酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:テキーラ

世界のレア酒を帰国便で免税ギリギリまで買い込んだシリーズ第2弾です!
こちらは江古田の蒸留酒バーKEITH様に、珍しいメスカルをお持ちしました!
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アガベらしさがガツンと出るワイルドめなメスカルを、という店主のリクエストより、2種類のアガベ(エスパディンとトバラ)が使用され、樽熟成もあまりされていないタイプをチョイスしました。
予想通り、アガベの香りをダイレクトに爽やかに感じる逸品で、日本に輸入されているものではあまりない感じの味わいです。

KEITH様の素敵なところは、世界各国のうまいビールや蒸留酒がだいたい飲めるところです。
日本から世界各国のジンやウイスキーにブランデーは当然のことながら、ペルーやチリのピスコ、ヨーロッパ諸国のアクアビットまであって、もうそれはそれはわくわくする品揃えになっています。


私がギリシャから買って帰ったウゾや松のリキュールもこちらでご賞味頂けます。

飲食業界は外出自粛の煽りをダイレクトに受けております。
この一連の騒動が終わったら飲みに行けるよう、このチケットを購入しておきましょう!
KEITH様では1万円分の券1枚購入で、11000円分使えるという特典もついております。


アクセス情報はこちら
東京都練馬区栄町4-3 YKビル



メキシコから直行便で帰ってくるとき、もちろん免税ギリギリまで酒を詰め込んで帰ってきました。
その第一弾が、こちらのテキーラ!
テキーラっていうと酔うためのパーティードリンクなイメージがありますが、今回買ってきたテキーラはまったく違います。

テキーラの原料となる植物アガベを100%使用し、砂糖を加えることを全くしていません。
そのためほのかに感じる甘みや香りは全てアガベという植物由来のものです。
また、テキーラは通常ほとんど熟成はしません。
熟成させる場合でも長くてせいぜい1年といったところなのですが、今回買ってきたこいつは3年以上熟成しています。
このこっくりした色を見ただけでわかるけど、樽の香りや凝縮された旨味をガツンと感じ、まさにブランデーといった様相の濃厚なテキーラに仕上がっています。 
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これが飲めるのは下北沢のカフェ
Cafe des Soleils
世田谷区大原1-9-13 1F 

落ち着いた雰囲気の中、お仕事や作業も捗るし、まったりするのもぴったりです。
そんな日の最後の〆の一杯に。

早い者勝ちなので、なくなる前にぜひ行ってみて下さい!

メスカルの作り方は前の記事で書きました。
こちらは味やらなんやらに関することを書きます。
メスカルは味を左右する要素があまりにもありすぎて、もうお店の人にどういうのが好きか言って飲むしかないな、という結論に達しました。

テキーラにおいて重要だったのは樽熟成の長さ。
メスカルにおいては、樽熟成2か月以下のものをJoven/ホベン、2か月から1年のものをReposado/レポサド、それ以上をAñejo/アニェホと呼びます。
エクストラアニェホは存在しません。

メスカルには果物やらなんやら漬け込んだものがあり、それをAbocado/アボカド、と呼びます。
実際にアボカドが入っているわけではありません。
有名な芋虫入りメスカル、グサーノもこのアボカドの一種となります。

メスカルの蒸留時にフィルターとして鶏むね肉を使う場合があります。
こうすることで口当たりが滑らかになります。
また、フルーツやハーブと一緒に蒸留するときにも、通常鶏むねをフィルターにします。
この鶏むねフィルターメスカルを、Pechuga/ペチュガ、と呼びます。

もちろんアガベの品種も大変重要で、よくあるのがエスパディン、トバラなどです。
同じアガベでも畑による違いもあれば、蒸留器の違いでも味が大きく変わってきます。
また、単一品種のアガベで作るだけでなく、いろんなアガベを混ぜる場合もあります。
昔は山に入って品種関係なく良さげなアガベを適当に伐採して作るのがメスカルだったそうで、言わば伝統的という風にもとれます。

これが確かよくあるエスパディン
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これはアガベ・カルウィンスキーというもので、芯が棒状になっています。
草っぽいきゅうりみたいな香りが強く、私はこれが好きです。
ラベルにはCuishと表記されます。
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テキーラが甘みがあるのが良いもの!と大体正解があったのに対し、メスカルは全てが正解です。
これがメスカルの味の表現盤。
例えばミネラリーな中にも塩気があるのか、はたまた鉄っぽいのか、、と大変詳細に分類されています。
もう果てしないです。
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今回は1軒目で10種類以上(もはや覚えきれない)、2軒目で8種類のメスカルを飲みました。
試飲レベルとはいえ、ベロベロでした。

