酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:チリ

南米を旅行中にハードな旅人から軒並み勧められたのが、パタゴニアにあるTorres del Paine国立公園。
ここはきれいな山とかがたくさんありますが、中でも私が気になるのは氷河トレッキングというやつです。
私が旅した時、チリでは暴動が発生しており、外務省のホームページによるとサンティアゴ 以外の街でもまあまあ危ないということで、イースター島以外のチリを行くことはやめていました。
今後絶対行こうと思った友人のインスタ投稿がコチラ
この投稿をInstagramで見る

The glacier was God's great plough set at work ages ago to grind, furrow, and knead over, as it were, the surface of the earth. ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠀⠀⠀⠀⠀⠀ #travel #travelphotography #photography #nature #travelgram #love #photooftheday #instagood #instatravel #wanderlust #adventure #wander #explore #traveller #mytravelgram #passionpassport #travelphotography #beautifuldestinations #love #instagood #me #photooftheday #picoftheday #beautiful #hiking #glacier #mountains #nature #travel #landscape #snow #hiking #travelphotography #ice #hike #glacierhike #traveling #travelbug

Traveler(@smainsahkra)がシェアした投稿 -



私も氷河に腰まで浸かりたいっ!!!

この国立公園は日帰りもできるし、公園内でも泊まれます。
いろんな人の話を聞いてると、数日滞在するのがいいらしいです。
この国立公園に泊まるには、公式が提供するパッケージプランしかありません。
3日プランくらいからありますが、それが5日いると1000ドルを余裕で超えます。
FullSizeRender
友人はここに行く直前にコロナで国境閉鎖かつ公園閉鎖になり、全額返金になったと言ってました。

ここの最寄りはPuerto Natales、まあまあ辺境、というかむしろかつては世界の果てと言われた場所にあります。
ウテナかよって思いました。
チリはサンティアゴまでついてから、国内線でPunta Arenas(ここからは南極行きのフライトまで出てる)からさらにバスに乗るそうです。
または、アルゼンチンのEl Calafateからバス(El Calafate行きのバスはブエノスアイレスのバスターミナルで見かけた)に乗るとからしいです。
薔薇の刻印を持ってても、日本からたどり着くだけで多分最短2日(日本からアメリカ経由でサンティアゴ→プンタアレーナス→バス)かかりそうです。
そこから5日プランをやったとして、帰国にまた2日ほどかかるので、バッファ見て10日間くらい必要になると思われます。

子供の時に読んだ本で、ミイラの男の子と考古学者が世界の七不思議をめぐる物語のシリーズがありました。
21歳の時、皆既日食を見るために宮崎にサーフィンしに行った時、ついでに行ったのがサンメッセ日南、世界で唯一モアイの複製を許可された場所でした。
そんな思い入れのある念願のイースター島で新年を迎え、とても素敵な初日の出を見ることができました。
でも物価の高さが印象的で、長く滞在する場所ではないなと思いました。

今朝歩いたサンティアゴは、デモはすっかり落ち着いており、落書きや剥がされた石畳なんかの名残はあるものの、危険は全く感じませんでした。
しかし今回のデモのそもそも原因はインフラの民営化を始めとする政府の悪政です。
地下鉄の値上げはほんの始まりに過ぎません。
デモの鎮静化は確かに嬉しいけど、まずは政治が安定し、みんなが豊かに暮らせる国になってほしいと思います。
IMG_0435

そして今、アルゼンチンにやってきました。
メンドーサは世界が誇るワインの産地、ブエノスアイレスは大好きな映画エビータの舞台です。
1月19日には遂に船で南極に向かいます!

先程メンドーサの空港に到着し、タクシーもなければUberも近くにおらず、なんだかよくわからない小さいバスに乗って市内まで来ました。
お値段たったの35ペソ、70円ちょいだと思います。
明日からメンドーサ市内を探検します!

