酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:スイーツ

電子書籍出版に向けての執筆がかなり佳境に差し掛かってきました。
ひとまずお酒ネタに特化した酒飲み垂涎の1冊『酔う子とひつじさんの酒だる』はほぼ固まっております。
最近思ったけど、元ネタがあっても本を出すのは大変なものですね。

ブラジルで食べたキャッサバのケーキ、Bolo de
Mandiocaをサツマイモでつくったりして再現を試みてきました。
しかしなかなか理想形には近づかず、何度も試作して苦労している一品です。
作るのよりも作った後の消費が大変で、友人に食わせてなんとか毎回食いきっています。 
今回里芋で作ることで報告会で出せるくらいのクオリティまで持ってこれたので、レシピを記録しておきます。

キャッサバケーキ風里芋のケーキ(パウンドケーキ型1個分)

材料

里芋 200g

バター 80g

砂糖  90g

卵   2

小麦粉 80g

ベーキングパウダー 小さじ1

ココナッツミルク 200cc

ココナッツファイン 30g


作り方

  1. オーブンを170℃に余熱しておく。
  2. 里芋は生のまま皮をむき、フードプロセッサーで砕いておく。
  3. バターを白っぽくクリーミーになるまでよく混ぜる。
  4. 砂糖を2回くらいに分けて入れ、よく混ぜる。
  5. 卵とココナッツミルクを入れて混ぜる。
  6. 小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れる。
  7. 里芋とココナッツファインを入れてさっくり混ぜたら、パウンド型に移す。
  8. 170℃のオーブンで1時間焼いたら完成!
 こちら報告会ではココナッツミルクをかけて提供し、大変好評でした!
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ブラジルで食べたキャッサバのケーキ、Bolo de mandioca。
キャッサバのモッチモチな感じのケーキで、それはそれは美味しいものでした。
レシピによると、生のキャッサバをすりおろしてケーキにするというものでした。
しかし日本ではキャッサバは手に入らず、買えたとしてもタピオカ粉です。
また、キャッサバはちょっと火を通しただけだと毒素が抜けず、食うと腹水が溜まって死ぬということで、キャッサバでやるのが怖かったです。
タピオカ粉を使って2度再現を試みましたが、最初は爆発し、2度目は石を生成したので、自信をなくしてトライを諦めていました。
お菓子を作るときはちゃんと計量しましょう。

最近秋めいてきてスーパーでサツマイモをみつけたので、閃いてすりおろして試してみたらドンピシャでした!
何度も言うけど、お菓子を作るときはちゃんと計量しましょう。

サツマイモのケーキ
パウンド型1個ぶん
材料
サツマイモ 1個約300グラム
ココナッツの削ったやつ 30グラム
卵 1個
砂糖 100グラム
ココナッツミルク 100cc

作り方
オーブンを180度に余熱します。
サツマイモはすり下ろすかフードプロセッサーにかけます。
そして全て混ぜ合わせます。
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パウンド型に詰めて下段か中段で45分焼きます。
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完成!
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キャッサバのようなモチモチ感はすくないものの、大変美味しく大満足です!
秋の味覚を最大限に楽しむこのケーキ、ぜひお試しを!
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カロリーの高いものは、だいたいおいしいものです。
今日のはカロリーしかありません。
マラソンとか、運動の時の補給食とかにいいんじゃないでしょうか。

この前の旅では、ずっと行ってみたかったイギリスはスコットランドに行きました。
エディンバラの街を荷物引きずって歩いてる時に目につく、「スコットランド名物タブレット」の文字。
タブレットと言われると、フリスク的なものとか、iPadなんかを想像してしまいます。
その日は夜遅く、お店が閉まっていたので、翌朝ツアーの道すがら1つ買ってみました。
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想像していたどんなタブレットとも違うやつが来ました。
味はまるでチェルシーのバタースコッチ味、食感はサクサクとして、ほろっと口の中で溶けていきます。
美味しいんだけど死ぬほど甘いです。
デブまっしぐらです。
このサイズのタブレットが1つあれば、観光しまくっても1日お腹が空くことはありませんでした。

