酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:タイ料理

先日はFOODEXに参加してきまして、しこたまに色々飲み食いしてきました。
今回初参戦で違いがわからないのですが、どうやら今年はコロナの影響もあり、例年より出店が少ないようです。
お昼頃にタイのブースをうろついていたら、このスナップえんどうのヤムの試食をもらって、料理デモンストレーションを見てきました。
大変美味しく、野菜もたっぷりとれてご飯との相性も最高だったので、材料もあらかたうちにあったので作ってみました。
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スナップえんどうのスジをとり、切ってレンジ蒸し器でチンします。
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豚ミンチとミックスシーフードに火を通します。
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ソースに使うナムプリックパオの瓶はきっと使いきれないので、トムヤムペーストで代用します。
これ全部入れて良いです。
これはカルディで150円くらいで売ってます。
これと、ナンプラー、砂糖、レモン汁を混ぜ合わせてソースを作ります。
粉唐辛子入れずとも充分ピリ辛です。
硬くて溶けにくいので、炒めた肉とシーフードを熱いうちに入れて混ぜるのが良いです。
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全部混ぜ合わせます。
ホームデーンの揚げたやつは業務スーパーで買ったフライドオニオンを使いました。
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今回はパクチーと和えてサラダっぽくしてみました!
ご飯にもよく合います!
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バンコクの地下鉄MRTのラーマ9世(Pa Rama 9)駅の近くに中国大使館があります。
その裏辺りにタイ人の友人が住んでいた数年前泊まりに行ったら、この辺は美味しいカオマンガイ(タイ風チキンライス)の店がたくさんあるのよお、と連れて行ってくれました。
ふっくら茹でたチキン、チキンの茹で汁で炊くご飯に、トロトロに煮込んだ冬瓜が入った絶品チキンスープを汗をかきながら掻き込むのがとても幸せでした。
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今日Facebookの思い出のところに出てきたのがこのカオマンガイの写真でした。
去年わざわざその中国大使館の裏まで食べに行きました。
思い出したからレシピを書いておきます。

カオマンガイ
材料
鶏もも肉 1枚(ももはプリッとできて良い)
米 1.5-2合(炊飯器のリミットより1合少なめで)
中華スープの素 小さじ1.5
タレの材料
 ナンプラー(醤油でもok)   大さじ2
 みそ 小さじ1
 みりん 小さじ2
 にんにく 半かけくらい
 ゴマやパクチー 適量

作り方
米を研ぎ、炊飯器にセットする。
中華スープの素と塩を1つまみ入れ、水を規定の分量まで入れて軽く混ぜる。
その上にチキンをセットし、炊飯スイッチを押す。
米を炊いてる間にタレの材料を混ぜてタレを作る。
ご飯が炊けて蒸らしたら完成です!

本格的に作りたい場合は、鶏肉を弱火でじっくり煮込み、その煮汁に生姜と塩を少し加えてで米を炊きましょう。

写真はカオマンガイがうまいと評判の、バンコクのホテルのものです。
お値段は屋台の何倍もしますが、チキンがしっっとりしていてとても美味しかった。。
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この屋台のカオマンガイの場所と、高級カオマンガイレストランの場所はこちらのブログに載せました。
行けるようになったら是非行ってみてください!
このコロナ騒ぎでいろんなものを作るため、血迷って大きいサイズのナンプラーとか買った人がいるかと思います。
肉を漬け込むのに使ったら、安い肉は美味しくなるし、ナンプラーは減るし、一石二鳥です!
ナンプラーの瓶の奥底に結晶ができるまでに使いましょう!

肉の漬け込みだれ
材料(鶏モモ肉2枚ぶんくらい)
ナンプラー 肉がひたひたになるくらい(お玉1杯半くらい)
すりおろしにんにく ひとかけぶん
すりおろした生姜 にんにくと同量
みりん 大さじ1
お好みで一味唐辛子
作り方
肉と材料をジップロックに入れ、冷蔵庫で最低3時間くらい寝かせる。
一晩くらい置いてもいい。
焼く時は、まず漬け汁を入れずに肉だけ焼き、両面焼き目がついたらタレを流し入れて軽く煮込む感じ。
すると白米もビールも止まらない何かが出来上がります!

カオマンガイとは、中国海南島で生まれた料理で、シンガポールやマレーシアにも伝わり、大人気の料理です。
タイではカオマンガイ、と呼ばれています。
カオはタイ語でコメを、ガイはチキンを意味します。
マンは知りません。

このカオマンガイ、街角の屋台などでもたくさん売られています。
MRTラーマ9世駅、ショッピングモール・フォーチュンタウンを北に超えると、中国大使館のある角があります。
この道がSoi Ratchadapisek 3です。
中国大使館の角から5分ほど進んだところにセブンイレブンがあり、そこの交差点はカオマンガイ屋が集中していることからカオマンガイ交差点と呼ばれています。 
どのカオマンガイやさんもめちゃくちゃおいしいです。

