ワインで有名なフランス。
フランスのボルドーでは毎年ワインを飲みながら走るという狂ったマラソン大会が開催されています。
ワインのみならずおつまみもちゃんと前菜から出てくるそうです。
しかもワインも一級品。

エントリーしちゃいました。

フルマラソン初めて!最近運動不足!
さてどうなるか。
完走はわりとどうでもいいから完食を目指そう。

 そんなワインで有名なフランスですが、フランスはワイン発祥の地ではありません。
1世紀ごろにローマ人やらフェニキア人やらがフランス南部のマルセイユから伝えたそうです。
そこから各地域の気候と土壌に合ったぶどうを栽培するようになり、1900年初頭にはワイン法が制定され、今に至ります。

ワインもただぶどう醸すだけじゃ昔の人は満足しませんでした。
古代ローマ時代にはワインにスパイスをいれて香りや味を添加する製法が生まれてヨーロッパ各地に広がり、そういうワインは1390年頃にはipocras、と呼ばれていたという記録が残っています。

この当時のレシピそのままで作られるスパイスワインは、フランスにも残っています。
リヨンからほど近い、中世の街並みが保存された美しい村、ペルージュ村では、現在も当時のレシピそのままでつくられたスパイスワインが飲めるそうです。このスパイスワイン、現在ではHypocrasと呼ばれています。
このペルージュで味わえるHypocras、日本で提供しているお店が一軒だけあります。

Cafe des soleils
東京都世田谷区大原1-9-13
03-6804-8425
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スパイスを添加するワインは、ドイツあたりのグリューワインが有名ですが、スパイスを煮出すグリューワインとは違い、ペルージュ村のHypocrasはスパイスを数日ワインに漬け込むことで作られます。
こちらのお店ではグラスやデキャンタで店内で飲めるだけでなく、ボトルサイズでのお持ち帰りも可能です。

自分でスパイスを煮出してつくってもなんだか全くこの味になってくれず、やっぱここのはうまいなあと思います。
せっかくフランスに行くので、実際にペルージュ村に行って、中世の空気と美味しいスパイスワイン飲んでこようと思ってます!