酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:チチカカ湖

プーノの街中は、とてもローカルな感じで、クスコやリマのようにここが観光地!みたいな場所はほとんど見当たりません。
どうやらペルー はどの街も中心部には「アルマス広場」という名前の広場があるのですが、プーノに至っては工事中で中には入れませんでした。

これが中心部に通じる道路。
この一方通行みたいな田舎情緒あふれるのが中心部ってくらいのどかです。
しかし夜はわりかし賑やかです。
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桟橋に向かって歩きます。
湖に近づくにつれ、朝市がずらっと開催されていました。
これはこの通りだけでなく湖の近くは全部この調子でした。
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滞在日数が少なく、あまり歩いてないのもありますが、プーノは本当に観光スレしていないホッとする町です。
治安も悪い感じはせず、ヤバそうな通りは今のところ見かけていません。
タクシーもだいたい10ソル以内でどこでも行ってくれるし、ご飯屋さんも定食5ソル前後のローカル飯屋がたくさんあります。

しかしこの街はさすが標高4000メートル近いだけあり、めちゃくちゃ寒いです!
昼間は半袖でいけるのに、朝晩はウルトラライトダウンの上からレインジャケット着てます!

明日にはプーノを離れ、アレキパに向かいます。

ウロスから約2時間半、チチカカ湖で3番目に大きい島タキーレ島に来ました。
ここは浮島ではなくちゃんとした島です。
ここでは約2000人の島民が農業を営んでおり、毎週日曜にはファーマーズマーケットで島外からもたくさんの人が訪れ、大いに賑わうそうです。

今回チチカカ湖の島巡りだからトレッキングはないとタカをくくっていましたが、アンデスはそんなに甘くないです。
島の低い部分へ約200段ほど登ります。
ワイナピチュ登山に比べたら全然楽です。
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登ったところにはインカの遺跡があります。
そこから島の高い部分まで平坦な道を歩き、お昼ご飯を食べます。
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お昼ご飯はチチカカ湖で取れたサーモンでした。
こちらはムニャ茶(Mate de Muña)が有名だそうです。
とりあえず全部普通だったので割愛します。

ここからはまた船着場まで下山します。
チチカカ湖を臨むこのアーチがフォトスポットだそうです。
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船着場の水は大変澄んでおり、沿岸部と大違いなほど綺麗です。
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さて、ここからまた2時間半船でプーノに戻ります。
雨季なので途中雨が降ることまでは予想していましたが、まさかこれほどチチカカ湖が荒れに荒れるとは思いませんでした。
基本的に酔ったりはしない私ですが、1時間半も大荒れの湖で揺れまくる小舟に乗ると、げろげろしないまでも生まれて初めて船酔いを経験しました。

プーノからはチチカカ湖に綺麗な虹がかかって見えました。
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チチカカ湖沿岸の町、プーノに来ています。
チチカカ湖はペルーとボリビアが半々くらい所有しています。
完全に神話枠ですが、太陽神インティが自身の息子(諸説あり)であるインカ帝国初代皇帝マンコ・カパック(Manqu Qhapaq、素晴らしき礎の意)をこの地に遣わせた、という話があります。

また、チチカカ湖は浮島ウロスでも有名です。
プーノの桟橋からウロスまでだと10ソルで行けるようですが、今回私はウロスとタキーレ島の2島めぐりで昼飯ホテル送迎付き50ソルで予約しました。

ウロスまでは岸から30分ほどで行けます。
ウロスに近づくと水草トトラが生え始めます。
岸の方はまだ水が汚いです。
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ウロスに来ました。
ウロスとは100近い数の浮島の総称です。
1つの浮島に5家族ほどが住んでいて、幼稚園や小学校の浮島もあるそうです。
浮島はトトラを生やした地面の上にさらにトトラを積み上げて作ります。
これが20年ほど持つそうで、20年経ったら新しく浮島を作るそうです。

ここが私的ハイライト。
このトトラ、根元の白い部分はなんと食べれます。
水草独特の、四国にいた時に刺身のツマとして出てきていたミズイモという野菜に似た味と食感でした。
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ここに暮らす人々は、主に観光と漁業で生計を立てているそうです。
だいたい1つの島に週1で観光客が来るようです。
人々は織物やトトラ細工でお土産物を作っています。
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あとはトトラ製の観光船を運行させています。
この観光船、一人たったの10ソルで乗れます。
私何も買わなかったからむしろ20ソルくらい徴収してほしい気持ちです。
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