酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:ナス

タイからマレー鉄道に乗ってマレーシアはペナンに向かいました。
そこのゲストハウスで仲良くなった、マレーシア人のケイティさん(バツイチアメリカ国籍あり、モテモテ)と、モロッコ人のリムちゃん(韓国に留学中の女子大生超美人)と一緒に、ケイティさんオススメのバーベキュー村に繰り出しました。
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そこで食べて感動したのがこのナスのバーベキュー。
マジでビールが欲しいのに、Summersbuy?とかいう甘いシードルしかなく、とても欲求不満でした。
だから作ります!
ナスの中華風炒め
1人分
材料
ナス 1本
にんにくチューブ 2センチ
しょうがチューブ 1センチ
一味唐辛子(あれば鷹の爪を輪切り) 3ふりくらい
醤油 小さじ3くらい
わけぎ 適量

作り方
油(ごま油推奨)を引いたフライパンで、ナスがしなっとするまで炒める。
フライパンいっぱいのナスがしんなりして、小皿程度になります。
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ナスは別皿に避けておいて、フライパンに再度少量のごま油を引いて、にんにく、しょうがを入れ、音がしてきたらナスをフライパンに戻す。
一味唐辛子をかけながら和える。
最後に醤油を回しかけ、1分ほど炒めます。
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盛り付けの時に青ネギ(今日はパクチー)をかけて完成!
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すごい、さすがしょうがとにんにくは裏切らないビールの友達です。
本家は、醤油のみならず少量の黒酢も入れるようで、やはりそれがないと味的にも再現度は低めかなと思われます。
とはいえすごい親しみのある味!!
調味料がそこらへんのスーパーで揃って、15分くらいで全部完成する料理めっちゃ久しぶり!!
ご飯のお供としても大変優秀です!!

なんでマレーシアなのに中華料理なのかは以下を参照


最初イランに行った時は、インドでベジタリアンライフを貫き通していたので、お肉を食べるのが苦痛でした。
1か月ぶりの動物の肉は脂っこくて、最初はお腹を壊しました。
徐々にわかってきたのが、どうやらイランのレストランで食べるイラン料理は基本的に大味で、ケバブ以外あまり美味しくないということ。
そして何故か西欧資本主義を象徴するかのような、ピザやハンバーガーといったファストフードがめちゃくちゃ美味しいということでした。

そんなハチャメチャ食生活のイランで1週間が過ぎた頃、その昔世界の半分があると謳われたイスファハーンに来ました。
例によってお宿はホームステイ、ホストはくっきりペルシャ美人、Mehrnoushさんでした。
彼女とは歳も近く、料理好きな共通点もあり、とても仲良くなりました。
毎食いろんな料理を教わり、実はご家庭で食べるイラン料理はすごく美味しいということを実感しました。
大変充実したステイで、世界で一番美しいと言われるモスクよりも断然この日々のお料理やおしゃべりが楽しかったです。

彼女に教えてもらった料理の中でも、これは絶対白ワインに合わせたい!と思ったナスの前菜、ミルザガセミを再現してみました。
※イランは法律で飲酒が禁止
作る前に冷蔵庫に白ワインを冷やしてから取り掛かりましょう!
イタリアのヴェルメンティーノなんか美味しいと思います!

ミルザガセミ(Mirza Ghasemi)
1-2人分
材料
なす 長いのは3本、短いのは5本くらい
にんにく 2かけ
トマト(ピューレやカット缶ok)   1個(ピューレは100cc)
卵 1個
できればターメリック 小さじ1くらい
塩胡椒
あればイランのザクロソース

