2017年ゴールデンウィーク、当時お付き合いしていた彼のご実家、ロシアはヴィホレフカという、おそらく外国人未踏の秘境に行ってきました。
ヴィホレフカはシベリア鉄道本線から外れたバム鉄道(バイカル・アムール鉄道)沿いにあり、ハバロフスクからちんたら数日乗るか、イルクーツクから1日程度乗れば到着します。

関空から北京で乗り継ぎ、ロシア・イルクーツクへ。イルクーツク空港からイルクーツク駅へ移動し、電車に乗ります。
きっぷの買い方はこちら。

イルクーツク駅。
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寝台車の三頭車両です。こんなかんじ。
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約十数時間後、、

ヴィホレフカ駅。駅舎は意外と近代的だった。
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この日はマイナス5度、ライダースが寒い。
雪が吹き荒む中、路上では牛が草を食んでいます。こいつは脱走したんじゃなくて、放牧してるらしい。
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彼のご実家は、最近家の登録をしたらしく、それまでは掘っ建て小屋扱いだったらしい。。。
そのせいなのかどうなのか、彼の家に電気は来ていたが、ガスと水道がない。
ストーブは薪を割って火を起こし、コンロはIH、インターネット完備、しかし水道は近所の共用の井戸とかいうエクストリームな環境だった。
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風呂(というかロシア式サウナ)を沸かす
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お手洗いは屋外にあるボットンで、排泄物は肥料とするらしい。
庭ではじゃがいもをはじめとする様々な作物を育てていた。芋類はこの畑で賄い、庭に植えた暇つぶしの松の実(食用)やシーバックソーン(すっぱい果物)の成長を眺めるのが日々の楽しみ、という、私が想像すらしたことがない強烈にのどかな暮らしだった。

晩飯は、串焼きチキンのシャシリーク食わしてもらった
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各家庭には番犬?ペット?がいることが多い。
近所に刑務所があるらしく、おそらく治安もその程度。
ここには猛烈にでかい犬がいた。
今まで見た中で、ダントツ一位である。
私とコイツのサイズ比は、だいたいもののけ姫と子分のオオカミぐらいである。
多分わたし乗れる。
そして人懐っこいけど、あまりのデカさ、力強さに、一緒に遊べない。
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お母様は保育園の先生をしており、お父様は電気工事の仕事をしていた。
お母様の職場にお邪魔させていただき、ロシ
アの保育園を見学してきた。
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色使いがかわいい。
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各クラスごとに専用の園庭、お昼寝ルーム(ベッドが一人一つ完備)、教室が用意されていて、土地があまりまくってる感じがでている。

この場所、おそらくホテルは皆無だと思われる。また、空港もブラーツク空港はあるものの、イルクーツクから成田行くのと値段が変わらない。
行ってみてほしい、とは到底書けないけど、観光地でもないロシアの田舎の記録。