酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:タイ料理

昨晩は、しばらくタイを離れていた人のおかえりパーティーに乱入しておりました。
なんと日本の、北海道に一年留学していたそうです。

そんな彼が食いたくて仕方がなかったお店がこちら、Coffee Beans by Dao。
チェーン店で、いろんなショッピングモールに入っているようです。
我々はサイアムパラゴンの中のお店に行きました。
お店の内装はかわいい系ヨーロッパ調で、出してるお料理もパスタとかフレンチっぽいものだけかと思いきや、タイ料理もばっちりありました。

グリーンカレーパスタ。
割と前からグリーンカレーをパスタにかける料理はあると聞いていましたが、対面したのは今日が初めてです。
ちゃんとグリーンカレーで、余計なアレンジは皆無でした。
パスタ懐広い!
IMG_0671

これは、クリスピーソムタム。
パパイヤ部分をかきあげみたいにして、そこにソムタムのタレと具みたいなのをかけて食べます。
これは伝統的なものではなく完全な現代アレンジらしく、食べやすくてしかも辛さも抑えられており、大変秀逸なお味でした!
IMG_0672

ほかには普通のタイ飯メニューも存在しております。
ヤムウンセン、屋台より辛さ控えめ。
IMG_0669

海鮮炒め。
IMG_0668

こちらはカフェなのでケーキももちろんあります。
3つのうち2つは普通のケーキですが、手前の白いのはココナッツケーキです。
日本人が考えるような、ココナッツミルクをクリームに混ぜたとかではなく、中にココナッツの果肉が挟まっています!
これは想定外だったし、しかも美味しい!
IMG_0675

国によっては保守的で、こういったアレンジを一切認めない国民性の国もある中、タイはフレキシブルに変化し続け、伝統や文化、ライフスタイルを大切にしながらも、他文化を受け入れるおおらかさを併せ持つステキな国だと思います。

そして留学帰りの彼は、言うまでもなくこれらを掻きこむように食べてました。

タイ料理は、すでに味がついてるものにもさらにタレ的なものが付いてきます。
味変アイテムとして使う場合もあれば、それがないと味が成立しない場合があります。
多くの場合味が成立しません。
なぜ最初からその味に料理しないのか、不思議で仕方ないです。

豚肉の味染みたやつと、ソース。
豚肉がそもそも味が付いていて美味しいのですが、さらにソース。
かなりスパイシー、かつ酸味のあるソースが超ベストマッチ。
これは味変にあたるようです。
IMG_0615

カオパットと、それ用のソース。
ナンプラーに唐辛子を漬け込んだもののよう。
塩味を足すために使われます。
カオパット自体味が薄めなので、これをかけて丁度良い、とタイ人は思うんでしょう。
お好みで、量は調節しつつもないと成立しない枠のようです。
とはいえ私はそのままで十分美味しいので、きゅうりにかけて食べます。
しかもこれ、朝ごはんだから味濃くしなくていい。
IMG_0597

オムレツの中にもやしとかの野菜炒めと、ココナッツの佃煮みたいなのが入ってるやつ。
横に添えられたきゅうり入りソースと食べます。
これも酸味と塩味です。
このソースも酸味と塩味がきいています。
ココナッツのおかげで中身が割と甘め、外の卵はナンプラーを混ぜられており、塩味がついています。
なんか共通点が少ないので、ソースをかけることで一体感のある味になりました。
これはソースがあって初めて味が完成するやつ。
IMG_0539

私が見てきた感じだと、小さい頃から嫌いなものを頑張ってたべる、という習慣はあんまりないようです。
なので食の好みは人によってかなりバラけるのではないでしょうか。
それに適応するためにソースで別添えにしてるのかな?と思ったりしてます。

このページのトップヘ