まだお金がなかった高校生の頃、中古CDを買い漁るのが趣味でした。
阪急王子公園駅のすぐ南側にCDや漫画を置いている店があり、毎日そこに通い詰めていました。
外のワゴンの中には10円とかから民族音楽からロック、ポップス、クラッシックまで色んなものが置かれており、ある時はジャケ買いし、ある時は掘り出し物を掘り当てて大興奮していました。
確か300円とかだったはずです。
それは当時パリにあった人気クラブ、Budda BarのパロディCDだと中のリーフレットに書いてありました。
CDの名前、Boudinというのが「フランスで一番嫌われているヤバいソーセージ」と評されていたためとても気になっていました。
そして先日の朝市でそのヤバいと言われるソーセージを買っていただき、食べることになりました!
レシピは私が滞在しているワイナリーのギヨームさんに教えていただきました。
ブーダンノワールの焼いたやつ
材料
ブーダンノワール(そのソーセージ)
リンゴ
作り方
フライパンに油をしっかり入れます。
リンゴをくし形に切り、フライパンに入れます。
同時にソーセージに軽くフォークで穴を開け、そのまんまフライパンに入れます。
なんだか簡単すぎて、これはもはや料理なんでしょうか。
しかしヤバいと聞いていたソーセージ、想像の遥か上を行くうまさでした。
旨味たっぷりで、例えるならベーコンかなと思いました。
また、リンゴの酸味がとてもスッキリしており、脂っこく塩気の多いブーダンとのマッチングがとても素敵でした。
あのCDに書かれていたブーダンのヤバさ、とは、ブーダンは見た目があまりよろしくないことに由来するのでは、とのことでした。
おそらくブーダンを知らない私がフレンチジョークを解さず、そのまま捉えていたからかと思われます。
また、ブーダンは新鮮な豚の血を使って作るもののため、スーパーで買ったやつとかレストランのやつとかは美味しくないことがあるそうです。
こちらでは毎週の朝市で、いつなら新鮮なブーダンがあるかとかを豚農家さんに直接聞いて手に入れることができるそうです。
見た目とか血という概念で拒否ってる人も多いかもしれませんが、これは普通に美味しい食べ物です。
できればビールが欲しいです。