メキシコシティはかつてアステカ帝国の最大の都市、テノチティトランがあった上に建っています。
そしてその中心は、テンプロマヨールと呼ばれる大神殿でした。
この大神殿の落成の際には、人間だけで400人ほどの生贄が捧げられ、朝から晩まで殺しっぱなしのそれはそれはすごいものだったそうです。
博物館にはオオカミ、ピューマ、亀、ヘビ、ワニなどなど生贄にされてしまった動物さんたちも展示されています。
1300年代に建設されたテノチティトラン、その後1513年にスペイン人によって征服されてしまいました。
征服後には教会とか、ヨーロッパ風の建物が建設され、その際にテンプロマヨールの石材の多くが使われてしまったそうです。

そして今は崩れかけているテンプロマヨールがこちら。
入場料75ペソで遺跡の中を歩いたり、結構充実した博物館を見ることができます。

一部彫刻が残っていたり復元されていたりします。
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立てかけられている人型の石像はおそらくレプリカ。
心臓のところに穴が空いているのがリアルです。
室内の博物館には本物が飾られており、その解説によると右手にはターコイズを持っていたとか。
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これがメインの祭壇のうちの一つ。
祭神は2柱いたそうです。
真ん中にある体育座りの石像は、チャックモールと呼ばれる生贄の心臓を置くところです。
チャックモールめっちゃ気になる、いや、生贄と食人文化がきになる。
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博物館に入ります。
人骨が出土した様子が再現されています。
副葬品?か供物も一緒に埋められています。
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この可愛らしい石のナイフは、生贄の心臓を取り出す用だそうです。
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最後に博物館に飾られていたなかなかデスメタルな壁を貼っておきます。
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