セブンイレブンイレブンのちょうど向かいにある、茹で鳥を吊るしているのがカオマンガイやさん。
こちらのカオマンガイはなんと1つ35バーツ、約105円です。
そこにスープを一つ頼みます。
このスープ、鳥の骨を茹でて取っているのがわかる味!味の素ではない!!
このスープを使って炊いたのが、鳥の下のご飯!!
鳥の出汁がしみている。。
レバーみたいなのは、鳥の血を固めたものです。
血なのに生臭さもなく、まるで豆腐です。
ご飯も鳥も味が薄いので、横についてるソースを少しずつつけながら食べます。
生姜、にんにく、少量のトウガラシが甘めの醤油のようなものに混ざったタレと、鳥とご飯が合わさって、初めてカオマンガイの味が完成します。
大変美味でありました。
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そしてホテルのカオマンガイ。
MRTサムヤン駅が最寄りのホテル、Moutienの中に入っている、Ruentonというカフェ。
ホテルでしかも英語も通じる高級店のため、スープ諸々込みで、260バーツ、約900円もします。
都内のランチ並みです。
しかし、量は上記の路面店の約2倍あります。
鳥はしっっっとりと蒸しあげられ、全くパサパサしていません。
真空パックで低音調理しているのではないか、と推測しています。
血を固めたものも付いていますが、こちらは路面店よりもギッシリしっかりしています。
やはり臭みもなくおいしい。。
山盛り入ったご飯は、路面店のものより少し味は濃いけど、やはりちゃんと鳥から出汁を取ったチキンストックで炊かれており、絶品でした。
スープも同様、こちらは写真には写りませんが、具に冬瓜が入っています。
たくさんついてくるソースは、路面店同様お好みでつけて食べます。
一番大きい皿に入ってるやつが一番スパイシーながら、美味しかったです。
やはりお値段のことだけあり、本当に美味しかった、、、
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Ruentonはカフェなので、他のものもあります。
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食べ比べてみた結果、路面店よりも若干ホテルが勝ちかな、という感じでした。
とはいえどちらも本当に美味しい!
日本でもカオマンガイが美味しいという店に行きましたが、私の比較対象はこれらの激ウマ店のため、全く比べ物になりませんでした。
日本にいるなら、自分で鳥だし取って作るのが、やはり一番おいしい。

タイを代表する料理の1つ、ソムタム。
千切りの青パパイヤとトマトなどの野菜を、ナンプラーや黒糖などの調味料とトウガラシをはじめとするスパイスやハーブで和える料理です。
タイ人向けのソムタムはトウガラシが一皿に5つぐらいはいってるので、減らしたらいいと思います。

今やタイ代表のこの料理、元はラオスあたりが発祥だったようです。
ナンプラーで和えていますが、伝統的なものは発酵させた魚や、サワガニみたいなものを入れて和えています。
バンコクでも時々置いている店があり、pickled fishを使ってるソムタムだと近い味であるとのことです。
とはいえ、ナンプラーでも日本人には結構匂いがキツイ場合もあるのに、この発酵魚だとさらに結構な香りになってしまっています。
初心者は是非普通のソムタムから始めましょう。

写真中央のが伝統ソムタム。
発酵魚を使っているため汁が通常より濁っている。
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こちらはアレンジされまくったソムタム。
パパイヤをかきあげ状態にして、チリソースベースのソムタムソースをかけて食べる。
からさ控えめ。
(Coffee Beans by Dao)
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タイ料理で、我々に馴染みのある鍋料理といえばタイスキです。
MKレストランが有名で、日本にも何店舗か出店しています。

タイにはタイスキ以外にもいくつか鍋料理がありますが、本日紹介するのはそのうちのひとつ、ムーカタです。

チャオプラヤ川ほど近い大通り、Chaoren Krung通りを南下し、BTSサパンタクシン駅を過ぎてしばらく行ったところにそのお店はあります。
ムーカタ ヘンヘンコラートというお店です。
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テーブルの真ん中に火鉢を入れます。
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鍋を置き、周りの部分に出し汁をセット。
豚の出汁なんだと思いますが、友人にレシピを聞いたら、クノールの豚キューブを使うよ!と言われてしまいました。
味は薄めです。
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お野菜は、キャベツ、空芯菜、春雨です。
オプションでインスタント麺を入れてもおいしいです。
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肉はタレに漬け込んでおり、卵を落とした状態で汁ごとサーブされます。
肉自体にかなり味が染みているので、日本ではめんつゆの薄めたやつに漬け込めばいいと思います。
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卵は溶きます。
しかし汁が多いのでピカタ状になることはありません。
混ざってるエビとかは、周りの鍋ゾーンに入れます。
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ジンギスカン同様、鍋の真ん中に豚脂を置いてスタート。
肉焼きゾーン全体に脂をなじませます。
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焼きます、煮ます、
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完成!
卵入りの肉のタレは、少しずつ周りのスープに入れて、卵とじみたいにします。
汁が少なくなってきたら、 すぐ横に用意された台から周りに注ぎ入れます。
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タレは、スイートチリソースに刻み唐辛子と刻みパクチーを混ぜたこちらのオリジナル。
スープの味が薄いので、こちらをつけながら食べます。
辛いのが苦手な人は、スイートチリのみのやつも頼めます。
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こちらのお店、5日ほど前に友人に予約してもらった上でいきました。
当日6時過ぎに着きましたが、その時点で数組すでに並んでいました。
また、英語もなんとかいけるようでした。

この店の近くに、もう一軒ものすごい行列ができてる麺屋さんがあったの、すごい気になるので後日。。

ムーカタ ヘンヘンコラート

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