酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:ドリアン

昨年旅立ってから約1年、旅してた日々が恋しくてたまりません。
同様に、ドリアンが恋しくてたまりません。
ドリアンはネタではなくめちゃくちゃ好きです。
フルーツらしからぬクリーミーさにやられ、今ではあのガス爆発のような匂いがするだけで大興奮するようになりました。

ある日タイの屋台で見かけた、ブラックドリアン、という代物。
そういう品種なのかと思って近寄ってみたら、なんとドリアンを炭火とガスバーナーで真っ黒に焼いていました。
1つ買ってみたところ、なんともいえないトロッとした甘さと食感に、あの匂いが薄れて大変食べやすくなっていました。

だから私もやってみました。
約1年前、クアラルンプールに到着した日に友人の友人にバーベキューに誘っていただいたので、ドリアン持参で行きました。
プールやジムつきのポッシュなマンションの一角にあるバーベキュー場で、ドリアン。
そもそもドリアン持ち込んで良かったんだろうか。
持ち込んだドリアンは炭火の業火で、時々ひっくり返しながら焼きます。
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今回は中の様子を確認するために中華包丁で切りましたが、本来は食べごろになったら自然と割れてきます。
焼いてる時に余計臭くなるということはありません。
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実食。
臭みがかなり飛び、ただのめちゃくちゃ美味しいカスタード状態になっていました。
みんな群がるようにして食べ、一瞬でなくなりました。
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日本のバーベキューにドリアンを持っていくのは、ドリアンの入手からして難しく、ドリアンも重いし臭いし、どこのバーベキュー場でやるねん、という話もありますが、美味しいから是非ともやってほしい気持ちです。
もし皮を剥いた実だけ手に入れたら、アルミホイルを巻いてオーブンで焼けばいいと思います。

マレーシアの友人と予定を合わせ、クアラルンプールから3時間、コタキナバルにやってきました。
マレーシアは大きく西マレーシアと東マレーシアに分かれており、首都クアラルンプールは西マレーシアに位置します。
コタキナバル含むボルネオ島にある州は東マレーシアに含まれ、上陸にはパスポートコントロールもあり、パスポートが必須になります。
パスポートの入国スタンプをよく見ると、West Malaysia and Sabahと書いてあり、これの事を表しています。

コタキナバルはキナバル山やビーチリゾートが有名で、多くの観光客はそちらに流れるため、他の場所に目を向けることはありません。
今回はマレーシア人の友人の友人がコタキナバルでツアーガイドをしているということで、その方にガイドを頼みました。
友人の友人なので、色々と本気でとっておきの場所にも連れて行ってくださいました!

Kokolという丘の上にあるレストラン。
眺めがいいです。
ローカルの人がよく避暑に来るみたい。
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レストランにほど近いところに、ガイドさんのご親戚のドラゴンフルーツファームがあり、特別に見学させていただきました!
ドラゴンフルーツの花はとてもデリケートなので、触っちゃだめだとか。
この木は実がなっています。
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パッションフルーツ。
鈴なり。
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ドリアンの木!
この木のある家に住みたい。
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小さいドリアンがたくさんなっています。
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他にも養蜂設備などもあり、とれたての蜂蜜を味見させていただいたりと大変良くしていただきました!
ここから眺める夕日はとっても綺麗でした!
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タイ、バンコクはRatchada train marketにて運命の出会いがありました。
焼きドリアン。
匂いも少なく、クリーミーさが増し、とっても美味しくなっている悪魔的な魅力を放つシロモノでした。
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日本では平成最後だの令和だのガヤガヤしていたその日のこと、クアラルンプールに行ったとき、友人宅のバーベキューに招かれました。
ここぞとばかりにドリアンを調達してまいりました。
タイの屋台では、網の上に置いた上で、上からガスバーナーであぶっていました。
なので今回は燃え盛る炭の中に投入します。
そして時々ひっくり返しながら満遍なく焼きます。
気持ち的にはドリアンを炭の中に埋めたい。
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真っ黒になるまで焼いたら、実のある部分の皮は熱で勝手に割れます。
鉈を用意する必要はありません。
一箇所割れて仕舞えばあとはこちらのもの、中の柔らかいところから包丁で切れます。
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今回もドリアンはトロットロで大変美味、みんな群がるようにして食べ、一瞬にしてなくなりました。
焼いている間のくさみはほとんどありません。
日本のバーベキューシーンに是非提案したいメニューです。

果物の王様と言われるドリアン。
日本では匂いばかり取り沙汰されるけど、私はカスタードクリームみたいに濃厚クリーミーなあの果物が大好きです。
たしかにガス漏れみたいな匂いはするけど、むしろあの匂いからあの味を連想するため、もはや匂いすら愛おしいレベルの狂人です。

そんな私をマレーシアで待ってる場所がこちら、ドリアンセンター。
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中は、ほらもうドリアンまみれで私大歓喜。
もうこの場所に近づくときからあの匂いが愛おしい。
ふわっと匂ったら軽く叫ぶぐらい嬉しい。

我々が品種を気にしてコメを選んだりリンゴを買うのと同じように、ドリアンにも色々あります。
その中でドリアン最高級と言われるのが猫山王、Musang Kingと読みます。
これだけ他のやつより群を抜いて高く、倍ぐらいの値段します。
普通のドリアンはだいたい一個1500円ぐらいでしょうか。お値段は皮付きで計測し、1キロいくらでお支払いします。
豊作の年とかだと、人が入りそうなバスケットひとカゴあたり150円とかいう時もあるそうです。
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ここで好きなドリアンを選ぶと、お兄さんがサクサク鉈で割ってくれます。
割ったドリアンはその場で食べれます。この時手が汚れないようにビニールの手袋なんかを貸してくれます。
余ったドリアンは冷凍するとアイスクリームみたいになってこれまた幸せです。
あまったドリアンはお持ち帰りすることも可能。しかし現地の人曰く、ドリアンはやはり割ってすぐいただくのが1番うまいらしい。

出国までもう一か月を切りました。わたくしドリアン食べるの楽しみでウキウキしてます!

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