タグ:トルコ

イスタンブールからアテネまでは、トルコ最大のバス会社、カミールコッチがバスを運行しています。
イスタンブール中心のバスターミナル、エセンレルから出発します。
このバスターミナル、地下鉄の駅直結なんですが、駅を囲むように200近いバス会社のプラットフォームがあります。
カミールコッチは駅の両方にプラットフォームを持っています。
これ、間違えると大変だし、バスは1時間前くらいにはもうバス停にいるから、時間に余裕を持っていきましょう。
IMG_4660

走ること4時間、国境に着きました。
まずはトルコ側です。
IMG_4667

一度バスを降りてパスポートを持って出国スタンプを押してもらいます。
IMG_4669

これでトルコの東端から入って西端から出たことになります。
IMG_4670

車でさらに15分ほど走り、川を渡ってEU側の国境に来ます。
出国から入国までの間の空白の時間って、飛行機だと普通に10時間代とかあるのに、陸路だと速攻国境ないと途端に不安になります。
出る国から次の国境見てたい。
IMG_4672

パスポートはバスを出たところで全部回収されます。
ここでトルコ人とギリシャ人以外は荷物検査があります。
荷物の底の方まで調べられます。
私の砥石もカバー外してチェックされました。
そういえばバスに荷物一部乗せてたの忘れてたけど。
ゆるい。
IMG_4674

驚きなのが、ギリシャ人がトルコに来るのに、パスポートいらないんですね。
自国のIDがあれば入出国できるみたいでした。
そして私はEU入国。
IMG_4675

ギリシャ側でトイレに行ったんですが、途端に便座のない汚いトイレに遭遇して、トルコがいかに綺麗だったか、そういえばギリシャのトイレ汚かった、とか色々思い出しました。
この後手洗い場の蛇口が蛇口ごと引っこ抜けたり、別のトイレではドアノブが取れたりと、ギリシャ人のトイレへの執着のなさを思い知りました。
トルコは物価割安でどこ行っても基本綺麗だったなあ。

イスラム教徒の多いトルコですが、いろんな人のお話を聞いていると、とりあえず生まれてから洗礼は受けるものの、大人になってから宗教についてよく考えてみた結果あまり敬虔でなくなった、カジュアルな方々によくお会いします。
またトルコにはおいしいワインや蒸留酒のラク、ビールがたくさんあり、飲み会も大変捗ります。
トルコは世界でもいち早く政教分離が進み、イランのように宗教を理由に色々禁止されていることはないです。

つまり何が言いたいかというと、みんな結構飲みます!
痩せたいからとか、お酒自体好きではないという理由で飲まない人は確かにいますが、私が会ったトルコ人はみんなお酒が好きです。

飲んだらシメを食べたくなるのは世界共通だそうで、日本人は味噌汁飲んだりラーメンやらそばやら食べたいわけですが、ここトルコではモツ料理をみんな欲しがります。

以下モツ料理の一例、イシュケンベスープ。
ほんのりクリーミーなスープに、細切れにされた多分羊もつがたっぷり煮込まれています。
IMG_4447

いいところは、ワインビネガーと追いにんにくがついてくるところ!
ガンガン飲んだ後のにんにく、げっぷやオナラまで悪影響をもたらしますがおいしいです。
感じ的に、博多風龍のとんこつラーメンを食べている気分になれます。
IMG_4448

このほかにも、モツケバブのサンドイッチ、ココレチや、羊の足や顔面モツが煮込まれたケレパチェスープなどがシメに適しているといわれます。
効能はわかりませんが、しっかり処理しているとはいえ、ほんのりモツの独特の香りを感じ、モツが嫌いな人には辛い味です。
ケレパチェは、イランのケラパチェとは違い、しっかりにんにくが効いているため、まだ食べやすいです。
イランでは朝ごはんだったこってり食が、ついにシメに回ることになり、その激しい落差に驚いています。

トプカプ宮殿やアヤソフィアの近くにある、イスタンブール考古学博物館。
入場料は36リラ、10リラ代のところが多い中30リラ以上はなかなかお高い。
しかしこれで3つくらいの建物に分かれて展示されており、3時間以上楽しめるので、良いのではないかと思います。

