タグ:ベルジュラック
先日圧搾した果汁は、タンクで発酵を続けておりましたが、遂に樽詰めの時がきました。
樽詰めって樽に詰めるだけなんですが、色々準備があったりするので、その様子を記していきます。
まずこの機械、日本に普通に生きてたらまず見かけないし、何をするかもわからない機械ですが、、
樽を洗う機械です。
機械につながった黄色いホースは水道につながっています。
この機械の上に樽を乗っけて、中央の突起部分を樽の穴にセットして水道を開けると、水が出てきて樽の中を洗うことができます。
洗った樽はしばらく乾燥させて樽詰めを待ちます。
さて、樽詰めをすることになりました。
タンクに入ったワインを、今回は場所やいろんな都合上容器に一旦移してから、電動ポンプで樽に送り込みます。
電動ポンプは圧搾やらいろんな工程で活躍するけど、果汁を酸化させないよう、あまりたくさん空気を送り込まないように気をつけないといけません。
容器に開けられたワインさん。
まだ若いので紫なんですが、この量は流石に圧巻。
こうやってワインさんは樽に詰められていきます。
樽の中でもまだ少し発酵が続くので、二酸化炭素が発生することとボコボコこぼれてこないよう、軽く空気を入れるために樽の栓は軽く乗せるだけです。
ここから毎日発酵の様子を見ます。
発酵の進み具合は、ワインの残糖度と温度で見ます。
糖度計と温度計で毎日進み具合を記録します。
フランス ベルジュラックの朝マルシェと鴨の胸肉のバーベキューなど
フランス メルローの手摘み収穫をやってみた話
まずは収穫前日、準備の様子から。
セラーの奥の方にあったいろんな機械を然るべき場所に移動します。
手前にある台から、銀色の除梗機にぶどうを入れて茎を除き、果実は除梗機からポンプに入り、赤いホースで発酵タンクに送られます。
この機材のセッティングも、機材一つ一つが重いためかなり大変です。
ワインの苦味を調節するため、除梗はやらない場合もありますが、今回はやります。
当日。
これはちょっと撮影用にポーズとった収穫の様子ですが、、
実際はもっと戦争のようにガシガシ切っていくので写真なんか撮ってる暇はありません。
私は3列ほど手伝っただけで猛烈に腰が痛くなりました。
ここまで旅をしてきて比較的強くなったけど、まだまだだと思いました。
想像以上にキツく、翌日は作業に参戦できませんでした。。
この仕事に来ている人たちは女性も男性もガチムチで日々筋トレしてそうな方々で、数人はスポーツ装備バッチリで来てました。
収穫したぶどうの一部。
人手のいる作業だから日本からツーリストを、、とも思うけど、農産物なので収穫日が正確に読めないのと収穫作業めちゃくちゃキツいから、ツーリストには大変だろうと思います。
そんな大変な手摘みのぶどうと機械収穫のぶどうだと、果汁のクオリティが段違いで、ワインの味にもダイレクトに影響します(後述)。
最後に機械収穫と手摘みのクオリティの差について。
機械収穫だと大量のぶどうが数百リットルの入れ物にどさどさ入るので、下のやつはどんどん潰されて圧搾前に果汁になってしまいます。
一方手摘みだとそもそもそんなにたくさん容器にぶどうを入れられません。重くて運べないから。なので摘んでからバスケットの中で果汁になっていったりしないです。
果汁になった瞬間から酸化が始まってしまい、その果汁を醸すので、ここで既にワインのクオリティに差が出ます。
また、機械収穫したぶどうの木はゆさゆさ揺らすことでストレスがかかり、葉っぱがちょっと枯れだしたりしていて、木自体の寿命とかにも影響するとか。
酒の一滴は血の一滴、という話です。
フランス ドルドーニュの蚤の市
今日は日曜日、年に2回開催される朝の蚤の市にやってきました。
駅から徒歩とかは無理ゲーなこちらも、Sakura Guesthouseさんは車で連れて行ってくださいます。
ヨーロッパの古いもの、アジアから来た古いもの、最近のいらないものなど色んなものがかなり安く出品されています。
この緑のやつは牡蠣専用皿。
この辺の人はめっちゃ牡蠣食べるけど専用皿があるとは驚き、、
フランスはエスカルゴ皿とか、ほかに使い道のない皿好きだなとつくづく。
奥の、グラスに時計をディスプレイしてるのがとってもおしゃれです。
今回私がここで買ったのは、ズボンがゆるゆるだったのでそれをなんとかする中古のベルト。
そんなに綺麗じゃないやつですが1ユーロとかなので充分でした。
ここでは素敵なアンティークが日本で手に入れるよりも遥かに安い値段で買えます。
日本の骨董市はかなり高いけど、ここは本当に不要なものを持ってきてる人が多い感じなので、とてもお得です。
フランスのキッチンのセンスのいい調理器具に食器たちはここからきてるのかと納得。
しかも1個1ユーロとかのも多いので、お金もほとんどかかりません!
