酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:クルーズ旅

ご飯メニューが前と同じのが出始め、書きにくくなってきました。
なので工夫が面白かったものとか、特に美味しかったものを載せていきます。

こちらは前菜で出てきたセビーチェ。
ペルーで食べた、私がセビーチェだとイメージしてたものとは全く違うけど、ポップコーンを使ったりミカンを使う工夫はとても面白かったです。
世界中のグルメな人が乗ってくるクルーズ船で、そんな人たちの舌を満足させようとすると、通常一辺倒では面白くないもんだなと思いました。
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ペルーのセビーチェ記事はこちら参照


これはフレンチオニオンスープ。
チーズを上に乗せて焼き上げてあります。
中はこっくりと煮込まれたオニオンスープとしみっしみのパンが入っています。
これはいつでも頼める日替わりじゃないメニューなのですが、旨すぎてリピートしました。
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こちらはロブスターのエスカルゴ。
ロブスターもエビのぶつ切りがそのまま入っているのではなく、フワッフワのつみれみたいなのが入ってました。
バターも香り高くてすごく美味しかったです。
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こちらはタラのフィレ。
上にかかってるのがハーブのサクサクしたパン粉みたいなやつでした。
バジルとオリーブオイルでローストしているようです。
見た目にも綺麗だし、食感も面白いし、素晴らしい工夫だと思いました。
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2019年度版のソムリエ教本には、ワイン新興国としてウルグアイが載ってきました。
ウルグアイの国土はまあまあ小さいのに、ワイン生産量は意外にも多く、チリ、アルゼンチン、ブラジルの次、南米大陸で4番目だそうです。
じゃあなぜ今までソムリエ教本に載らなかったか、なぜブラジルはないかと言われると、おそらくワイン法の整備具合によるものと思われます。
モンテビデオもなかなか大きめな生産地になっている為、今回もできればワイナリー訪問したかったんですが、何せ一人だとツアーの採算がとれないから案内できないと言われてしまい、大変無念でした。
だから代わりにしこたま飲むことにしました。
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船を降りてすぐのところにあるのが、プエルト市場。
市場というよりもバーベキュー屋を寄せ集めた観光客向けレストランという感じでした。
しかし私には約7時間ほどの滞在時間しかないので、そこで肉と噂のウルグアイワインをもらってみました。
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国内最大生産量を誇るのは、タナ、という赤ワイン用葡萄品種。
白ワインはソービニヨンブランやらシャルドネやら普通のやつがならびます。
メニューのシャルドネ、の綴りが間違ってたので頼むのをやめました。
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頼む料理はもちろんステーキ!
アルゼンチン同様肉めっちゃうまいです。
脂身に全く嫌味がありません。
そしてワインとの相性も大変バッチリでした!
最初パンとタルタルソースで飲んでみたけど、これだと苦味が強調されてダメでした。
しかしお肉や、バルサミコ酢のドレッシングでたべるサラダは、プラムのような滑らかな赤ワインで美味さが倍増します。
この後結構頭痛がしたので添加物はそこそこありそうですが、美味しいからきっと今後もこの国からは面白いワインがどんどん出てくることと思います。
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ブエノスアイレスのすぐ向かい、ウルグアイの首都モンテビデオにやってきました。
船の中で配られた注意事項では、貴重品はできるだけ持ち歩くなとか、あからさまなジュエリーはつけるなとか、かなりキツめのことが書かれていました。
実際歩いてみた感じだと、長いことバックパッカーやっていて危険なところも通ってきた私は、危険察知能力も向上しているので大丈夫でしたが、旅慣れてない人はかなり気を付けた方がいいと思いました。
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市内中心部は港からすぐ近くで、港からずっと繁華街が続きます。
しかし土曜日だからかほほ全て閉まっていました。
街並みはどこもこんな感じで綺麗なコロニアル風の建物ですが、繁華街をちょっと曲がるだけで驚くほど寂れた街並みに変わります。
そういうところはゴミが散らかり、ホームレスが寝ていたりして、あまり治安のよろしい感じではありません。
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中心部近くの公園ではアンティークマーケットみたいなのが開かれています。
アンティークに混ざってお土産ものも売られています。
また、この国もマテ茶消費国で、見た感じアルゼンチンよりもマテ茶吸ってる人が多い気がします。
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メインの通りには、トレス・ガルシアというモンテビデオを代表する芸術家の美術館もあります。
モンテビデオはこの他にもたくさんの博物館美術館がありました。
その数は他国の首都に比べれば劣るものの、面積に対する個数の割合はもしかするとメキシコシティと変わりません。
時間があればぜひじっくり見てみたいところばかりでした。
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これが中心の広場、独立記念広場。
向かいに見える建物は普通のマンションのようでした。
この広場は中心部なのに人気があまりなく、ここでたむろってる人々は悪いハッパを吸っており、あたりに臭いが充満していました。
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中心部のお店が閉まる週末に、人々はマテ茶飲む以外に何をしてるのかと思ったら、みんなビーチに来るようです。
とても素敵なビーチで、ビーチバレーのコートなんかもありました。
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モンテビデオは一部治安に不安はあるもののとても綺麗なところで、特に博物館などもっと見たい場所がたくさんありました。
また是非訪れたいと思います。

南極付近にいた頃は、夜11時ごろまで外が明るく、朝は寝てたのであまり知りませんが、日の出も大変早かったです。
それが夜10時ごろになると暗くなっており、軽く感動しています。
南極は思ってたより寒くなくて、噂のドレーク海峡もあんまり船も揺れないし、半袖で気温マイナスの中走り回ってたんですが、今度はだいぶ暖かくなってきて感動してます。
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この日はまたビーフカルパッチョが出ました。
もちろん頼みます。
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鴨のコンフィも頼みました。
コンフィって、フランス本場のペリゴール地方で見たやつはもっと瓶詰めでドロドロのイメージだったんですが、これはなんだろう?
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メインはチキンキエフを頼みました。
私がロシアで食べたやつと全く違いますが、世界中の人間の舌にあわせようと思うとこうなってしまうのでしょう。
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デザートはアーモンドタルトにしました。
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アイスクリームはバニラビーンズたっぷりで大変美味、添えられたレモンクリームも秀逸でした!
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今日は陸デーです!
アルゼンチンはプエルトマドリンに着きました。
世界有数のペンギンコロニーがある場所らしいですが、どうせ卵も食えないと思うと、もうペンギンにはあまり興味がありません。
なのでプエルトマドリンの博物館、Museo provincial del hombre y marに行ってきました。
色々な海洋生物が展示されており、それが大航海時代のセイレーンやクラーケンの伝説と繋げられていたりとか、プエルトマドリンの原住民に関連するものだったりと、小さいながらも興味深い、充実した展示でした。
しかも入場料は無料です!

入ってすぐのところにあるのが、ダイオウイカの標本!
大航海時代にはコイツを元に、船を沈めるでっかいイカ、クラーケンの伝説が生まれました。
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大きさ比較に寝てみました。
私より大きいです!
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ダイオウイカの上には、鯨の骨が展示されています。
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季節によってはホエールウォッチングでも有名なプエルトマドリンらしく、鯨の展示は大変充実していました。
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プエルトマドリン周辺の先住民、テウェルチェ族の写真があります。
身長が高いことで有名で、ここから巨人伝説が生まれたとされます。
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彼らが狩に使っていたであろう道具も展示されています。
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個人的に面白かったのが、海洋生物の展示のところにスルメがあったこと!
どう見ても、ストーブであぶって日本酒が飲みたくなります!!
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