イースター島のホステルで会ったサンティアゴ在住のマリアさんは旅行会社にお勤めとのことで、サンティアゴの半日観光を色々アドバイスしてくださいました。

ワイナリー見たいなあという私にお勧めしてくださったのは、こちらのUndurragaワイナリー。
Concha y Toroは確かに有名だけど、ここはあまり大きくなくていいよ、とのことでした。
IMG_0398

植えてあるぶどうは、カベルネソービニヨン、シラー、マルベックでした。
こちらのワイナリーは他の地域にもたくさん畑を持っており、そこから夜収穫したぶどう(コンディションによっては圧搾後の果汁)を持ってきて発酵させているそうです。
IMG_0404

南米の収穫は3月、一部のぶどうは色づいています。
IMG_0408

こちらのワイナリーで印象的だったのは、散水用のホースがあること。
基本的にぶどうは自然に任せて育てるため、特にフランスでは散水は禁じられています。
チリの土壌はサラサラの砂に小石や大きい石が混ざり、水捌けが良すぎるため週2回散水するそうです。
水には農薬やら色々混ぜて散布するそうです。
IMG_0406

タンクはステンレス、一部コンクリートもありました。
IMG_0413

樽は基本アメリカンやフレンチオークだそうですが、一部ヨーロッパの面白い地域のオークも混ざってるようです。
FullSizeRender

また、ここには先住民マプチェ族の木造工芸品や文化生活の展示もありました。
IMG_0423

こちらは銀製品。
インカでは黄金が珍重されましたが、こちらは銀だったようです。
アクセサリーの形にはインカに影響を与えたであろうものも見受けられます。
IMG_0424

何に使うものか説明はなかったけど、このカードキャプターさくらの杖みたいなやつがときめきます。
IMG_0422

お待ちかねの試飲コーナー!
超ミネラリーなソーヴィニヨンブラン、教科書のようなカベルネソービニヨン、私史上最高においしいカルメネール、レイトハーヴェストのセミヨンとソーヴィニヨンブラン半々の甘口ワインを味わいました。
カルメネールはもうさすがの一言でした。
IMG_0428

サンティアゴに来ています。
一泊やすいホステルに泊まって、これからアルゼンチンに向かいます。
とりあえず南米全土に広がるエンパナーダのチリ版を食べてきました。
オーブン焼きだったペルーのエンパナーダとは違い、揚げてあります。

なんと1500ペソ、お値段はイースター島の3分の1です!
FullSizeRender

お腹ペコペコだし、今日のフライトはLCCで機内食もないので、2個買って食いだめします。

まずはナポリタン。
トマトソースではなく、たっぷりのハムとオリーブに、角切りトマトが入ってます。
IMG_0438

次はPinoというやつ。
豚ミンチと卵、オリーブになんかとろみのついた汁が入っててすごく美味しいです。
IMG_0439

イースター島のエンパナーダは写真撮ってませんが、マグロのエンパナーダでした。
ツナ缶を使えば再現できそうです。
ペルーのエンパナーダの具は、基本肉かじゃがいもで、トウガラシの旨味たっぷりソースが美味しく絡まっており、しかも安くて、総合するとペルーのエンパナーダのが好きです。

イースター島は基本的に人家が少なく絶海の孤島なため、星がとてもよく見えます。
それを利用し、天体観測ツアーまでありました。
往復の送迎と写真、合間のホットドリンクとお菓子、天体の解説つきで、お値段90ドル!
この島はどこまでも高い。
IMG_0197

ツアーは9時ごろからアナケナビーチ付近で行われます。
宵の明星から始まり、牡牛座のプレアデス星団や、オリオン座のM42星団までバッチリ見えます。
ポリネシアの民族は星を頼りに航海をしており、星はとても大切なものでした。
遺跡にも天体観測関連のものがいくつか残されています。
星座の神話もいくつか残っており、一つこの島のものを教えてもらいました。

イースター島に夫婦が住んでいた。
ある日夫が仕事から帰ると、妻が家で浮気している現場を見てしまった。
ブチ切れた夫は妻と浮気相手を殺害してしまう。
そのすぐ後に妻を殺したことを後悔し、大好きな妻に少しでも近づこうと、二人の子供と一緒に崖から身を投げる。
妻はオリオン座の一等星ベテルギウス、身を投げた3人はオリオン座の三つ星であるといわれ、三つ星はどれだけ頑張っても妻の星に近づくことはできない。

悲しい話なんだけど、浮気相手は放置?と私は思ってしまいました。

最後は星空写真を撮ってもらって終わり!
楽しかったけど、やはりちょっとお高かったなあ、と思いました。
IMG_0396


このページのトップヘ