酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:ブラジル料理


27日は帰国して1年の、私の中ではちょっと記念日感のある日です。
あのコロナ激化の中、帰ってこれて仕事も見つかったのは大変ラッキーでした。


最近色々と忙しく疲れてたんですが、月曜日くらいに塩抜きを始めた塩だらをそろそろ使わねばと、重い腰をあげました。

ボリーニョ・デ・バカリャウ
材料
干しだら 2枚
じゃがいも 3つ
刻んだねぎ 今回はスーパーで売ってる刻みネギのパック1つ全部投入
片栗粉 大さじ2と、揚げる前に軽くまぶすぶん適量
塩 少々

作り方
干しだらは五反田の南米食品店で買いました。
南米のやつは塩抜きに4日ほどかかります。
戻し方はこちらの記事を参照してください
じゃがいもを茹で、皮を剥きます。

じゃがいもに熱を入れてる間にたらの身をほぐすところまでやります。

戻した塩だらの皮を剥き、レンジでチン(うちのは自動で70度にしてくれる仕様)して軽く火を通します。

IMG_4415

チンすると水が出るのでそれを捨て、身をほぐします。
IMG_4416

茹でて皮を剥いたじゃがいもをマッシュし、たらの身と混ぜます。
ねぎ、片栗粉、塩(小さじ1くらいかな)を入れてよく混ぜます。
IMG_4417

混ぜたら整形し、熱した油に入れます。
揚げる前にこんな感じでかるーく片栗粉をまぶします。

IMG_4419

このくらいのきつね色になったら完成です!

IMG_4420

今日開けるビールはパナマのものです。
FOODEXで頂いた試供品で、日本で正式に販売されてるかは不明です。
あっさりした海外のビール感はありますが、ブラジル料理と相まって、大変海外感を感じることができます。

FullSizeRender


これはサンパウロの市場でたべためちゃうまボリーニョデバカリャウ!
このサクサクみも、なかなか良く再現できたと思います!
IMG_1975


【お知らせ】
世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 
現在は英語版を鋭意作成中です。

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」


ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」
 

世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」


他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」

ブラジルやカリブ海周辺で作られる酒といえばラムやカシャッサ、原料はさとうきびの言わば黒糖焼酎です。
ブラジルにおける黒糖焼酎はカシャッサと呼ばれ、ストレートよりも多分カクテルのカイピリーニャとして飲むのが人気の一品です。

カイピリーニャ 1杯分
材料
レモンかライム 半分くらい
きび砂糖 大さじ半分くらい
カシャッサ なみなみ

作り方
グラスに刻んだレモンときび砂糖を入れ、ちょっと潰します。
氷を入れてから、カシャッサをグラス一杯なみなみ注いだら完成!
報告会はお昼なので炭酸水で薄めてお出ししました。
image

大抵の店にはカイピリーニャの隣にはカイピロスカというのもあります。
これはカシャッサの代わりにウオッカを使ったものだそうです。
なんかもう、カシャッサじゃなくて酒飲みたいだけなんかな、って気がせんでもないです。

image
ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました!

メニュー
カスキーニャ・ド・シリ(カニのココナッツミルクグラタン)
ペルニュー(豚肉)のパプリカ煮込み
チキンコロッケコッシーニャ
image

ドリンク
カイピリーニャ
image

デザート
マテ茶
里芋のケーキ
image

日時: 10月17.18日 12:30-14:30
来場者数: 10人
会場: Cafe des Soleils

先日練習したサンパウロ市営市場で食べた豚バラ(Pernil)煮込みのサンドイッチ、今回はちゃんと赤いパプリカで調味料から作ってリベンジしました。
IMG_2612

練習の様子はこちら


パプリカの調味料については、こちらの本を参考にしてください。
またはカルディで買えるようです。
つくるのに数日かかるので、面倒な人は買いましょう。

サンパウロ市営市場風豚バラ煮込み
材料
豚バラ 150グラムくらい
玉ねぎ 半分
トマト 小1個
にんにく 1かけ
唐辛子 1本
マッサ 大さじ2くらい
白ワインビネガー 大さじ2くらい
砂糖 大さじ半分