作り方
ナスの皮に切れ目を入れ(爆発防止)、コンロで直火で皮が黒くなるまで炙ります。
魚焼きグリルを使う場合は、様子見ながらひっくり返してください。
オーブンだと焼いた香りがつかないのでダメです。
必ず直火で焼きましょう。
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ナスの皮を剥きます。
黒くなったところはポロポロ指で剥けます。
この後細かく切るか、包丁で叩いておくと後の工程で楽です。
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にんにくをみじん切りにし、鍋にオリーブオイルを敷いて香りが出るまで炒めます。
イラン料理はめちゃくちゃ油使うので、もう少し多めでも全然いいです。
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ナスを入れて炒めます。
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軽く火が通ったらターメリックとトマトペーストを入れます。
弱火でよく炒めて、鍋にくっつきそうになってきたら、水をひたひたになるくらいまで足し、一度沸騰させて弱火に戻し、それが蒸発するまで炒め煮にします。
ナスは木べらで潰しながら混ぜます。
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15分か20分くらい炒めました。
水分が飛んで、ナスが潰れていい感じになりました。
ここで塩で味付けします。
この後卵が入るので、ちょっと味が濃くなっても大丈夫。
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そこに溶き卵を入れます。
卵の目的はふわふわの食感にすることです。
スクランブルエッグになってしまわないように、手早く混ぜて火を通します。
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こんな感じで、卵の形が残らないようよく混ぜ炒めます。
全体に火が通ったら完成!
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お皿に盛って、ハーブ(バジル推奨)を添えます。
にんにくが効いてて、焼きなすの香りが素晴らしく、非常に食が進みます。
バゲットに塗っても良い感じです。
熱々で食べても、冷やしても美味しいです。
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これがイランでMehrnoushさんちで食べたもの。
あの時は梱包材のプチプチそっくりなパンにつけて食べました。
彼女に作ってみたよ!と連絡したら、とっても喜んでくれました!
またイスファハーンに行って一緒にお料理したいなあ。
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トルコにもある、イマム・バユルドゥというナス料理。
イマムとはイスラム教の司祭のことを指し、バユルドゥは気絶のことを指します。
そうやって日々節制してる人でも、この料理を食べたら美味しすぎて気絶する、ということからこの名前がつきました。
そしてギリシャではバユルドゥはどうやら気絶じゃなくてショック死を指すようです。
スウェーデンのヤンソンさんの誘惑レベルの変な名前のご飯です。
でも空飛ぶヤコブさんには負けます。
トルコのは煮込み料理ですが、ギリシャのはオーブン料理です。
実際トルコのものよりギリシャのものの方が(酒が進んで)美味しかったので、再現してみます!

Imam Baildi(坊さんの気絶)
材料
ナス 小さいものを5個
玉ねぎ 1個
にんにく 1かけくらい
トマトピューレ 200ccくらい
ミニトマト 5個
フェタチーズ 50グラムくらい
オリーブオイル 適量
ワインビネガー 大さじ1
塩と砂糖 適量

作り方
オーブンを200℃に予熱しておきます。
その間にナスを半分に切り、包丁で白いところに切れ目を入れます。
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天板に並べてオリーブオイルをかけておきます。
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200℃のオーブンで30分ほど焼き、粗熱を取ります。
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ナスを焼いてる間に玉ねぎをスライス、にんにくを刻んでおきます。
なすがある程度冷めたらにんにくと玉ねぎを炒めます。
その間にナスの中身を皮を破らないようにくり抜いて、玉ねぎと一緒にします。
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ナスの皮はこんな感じでオーブンの天板で待機させます。
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玉ねぎとナスの中身に火が通ったら、トマトピューレとワインビネガーを加えてさらに炒めます。
ビネガーの香りが飛んだら塩を加え、軽く甘辛かなる位まで砂糖を足します。
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その後ひたひたになるくらいの水を加えて、水がなくなるまで30分ほど煮込みます。
水は少しにして炒め続けてもok。
玉ねぎがへにゃんへにゃんになって味がシミシミの状態になるのがゴールです。
この間にオーブンを200℃に予熱しておきます。
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ナスの皮に上で作った具を詰めます。
その上に半分に切ったトマトとフェタチーズを乗せ、200℃のオーブンで30分ほど焼きます。
上からディルやイタリアンパセリ、バジルなどのハーブを載せたら出来上がりです!
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これは見た目も可愛いし、すごく美味しいです。
そしてワインがすごい速さで蒸発していきます。
ただ作るのがまあまあ面倒で、特にナスをくり抜くところが関門です。
面倒くさがりな人は、ナスの皮をピーラーで剥いて捨て去り、白いところをみじん切りにして、多めのオリーブオイルで炒めてナスの具部分を作るといいと思います。
この具とトマトとチーズを皮ではなく薄切りフランスパンに乗せてカナッペにすればお手軽でいいと思います。

これがギリシャの料理教室で作ったやつの、最後オーブンに入れる直前です。
ギリシャのナスは皮が硬く、オーブンで焼いたあとくり抜くのも容易でした。
ナスの皮だけで乾燥させたものなんかが市場で売られており、そこにご飯とか色々詰め込んだりするみたいです。
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ギリシャの料理教室は、Greek Kitchenという、地下鉄の駅からすぐ近くのところに行きました。
ここで習ったレシピはどれも秀逸で、本当に美味しかったです!


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