入ってすぐ、カフェの横にある素晴らしい古代ギリシャ時代の遺跡。
これをみながらお茶を飲むのも大変オツです。
IMG_4337

その隣には陶器のみが置かれた建物があります。
見事なトルコ模様のタイルが飾られていました。
IMG_4342

こちらはトルコ近隣の国のものを展示する建物。
イエメンで発見された紀元後直後くらいの石板には象形文字がびっしりでワクワクします。
IMG_4350

こちらは古代の定規。
旧約聖書の理解に役立ちそうです。
IMG_4354

古代スラブ語!
解読してみたい!
IMG_4359

敷地を出て別館に向かいます。
ここではローマからオスマン時代にかけての遺物が展示されています。
まず目につくのが、金角湾を繋ぎとめた鎖!
この鎖はいろんなところに展示されており、軍事博物館だけではないようです。
IMG_4360

オーディオガイドやさんが閉まっていたためオーディオガイドが借りれなかったのが心残りですが、トルコ近隣諸国まで巻き込んだ厚みのある歴史を堪能できる素敵な博物館でした。

オスマン帝国スルタンの娘に、ミフリマーという人がおりました。
ミフリマーとは太陽と月を意味するそうです。

彼女が17歳になったとき、例によってお婿さん選びが行われました。
立候補したのはどこかの偉い政治家と、若い建築家、ミマール・スィナンでした。
この建築家は若くして天才と謳われ、イスタンブールにかかる橋を三日三晩でこしらえるなどの数々の偉業を成しておりました。
それも全て大好きなミフリマーを驚かせるためでした。
(彼は後にスレイマニエモスクなど、イスタンブールを代表する建築物をいくつも遺しています。)
お婿さんには、政治的なことやミフリマーの将来など諸々考慮し、政治家さんの方が選ばれました。

月日が経ち、ミフリマーは当時一番お金と教養のある女性となりました。
彼女は一般市民を教育するため、モスクを作ろうと思い立ち、依頼したのがこのミマールでした。
彼はまだミフリマーを諦めきれず、その恋心がたっぷりこもった1対のモスクをつくりました。
1対、ということで、このモスクはイスタンブールのアジア側・ウスキュダルに1つと、ヨーロッパ側・エルディネカプに1つ作りました。
素敵なのはデザインではなくコンセプト。
ミフリマーの名前、太陽と月、にちなんで、彼女の誕生日3月21日にはエルディネカプのモスクに日が沈み、ウスキュダルのモスクから月が昇る仕組みになっています!

というわけで見てきました。
まずはウスキュダル。
外観は特になんの変哲も無い、トルコのモスクのよくある感じです。
IMG_4490 

内装は、赤や青を基調とし、なによりステンドグラスがとても綺麗です!
月明かりが素敵に差し込むことと思われます。
IMG_4488

こちらはエルディネカプのモスク。
外観はまさにスレイマニエモスクといった感じ。
IMG_4536

こちらもステンドグラスが印象的で、夕日なんかが入るととても綺麗だろうなあと思われます!
IMG_4528

モスクは祈りの場であるだけでなく、教育、集会などの中心地となる場所です。
教養あるミフリマーの名を冠するこれらのモスクには、今も機能する教育機関などが併設されております。

この2人が生きている間に結ばれることはなかったようですが、これ千夜一夜よりも素敵な話なので、ぜひいろんな人に知ってほしい気持ちです!

トルコのボスポラス海峡を渡る橋のうちの一つがあるヨーロッパ側の街、オルタキョイに来ました。
お目当はこのモスクです。
IMG_4274

中は薄ピンクでとてもかわいい。
イランとは打って変わって装飾が一気にローマ風になるのがとても面白いです。
IMG_4290

また、イランにはなかったシャンデリアがあるのも印象的です。
イランは灯りをとる機器へのこだわりがあまりなかったように感じました。
IMG_4289

モスクの裏にはトルコ版じゃがバター、クンピルの屋台が並びます。
IMG_4280

ベイクしたじゃがいもにバターとチーズを混ぜ、トッピングを選びます。
オリーブ、ピクルス、トマト入のブルグルや、紫キャベツ、ソースはヨーグルトベースなものが多く、そこにお好みでケチャップやスパイシーソースをかけます。
FullSizeRender

完成、25リラでした。
むっちゃお腹膨れる。
もはやじゃがバターと形容していいのかは謎。
IMG_4293

↑このページのトップヘ