食人生贄エピソードが大好きで、ぜひ人間を食べてみたい私です。
イースター島でモアイの次くらいに興味津々だったのが食人エピソード。
食人エピソードだけはどこに行っても大っぴらに語ってくれる人は少ないですが、私個人は聞きたくて仕方がないトピックの一つです。

イースター島の観光地だけど何故かツアーには組み込まれていないのがこの洞窟、Ana Kai Tangataです。
街の中心部から歩いて40分ほどで着きます。

波打ち際は岩に囲まれており、ひっきりなしに高い波が押し寄せ、泳ぎたい気分にはなりません。
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そんな波間に等しいような場所にあるのがこの洞窟。
おととい訪れたオロンゴ儀式村で行われる卵探しゲームの勝者が、負けた人たちを食したと言われる洞窟です。
食うか食われるかのガチンコ勝負ならたしかにみんな頑張ります。
一部の人は食べられるのが怖くて、沖合の島から戻らず餓死したとも伝えられています。
海中には昔の名残りなのかな?と思われる不思議な形の石も見てとれます。
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洞窟内部は湿気がこもっています。
なぜわざわざこの場所を選んで、どうやって人を食べたのかは明らかではありません。
オロンゴからはまあまあ距離があるので、負けた人は食べられることを知りながらこの距離を歩いたのだとすると、ものすごいメンタルだと思います。
解体してから血を流すのはもってこいだと思うし、塩水で洗えば味も良くなると想像します。
しかし潮風も強く、火をおこすのは一苦労と思われるこの場所で、どのように調理したのかは疑問です。
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そんなことを考えるのはおそらく私だけで、観光客はここに残された壁画を見て楽しみます。
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