フランス 南西地方のゲストハウス・Sakura Guesthouseで過ごすフランスの田舎
私は今回の旅で、正直ヨーロッパにはあまり期待はしていませんでした。
メディアに溢れるヨーロッパの大都市を見て、昔ちょっとパリとかロンドンとか行って、ヨーロッパのことを全部知った気になって、これ以上訪ねる気にはなりませんでした。
しかし実際来て田舎まで来てみると、木から直接もいで食べるフルーツや野菜、芝生に座って木陰で食べる美味しいご飯、丘の向こうにも続く葡萄畑に、素敵な人々との交流があり、想像よりはるかに良いところなのを実感しています。
溢れるヨーロッパの情報に嫌気がさしたバックパッカーたちが中東アジアなどのニッチな国を目指す中、この良さをうまく伝えられたら、と思い、この記事を書きます。
日本人は基本パリとか南仏とか行きたがるけど、フランス南西地方の田舎にはフランスで最も美しいと言われている村がたくさんあり、またフランス料理の代名詞フォアグラの産地でもあり、なかなか知られていないいいところです。
サクラゲストハウスはボルドーから電車で約一時間の、南西地方ガルドンヌ駅徒歩5分のところにあります。
おうちはおとぎ話に出てくるような可愛らしい建物にテンションが上がります。
お腹いっぱいになったら、木陰のハンモックでお昼寝もできます。
限られた短い休みを使って旅をしている中で「休む」という発想は日本人にはあまり無いと思います。
しかしこうやって現地の人が休日にやるのと同じことをするっていうのが一番いい思い出になることが多いです。
私的に一番刺激的なポイントはお庭の端のハリネズミさんのお家!
このめっちゃ広い庭では見つけられなかったけど住んでいるそうです。
フランスの田舎には結構野生の可愛い動物がいて、見つけるとめちゃくちゃテンション上がります。
長期滞在してハリネズミさんに出会うまで待ちたい、、、
フランスの田舎には結構野生の可愛い動物がいて、見つけるとめちゃくちゃテンション上がります。
長期滞在してハリネズミさんに出会うまで待ちたい、、、
広いお庭はパターゴルフでもできそうな大きさ。
奥の階段を降りるとドルドーニュ川の河畔に降りることができます。
ちょうど秋なので、白鳥が飛来していました!
夕方には向こうに見える教会の鐘の音が聞こえます。
写真には写ってないけど、ラベンダーが生えていたり、クルミがなっていたり、ズッキーニ、ナスなどの夏野菜も鈴なりです。
この野菜がこれまた美味しい、、、
しかも無農薬です!
写真には写ってないけど、ラベンダーが生えていたり、クルミがなっていたり、ズッキーニ、ナスなどの夏野菜も鈴なりです。
この野菜がこれまた美味しい、、、
しかも無農薬です!
お部屋は2つ、
こちらのゲストハウスではそんな南西地方の観光地である美しい村々や、フランスで1番人気のマルシェに選ばれたローカル朝市、蚤の市、近隣のワイナリーなどへのツアーも行なっています。
Youtube動画も必見!