酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:カオマンガイ


10年ほど前、社会人になって数年くらいの時、タイに行きました。
まだ海外にそこまで行ったことがなくて、飛行機に乗る時はドキドキしていました。
この時も例によってバンコク在住のタイ人のお友達にお世話になり、いろんなところに連れて行ってもらいました。

MRTのラーマ9世駅の近く、中国大使館の裏あたりには、通称カオマンガイ交差点と呼ばれるカオマンガイがめちゃくちゃうまいエリアがあります。
その辺はちょっと下町めいていて、なんでも少しお安く売られていました。
そのカオマンガイ交差点の一角で食べたいですカオマンガイについてくるチキンスープにはトロトロの冬瓜が入っており、味が染み込んでいて絶品だった記憶です。

場所とかはこのブログを見てください




冬瓜入りチキンスープ
材料
鶏肉か鶏ガラ 適量
香味野菜の野菜クズ 適量
冬瓜 半分

作り方
鶏ガラをと香味野菜を煮込んでスープをとります。
私は鶏ハムの煮汁を使いました。

冬瓜の皮を剥き、食べやすい大きさに切ります。IMG_5313

鶏ガラスープを入れ、煮たったら弱火にして15分ほど煮込み、その後余熱で10分ほどおいて、冬瓜が透明になるのを待ちます。
IMG_5315

灰汁をとったら完成!
IMG_5316

大変いい感じのシミシミスープになりました!
冬瓜美味しいなあ、煮物にしても何にしても最高。。
FullSizeRender


【お知らせ】
世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」


ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」

 

世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」


他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」



English translation of my book

バンコクの地下鉄MRTのラーマ9世(Pa Rama 9)駅の近くに中国大使館があります。
その裏辺りにタイ人の友人が住んでいた数年前泊まりに行ったら、この辺は美味しいカオマンガイ(タイ風チキンライス)の店がたくさんあるのよお、と連れて行ってくれました。
ふっくら茹でたチキン、チキンの茹で汁で炊くご飯に、トロトロに煮込んだ冬瓜が入った絶品チキンスープを汗をかきながら掻き込むのがとても幸せでした。
FullSizeRender

今日Facebookの思い出のところに出てきたのがこのカオマンガイの写真でした。
去年わざわざその中国大使館の裏まで食べに行きました。
思い出したからレシピを書いておきます。

カオマンガイ
材料
鶏もも肉 1枚(ももはプリッとできて良い)
米 1.5-2合(炊飯器のリミットより1合少なめで)
中華スープの素 小さじ1.5
タレの材料
 ナンプラー(醤油でもok)   大さじ2
 みそ 小さじ1
 みりん 小さじ2
 にんにく 半かけくらい
 ゴマやパクチー 適量

作り方
米を研ぎ、炊飯器にセットする。
中華スープの素と塩を1つまみ入れ、水を規定の分量まで入れて軽く混ぜる。
その上にチキンをセットし、炊飯スイッチを押す。
米を炊いてる間にタレの材料を混ぜてタレを作る。
ご飯が炊けて蒸らしたら完成です!

本格的に作りたい場合は、鶏肉を弱火でじっくり煮込み、その煮汁に生姜と塩を少し加えてで米を炊きましょう。

写真はカオマンガイがうまいと評判の、バンコクのホテルのものです。
お値段は屋台の何倍もしますが、チキンがしっっとりしていてとても美味しかった。。
FullSizeRender

この屋台のカオマンガイの場所と、高級カオマンガイレストランの場所はこちらのブログに載せました。
行けるようになったら是非行ってみてください!
このコロナ騒ぎでいろんなものを作るため、血迷って大きいサイズのナンプラーとか買った人がいるかと思います。
肉を漬け込むのに使ったら、安い肉は美味しくなるし、ナンプラーは減るし、一石二鳥です!
ナンプラーの瓶の奥底に結晶ができるまでに使いましょう!

肉の漬け込みだれ
材料(鶏モモ肉2枚ぶんくらい)
ナンプラー 肉がひたひたになるくらい(お玉1杯半くらい)
すりおろしにんにく ひとかけぶん
すりおろした生姜 にんにくと同量
みりん 大さじ1
お好みで一味唐辛子
作り方
肉と材料をジップロックに入れ、冷蔵庫で最低3時間くらい寝かせる。
一晩くらい置いてもいい。
焼く時は、まず漬け汁を入れずに肉だけ焼き、両面焼き目がついたらタレを流し入れて軽く煮込む感じ。
すると白米もビールも止まらない何かが出来上がります!

カオマンガイとは、中国海南島で生まれた料理で、シンガポールやマレーシアにも伝わり、大人気の料理です。
タイではカオマンガイ、と呼ばれています。
カオはタイ語でコメを、ガイはチキンを意味します。
マンは知りません。

このカオマンガイ、街角の屋台などでもたくさん売られています。
MRTラーマ9世駅、ショッピングモール・フォーチュンタウンを北に超えると、中国大使館のある角があります。
この道がSoi Ratchadapisek 3です。
中国大使館の角から5分ほど進んだところにセブンイレブンがあり、そこの交差点はカオマンガイ屋が集中していることからカオマンガイ交差点と呼ばれています。 
どのカオマンガイやさんもめちゃくちゃおいしいです。

セブンイレブンイレブンのちょうど向かいにある、茹で鳥を吊るしているのがカオマンガイやさん。
こちらのカオマンガイはなんと1つ35バーツ、約105円です。
そこにスープを一つ頼みます。
このスープ、鳥の骨を茹でて取っているのがわかる味!味の素ではない!!
このスープを使って炊いたのが、鳥の下のご飯!!
鳥の出汁がしみている。。
レバーみたいなのは、鳥の血を固めたものです。
血なのに生臭さもなく、まるで豆腐です。
ご飯も鳥も味が薄いので、横についてるソースを少しずつつけながら食べます。
生姜、にんにく、少量のトウガラシが甘めの醤油のようなものに混ざったタレと、鳥とご飯が合わさって、初めてカオマンガイの味が完成します。
大変美味でありました。
IMG_0649

そしてホテルのカオマンガイ。
MRTサムヤン駅が最寄りのホテル、Moutienの中に入っている、Ruentonというカフェ。
ホテルでしかも英語も通じる高級店のため、スープ諸々込みで、260バーツ、約900円もします。
都内のランチ並みです。
しかし、量は上記の路面店の約2倍あります。
鳥はしっっっとりと蒸しあげられ、全くパサパサしていません。
真空パックで低音調理しているのではないか、と推測しています。
血を固めたものも付いていますが、こちらは路面店よりもギッシリしっかりしています。
やはり臭みもなくおいしい。。
山盛り入ったご飯は、路面店のものより少し味は濃いけど、やはりちゃんと鳥から出汁を取ったチキンストックで炊かれており、絶品でした。
スープも同様、こちらは写真には写りませんが、具に冬瓜が入っています。
たくさんついてくるソースは、路面店同様お好みでつけて食べます。
一番大きい皿に入ってるやつが一番スパイシーながら、美味しかったです。
やはりお値段のことだけあり、本当に美味しかった、、、
IMG_0784

Ruentonはカフェなので、他のものもあります。
IMG_0782

食べ比べてみた結果、路面店よりも若干ホテルが勝ちかな、という感じでした。
とはいえどちらも本当に美味しい!
日本でもカオマンガイが美味しいという店に行きましたが、私の比較対象はこれらの激ウマ店のため、全く比べ物になりませんでした。
日本にいるなら、自分で鳥だし取って作るのが、やはり一番おいしい。

このページのトップヘ