作り方
肉をジップロックなどに入れ、マッサ、ワインビネガー、砂糖を入れて揉んでおく。
玉ねぎを粗みじんに切る。
トマトもミニトマトくらいのサイズに切る。
フライパンに油をしき、にんにくを炒める。
香りが出たら玉ねぎと唐辛子をいれ、火が通って透明になったらトマトを入れ、炒める。
トマトの皮が縮れてきたら、肉を調味料ごと投入する。
肉に火が通ったら味見して必要に応じて調味する。
基本この時点で味は決まってるはず。
味が決まったら完成!
IMG_2669


前回よりも米よりパンに合う感が増した感じがあります。
子供から大人まで超万人受けする味にできました!
とはいえ大人にはピノとかの軽めの赤ワインがいるとおもいました。
ちゃんとしたマッサのおかげで、旨味のみならず塩味からほのかな甘味までバッチリ決まったのは快感でした。
IMG_2670

サンパウロ市営市場で食べたどでかいサンドイッチ。
具は豚バラを美味しく煮込んだやつが入っていました。
汁だくで、豚バラにはなんとも言えない絶妙なお味が染み込んでおり、それはそれは絶品でした。
料理名はイマイチわからず、Pernil(ハムのこと?豚肉のこと?)というように現地の方は言っていました。
IMG_1972


これをFacebookに載せたところ、ポルトガルのビファーナという豚バラサンドイッチによく似ているということでした。
薄ら感じた甘味については、マッサ・デ・ピメンタォンというポルトガルの調味料ではないかとその方は推測されていました。

ある日帰国後友人のカフェからテイクアウトしたチキンライスが大変美味しく、色々聞いたところ、鳥を白ワインと砂糖で揉んで柔らかくしているとのことでした。

その2つが合わさり、味のイメージがついたため、この豚バラ煮込みを練習兼ねて作ってみました。
マッサのレシピは以下の栗山先生の甘マッサというやつを参考にしました。


サンパウロ市営市場風豚バラ煮込み(練習)
材料
豚バラ 150グラム
玉ねぎ 半分
にんにく 1かけ
トマト 半分くらい
一味唐辛子 小さじ1
白ワインか料理酒 大さじ2
マッサの材料
 パプリカ 1個
 ワインビネガー 大さじ1
 砂糖 大さじ1

作り方
マッサ・デ・ピメンタォンを仕込む。
家にあったのが黄色いパプリカだったので、これをすり下ろし、ワインビネガーと砂糖を混ぜて炒め、2日ほど置いておく。
(作り方は上記リンク参照、調味料にするにはあまりに甘そうなので砂糖は控えました)
IMG_2603

調理の一番最初に、豚肉にマッサを揉み込んでおく。
パプリカ1つ分使ったが、150グラムに対して半分で良かったかなという感じ。
IMG_2604

玉ねぎとにんにくをみじん切りにし、炒める。
IMG_2605

トマトを投入。
冷蔵庫で余っていたミニトマトを消費する。
IMG_2607

トマトと玉ねぎから出た汁でくたっとしてきた様子。
IMG_2609

ここに肉をマッサごと、白ワインも入れ、炒める。
唐辛子と、塩をふたつまみほど入れる。
IMG_2610

肉全体に火が通ってから、約10分ほど煮詰める。
味見し、塩胡椒で調味する。
IMG_2611

完成形の写真を撮ることすら忘れましたが、これが大変美味しいです!
絶妙な甘辛さは、とても日本人好みです。
現地ではパンに挟んでたけど、白ごはんもめちゃくちゃすすむおかずになります。


今度はちゃんと赤いパプリカで作ろうと、ちゃんとしたマッサ・テ・ピメンタォンを仕込み始めました。
こちらは栗山先生の本に載っていたレシピなので載せません。
どうやらカルディでもマッサ・デ・ピメンタォンは買えるようです。
作るのがめんどくさい人は、ぜひ購入したらいいと思います。
IMG_2612

 

このページのトップヘ