そんなタブレットを作ってみました。
そして失敗しました。
とことん私はお菓子作りと縁が無いです。
この前からケーキを爆発させたり、石を生成したりしています。
ネットでみつけた本場レシピの半量で作りますが、軽く5人くらいいないと消費できない量ができました。
5人で1週間くらいかかりそう。
そして全てがデブになる。


スコティッシュタブレット
材料(分量は正しいです)
砂糖 452グラム
牛乳 200cc
コンデンスミルク 缶半分
バター 25グラム

作り方
まず鍋は大きめ深めのものを使いましょう。
途中砂糖が泡立って倍くらいになります。
混ぜるやつは木べらなど、柄の長いものを使いましょう。
材料はあらかじめ計っておきましょう。
途中混ぜる手を止めることはできません。

砂糖と牛乳を鍋に入れて火にかけ、溶かします。
火は弱めです。
このときくっつかないようにしっかり混ぜ続けます。
三温糖を使ったので最初から茶色いです。
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バターとコンデンスミルクを入れて混ぜ続けます。
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全てが溶けるとぶわーっと泡立ってきます。
この泡が元のかさまで戻り、とろみがついてくるまでどんどん混ぜます。
(私はここで鍋を変えました)
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いい感じになってきました。
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ここで水の中に液体を入れると固まります。
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指ですくうとこんな感じです。
多分これで完成です。
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アルミホイルを敷いたバットなどの容器に液体を流し入れ、粗熱をとったら冷蔵庫に入れて固めます。
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ちなみに、バットのうち1つはゲランドの塩を入れて混ぜました。
これも感じが違って美味しいです。
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結果、サクサクになるはずだったのに、冷蔵庫にいれても固めのキャラメルクリームみたいになって、サクサク固まりませんでした。
味は美味しいです。
アルミホイルにぬちゃーっとひっついて終わっています。
仕方がないので、別のお菓子に流用(食パンに乗せて焼くなど)しようと思います。

固まらなかった失敗の原因は、煮詰めるときの火力だそうです。
まあまあの強火でやる必要があり、焦げ付かないように混ぜ続ける必要があったそうです。

クルーズのディナー席で一緒になったアルゼンチン人ご夫妻に、アルゼンチンってご飯美味しいよねぇ、あのアルファホーレスっていう生キャラメルをサンドしたお菓子罪深いくてたまんない、っていう話をしていたら、アルファホーレスならハバナという店に行け!と言われてきました。

アルファホーレスの詳細はこちら

話を聞いていたらどうやらそのハバナカフェは高級エリアにあるカフェチェーン店のようでした。
今日はたまたま歩いていたのがシェラトンとかある高級エリアで、高架下に見つけたので入ってみました。
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アルファホーレス大好きなので2個頼みました。
めっちゃお腹にたまります。
そして例によってトロットロの生キャラメルが挟まっており、たしかに他の市販のものよりも美味しかったです。
しかし、私が色々食べてみた結果、おそらく個人商店のケーキ屋のアルファホーレスはどれも美味しく、いまのところそれらに勝るものはありません!
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チリのサンティアゴでもみかけた、アルファホーレスというスイーツ。
クッキーとクッキーで生キャラメル(煮練乳?)をサンドイッチしたものです。
チリのやつはタダのサンドイッチだったのですが、アルゼンチンではなんかチョココーティングされてたり、罪深さが増しています。
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ホワイトチョココーティングされたカロリーの塊を見つけたので食べてみました。
まあこれだけやったら美味しいに決まってます。
甘いものが好きなら美味しくないわけがないです。
想像つくと思いますが、腹持ちもなかなか良いです。
南米は全体的にご飯が遅めなので、お腹をもたせるのにとても役立ちます。
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