酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:ジャングル

ある夜ガイドさんが、いまからカイマン(ワニ)を捕まえに行こうか、とものすごいことを言ってみんなで夜のアマゾン川に出かけました。

船に乗り、かなり川幅のある川の岸を懐中電灯で照らすと、カイマンの目がピカッと光るのが見えます、ガイドさんには。
我々には近づかないと見えません。
懐中電灯をカイマンに向けながらボートでそっと近づき、ガイドさんが素手でカイマンを捕まえます。
素手です。
すごいです。
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持ちたい人には、噛むから気をつけてね、と言いながら持たせてくれます。
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カイマンは懐中電灯の光を見続けるので、人間の影がかからない限り、逃げられることはないそうです。
とはいえこれを素手です捕まえるアマゾン川のガイドはすごすぎます。

カイマンのお腹はワニ革製品として、しっぽは食用肉となるそうです。
このカイマンはその後川に逃しました。
カイマンを食べたのはまた別の記事で。

この日はピラニア釣りに行きました。
ピラニアはどうやら川のどこにでもいるらしく、釣り針に肉をつけて垂らせば大体どこでも釣れるらしいです。
穴の開いた小舟に釣竿と牛肉の塊を乗っけて釣りやすいところに向かいます。
肉で針を隠し、針を水に落とした瞬間に水面を竿でジャバジャバします。
これは生き物が溺れて死にそう感を出すためだと思います。
そのあとは竿先を水から出し、じっと待ちます。
すぐ食いついてくるので、竿先に感じるものがあったらすぐ竿をあげて釣り上げます。
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とはいえ釣り上げるときにバレることも多いのでガンガン釣れる感じではありません。
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私もこの3匹がやっとでした。
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釣った魚はお願いすれば唐揚げにしてもらえます。
塩と胡椒?を混ぜた小麦粉をまぶし、
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油で揚げます。
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昔須磨の水族館でピラニアフェアのときに食べて美味しかったからめっちゃ楽しみです。
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完成!!
しっかり歯応えのある白身魚で、めちゃくちゃ美味しかったです!
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アマゾン川のジャングルのど真ん中に到着したのは昼過ぎでした。
お昼ごはんの後には、船でジャングルを散策し、いろんな鳥や生き物を観察しました。
ナマケモノらしきものを見るために一歩ジャングルに踏み入れると、蚊に刺されやすい私の足にはおもいっきり蚊が群がり、私の足はボコボコになりました。
虫除けをしていても、長袖長ズボンでも服の上から刺してきます。
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鷹や、尾羽が長いトロピカルな鳥なんかが飛んでるのを観察することができます。
来て数時間でも、世界でも類を見ない、強烈な生を感じました。
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そして泳ぐ時間。
ガイドに促されるも、ピラニアとかワニとかいるんでしょ?と怯む観光客。
そこでガイドが実際泳いで見せてくれ、やっと我々も安心して入ることができました。
ピラニアもワニもいるにはいるけど、臆病だから来ないそうです。
ピラニアは死にかけの動物にしか食いつかないそうです。
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また、汚くないの?と聞かれますが、ここは壮大な下水ガンジス川ではなく、たくさんの生き物が暮らすアマゾン川です。
さすがに水の中で目を開けるとか、水をコップに入れて飲むとかは抵抗ありますが、何度か入ったけど、今のところ特に病気にはなっていません。

アマゾン川ジャングルツアー初日です。
マナウス市内のホテルでピックアップしてもらい、車→船→車→船でジャングルのロッジに向かいます。
そこの最初の船のところで、早速出てくるのが、川の合流点。
こんなに早く見れると思ってなくて感激です。
アマゾン川と一言でいっても、大陸を横断する巨大な川なので、細かく名前がついてる川がたくさんあります。
ネグロ川とソリモンエス川という、二つの温度も成分も違う川があり、その違いにより混ざり合うことはないそうです。
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実際手を入れてみると、ミルクコーヒーみたいな方が冷たく、黒い方が暖かいのが手で分かるくらい温度差がありました。
世界にはここの他にもいろんな川で同じ現象が起こっているそうです。
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これから4日間、アマゾン川の探検ツアーに行ってきます。
ツアー会社はマナウスに何個もありますが、やる内容も値段も、だいたいどこも同じでした。
内容はこんな感じ
・大きなハスの葉っぱを見る
・黒と白の川の境目を見る
・ピンクイルカ見るだけ
・ナマケモノ
・きれいな鳥とか
・ジャングルをトレッキングして薬草とか説明
・ピラニア釣る
・カイマンと戯れる

ここに3泊4日のちゃんとした宿泊施設と全ての食事と水までついてだいたい1000レアル、2万5千円ほどです。
私は今回2人なので個室にしましたが、宿泊施設をドミトリーにすると安くなったりします。
問題は、支払いは現金のみなこと。
ドルやユーロも受け付けてくれます。
とはいえ少額でもカードで払えるこの国で、何故か現金のみです。
昨日不正利用に遭ったばかりですごい嫌だけど、クレカで現金を出します。

ツアー内容は同じではあるものの、どうやら満足度に差があるようです。
マナウスのホステルでツアー会社を紹介してもらったんですが、1個は微妙、もう一個はわりといい、という評判で、当然わりといい方を選びました。
予約したのはAmazon Gero Toursというところです。
具体的に何がどうなのかまでは、私のスペイン語能力では聞き取れませんでした。

とりあえずピラニアが食いたい。
いってきます!

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