酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:トスカーナ


イタリアはトスカーナのワイン 蔵巡りの中で頂いたのが、なんだか美味しいサラダ、パンツァネッラ。硬くなったパンを食べやすくして消費するための料理だそうです。
その昔トスカーナの海側は別の人が支配する領土だったため、関税が高すぎて塩が手に入らなかったそうです。
なのでトスカーナでは塩をなるべく使わないよう料理が発展し、パンも塩をいれずに作られるようになりました。

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パンツァネッラ
材料

余ったパンやパン粉
野菜類(基本は玉ねぎ、トマト、きゅうり、バジル)
マスタード


作り方
パンは小さくちぎる。
パンやパン粉をフライパンで軽く色づくくらいまで空炒りする。
野菜類は荒みじんに切っておく。
全てを混ぜて完成!

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今回は玉ねぎ、きゅうり、枝豆、残ったトマトソースを入れました。
揚げ物をしたら余りがちなパン粉、こうやって有効活用してはどうでしょう?

フィレンツェ行ってドウォーモに行かなかったんか?!と言われそうなので。
ちゃんと行きました、二日酔いだけど!私えらい。
昼過ぎまで死んでて、そこから一杯迎え酒してからのドウォーモですから、混んでます。
もう、建物の裏側から列が続いています。
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待つこと20分くらい、やっと入り口が見えました。
さらに待ちます。
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荷物検査を経てやっと入れた内部は、大変シンプルな作りでした。
しかしこれが私が知る教会というもの!
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天井画も素敵です。
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祭壇も大変シンプルで、バチカンとは大分違います。
ステンドグラスや脇の彫像は大変見事でした。
ここから塔に登るとかになると、別のチケット18ユーロの購入と予約が必要になります。
もうね、バチカンで懲りました。。
多分むっちゃしんどい。
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その昔イタリアはフィレンツェにおいて富と権力を誇ったのがメディチ家。
そんなところがパトロンになって作った教会がおるというので、どれだけすごいのか見てみよう!と思ってきました。

入場料8ユーロを払い、博物館もそこそこに2階の礼拝堂へ。
壁全面を埋め尽くす大理石が目に付きます。
箱っぽいのはどなたかのお墓のようです。
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工事中ではありましたが、祭壇の細部に至るまで大変壮麗な細工がされていました。
バチカンとはまた趣が異なります。
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天井画も大変素晴らしいです。
何か意味があるようですが、私はくわしくありません。
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別部屋にはミケランジェロの彫刻が展示されています。
この部屋にあるものもだいたいどなたかのお墓だそうです。
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満足して1階へ。
なんだかキラキラする置物たちが飾られているなあと、reliquarioってなんだろう、とよく見ていると、、
これ人骨が入ってるんですね。
reliquarioって聖遺物っていう意味だそうです。
全部どなたかキリスト教に貢献された方々のお骨だそうです。
ヨーロッパでは、イスラム圏ではまったく見なかった、この骨を拾う文化が大変興味深いです。
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8ユーロかかるけど結構空いていて、ボッティチェリやらダビデ像もいいけど、ここもすごく歴史が詰まっており、大変オススメです!

フィレンツェのフードマーケット、Mercato Centraleに来ました。
夜来ると一階は閉まってて、2回だけ営業してます。
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なぜかこれだけ写真撮ってるんですが、2階は生ハム、チーズ、パスタ、お肉料理は名物Tボーンステーキからモツ煮込みのランプレドットまで、全部食べられるフードコートになっています。
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今日はお昼に来たので、1階も営業していました。
1階は、お持ち帰り可能なワイン、オリーブオイル、ビネガー、肉類までが売られています。
宅急便も対応してるみたいです。
まったくフィレンツェだというのに日本みが。
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その一角にあるレストランで、フィレンツェ名物ランプレドットを頂いてきました。
これは牛の第4の胃袋を煮込んだ料理で、トスカーナパン(無塩)に挟んでいただきます。
玉ねぎとモツだけのシンプルな感じ。
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これが見た目に反してとても薄味で、あっさりといただけます。
多分ケチャップやら塩コショウをかけちゃうと、モツのイヤミが出ちゃうんじゃないかなと思いました。
トスカーナはかつてピサと国境を接しており、ピサからトスカーナに来る時の関税だか通行料だかがが高くて、塩をあんまり買えなかった、という話を聞いたため、この薄味があるべき姿なんだと思います。
 

昨日飲み過ぎて二日酔いだから、ちょっとランプレドット食べてみたいだけなの、って注文したらこのザマ。
ワインは今日はBrunello di Montalcinoを頂きました。
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キアンティ蔵巡りのランチででてきたのが、パンのサラダ、パンツァネッラ。
もう写真が完全に酔っ払った結果なんですけど。
おからみたいで美味しかったので書き留めておきます。
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パンツァネッラ
材料
古くて硬くなったパン
お好みの野菜
(トマト、玉ねぎ、きゅうり、バジルなど)
オリーブオイル
塩こしょう
ワインビネガー

作り方
①バットなどにちぎったパンを置き、水とオリーブオイルと少量のワインビネガーを加え、パンをふやかす。
目標はおから。
②パンが完全に水を吸ったら、お好みの野菜を入れて混ぜる。

昨日スーパーに行ったら、なんとパンをタダでくれたんです。
多分これにうってつけの古くて硬くなったパンです。
イタリアもなかなか暑いんですが、この料理は野菜も炭水化物もバランスよく採れるので、夏バテしてる人にもいいんじゃないかなと思います。

ほかの対夏バテメニューは、Insalata di riso、ライスサラダです。
お店のメニューのパスタとかの枠のところにあります。
ローマだからかなんか、これで12ユーロも取られたのは痛いですが。。
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