一軒目の蒸留所はこちら。
通常の蒸留器と伝統的な土器の蒸留器とでは、伝統的な方が攻撃的な味でおそらく雑味が多すぎて、喉を焼かれるようなアルコールでした。
個人的には赤いラベルのJoven Silvestreというのがフローラルな香りでとても好きでした。
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2軒目の蒸留所ではメスカルのみならずジンも作っていました。
まずは2回蒸留で普通のメスカルを作り、3回目にジュニパーなどなど入れて蒸留するそうです。
ジンに書いてある番号が、入ってるスパイスの種類です。
8種のやつは普通のジン、3種はアガベ臭さもわずかに残り面白い、32種になると複雑すぎてわからない、という感じでした。
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メスカルで使用するアガベは複数種類あるのですが、その育成期間も品種によってまちまちです。
短いものは7年、長いものは30年ほどかかるものもあります。
(写真はアガベの苗木)
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そのためアガベの生産量を一定に保つのが難しく、それに応じてメスカルの生産量も上がったり下がったりするそうです。
メスカル産業において持続可能性というのは現在最も注目されているテーマの一つで、2軒目の蒸留所、Gracias a Diosでは、壁材としてアガベの繊維を利用したり(写真)、発電にもアガベの繊維を燃やすなど、色々な工夫をされていました。
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メスカルは沼のように奥が深い飲み物だということがよくわかりました。
現在アメリカではテキーラよりもメスカルが人気で、「ヒップスターテキーラ」という扱いで取り扱う飲食店が急激に増えだしているそうです。
日本でももっとメスカルを輸入してほしいな、と切に思います。

今日はメスカルツアーに参加しています。
こういうツアーっていつもトリップアドバイザーを使うんですが、オアハカのツアーは全く充実しておらず、Airbnbの体験から予約しました。
今回は2ヶ所蒸留所を巡るツアーです。

メスカルとはリュウゼツラン・アガベから作られるお酒です。
テキーラとはよく混同されますが、テキーラはメスカルの一種で、生産地域と使うアガベの種類が限定されていること、製造方法の違いなどがあり、つまりメスカルのほうが大きな括りになっています。
主にこういう品種のアガベを使う、というのはありつつも、メキシコの原産地呼称だと、アガベから蒸留した酒をメスカルとする、と定めているそうです。
メスカルを原産地呼称のブランドとして最初に認定したのはスペインのハプスブルク家最後の王、カルロス2世です。
認定させたのはかの有名なホセクエルボ、当時はテキーラもメスカルの一種でした。
メスカルを好む人がニュースペイン(当時のメキシコの呼称)には多いにもかかわらずスペイン本土に出稼ぎに行く人が多かったため、そういう人を呼び戻すために取られた政策の一つだったということです。

蒸留所がたくさんある地域に入るときの看板には、蒸留機が乗ってて可愛いです。
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1軒目はこちら、リアル・マトラトルで生産方法を見せてもらいます。
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まずはテキーラ同様アガベをローストします。
この焼き方も色々あり、このような石だったり、ピザ釜みたいなのだったりするそうです。
ここで3日焼いて、さらに寝かせると、糖度が上がるとのことでした。
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焼いたアガベは、このあと挽いて繊維状にするための下準備として粉砕します。
やらせてもらったけど、このナタどんなに頑張っても下まで切れません。
熟練する必要があります。
そしてこの時点のアガベを食べさせてもらったところ、水分たっぷりでジューシーな干し芋のような味がしました。
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粉砕したアガベは馬にひかせて繊維状にします。
テキーラはここは機械でしたが、ここも伝統的に馬でやるのがメスカル流です。
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粉砕したアガベに加水(お湯)し、このまま自然にイーストが飛来するのを待って発酵させます。
気候がよければ3-4日程度で発酵が完了します。
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発酵させたものをアガベごと蒸留機に突っ込んで蒸留します。
蒸留はテキーラ同様2回行います。
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蒸留機はスペイン人が持ち込んだものでした。
アステカ含むメソアメリカの原住民は金属を知らなかったため、土器で蒸留器を再現しました。
ツボの中に発酵物を入れ、一番上の柄杓状の部分にに氷や冷水を入れます。
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中はスコップ的なものが入っており、蒸気が上の冷水部分で水滴に変わり、このスコップを伝って外のホースに出て行きます。
この蒸留機のあり方でも味が変わります!
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ちなみにこちらは2軒目の蒸留所の蒸留器。
このパイプが高ければ高いほど、純度の高いアルコールが取れるそうです。
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こちらは遺跡から出土した謎の土器のレプリカ。
もちろんスペイン勢が来る前のものなのですが、正確な用途は分かっていません。
しかし色々通説はあり、一説には蒸留器だったんじゃないか、というのもあるそうです。
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味や分類などは別記事に書きます。

プルケはアガベから作られる醸造酒です。
テキーラのように蒸留されておらず、ジュース感覚で飲めます。
前にメキシコシティのプルケ博物館で飲んだ時は、濃いどぶろくみたいで飲みにくかったことをテキーラツアーのガイドさんに伝えると、美味しいお店を教えてくれました。
プルケ屋はPulqueriaとよばれます。
お店はセントロの方にあるLa Chukirrukiです。

まずはガイドさんにオススメされたパイナップルプルケ。
本当にクセがなくて美味しい!
どぶろくっぽかったのは米粒のような何かが舌に当たるからだったのですが、ここのは本当にスムーズに飲めます。
フルーツなしのプルケはおそらくNaturalとよばれます。
これも以前と違い、まるでそのものがフルーツジュースのようでとても美味しかったです。
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つまみはトウモロコシをくれます。
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プルケのイメージが一新されたので、プルケやどぶろくが苦手な人にも是非行って欲しいお店だと思いました!

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