酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:プルケ


テキーラの原料となるアガベの蜜を使って作られる醸造酒が、プルケと呼ばれるお酒です。
すごく発酵が進みやすくて輸出出来なかったものが、今回輸出に耐えうるようになったようで、日本に入ってきました。
ここで買えます!速攻買いました。
テキーラはアガベの草の根本部分をローストすることで甘みを出し、発酵させます。

ローストしないと甘くなくて、ローストしてやっと甘くなります。味はさつまいもそっくりです。
しかしプルケは、根本を掘って、根っこのほうにある蜜を発酵させたものです。
糖尿病のお食事で話題のアガベシロップの原料になるやつのはずです。
プルケが日本で買えなければ、アガベシロップを発酵させようと思ってました。

メキシコシティではプルケ博物館があり、そこで飲ませてもらうことができます。
味はかなりどぶろくめいており、苦手な人はフルーツミックスがオススメです。
ちょっとしゅわしゅわしてるのも大変よきです。
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今回発売されたプルケは、なんと缶に入ってます。

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最初グラスに入れると、透明だなーと驚いたのですが
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最後の方は濁ってプルケらしくなったので、よく振って飲みましょう。
メキシコのやつみたいにしゅわしゅわしないので、振っても多分大丈夫なんじゃないかと思います。
メキシコで飲んだやつみたいに、どぶろくの嫌味みたいな味も少なく、スッキリしていて飲みやすいものでした。

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これはメキシコはグアダラハラにある美味しいプルケ屋で飲んだパイナップルプルケ。
微発泡で、かつパイナップルが爽やかにどぶろくっぽい嫌味を消してくれて、最高でした!
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お店についてはこちら

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プルケはアガベから作られる醸造酒です。
テキーラのように蒸留されておらず、ジュース感覚で飲めます。
前にメキシコシティのプルケ博物館で飲んだ時は、濃いどぶろくみたいで飲みにくかったことをテキーラツアーのガイドさんに伝えると、美味しいお店を教えてくれました。
プルケ屋はPulqueriaとよばれます。
お店はセントロの方にあるLa Chukirrukiです。

まずはガイドさんにオススメされたパイナップルプルケ。
本当にクセがなくて美味しい!
どぶろくっぽかったのは米粒のような何かが舌に当たるからだったのですが、ここのは本当にスムーズに飲めます。
フルーツなしのプルケはおそらくNaturalとよばれます。
これも以前と違い、まるでそのものがフルーツジュースのようでとても美味しかったです。
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つまみはトウモロコシをくれます。
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プルケのイメージが一新されたので、プルケやどぶろくが苦手な人にも是非行って欲しいお店だと思いました!

11月11日、独身の日とかひとり旅の日とか言われてますがどちらにも当てはまります。
今日で旅立って丸7カ月になりました。
まだ全然落ち着ける気がしません。
ひとり旅と言いつつ、旅は道連れでもあり、1箇所に長くいるのもこれまた素敵だなと思います。
そんな今日はお酒の博物館をハシゴしてきました。

プルケとは、メキシコに昔から伝わる醸造酒です。
鮮度のせいか、どうやら日本では飲むことができないお酒のようです。
そんなプルケの博物館に行ってきました。
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プルケの歴史は古く、紀元前にさかのぼります。
その昔は神に捧げられるお酒でもありました。
アステカ時代にはプルケの原料となるリュウゼツランの神さまもいたようです。
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こちらは作り方。
テキーラも同じ原料ですが、テキーラはリュウゼツラン本体を、プルケはリュウゼツランの樹液を使って作られます。
樹液をこの豚の皮に入れて発酵させるようです。
ビジュアルが衝撃です。
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プルケはかつて神に捧げられ、またお葬式にも使われます。
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こちらの博物館、入場料40ペソに、1階のプルケ屋で飲めるプルケ1杯がついてきます!
私がもらったのはこのオレンジのプルケ。
語学力がないため、これがなんのプルケなのか、何が違うかまでは聞けませんでした。
お味は、甘酒のようでした。
アルコール度数はテキーラのように高くなく、せいぜいビール程度かなと思います。
甘酒やどぶろくがあまり好きではないので、メキシコ人の真似してこれをジョッキで頂くのはちょっと辛いです。
しかし、日本酒っぽくてちょっと帰りたくなりました。
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