのも大体がそういった格付けされてないワイナリーのものでしたが、メドックマラソンで飲んだ格付けワインより遥かに美味しかったです。
私はそういうワイナリーを応援したいと思いました。