酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:イースター島

まずはこれだけですむので、イースター島のパワースポットから。
この石は磁力が他の石より強く、コンパスがくるくるしてしまうこともあり、神格化されています。
ガイドさん的にはただの磁力の強い石だそうですが、ひとによっては妊娠祈願に座り込んだりする人もいたそうで、今は立ち入り禁止です。
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次は儀式用の村オロンゴ。
この村の沖には、儀式用の離小島があります。
この島では海鳥が毎年産卵するので、島の男性がウキを持って、海鳥の卵撮り合戦に赴きました。
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その詳細がこのパネル。
海鳥の卵をこの島から持って帰ってきた人が英雄というかほぼ神みたいな感じで、まつられます。
酋長というか、そんなのより上みたいな存在のようです。
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誰が卵を持ち帰るかは皆の関心事なため、海に面した小屋では待っている間にシャーマンが祈り、神に彫刻を捧げます。
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これが彫刻のレプリカの一つです。
彫刻自体は大変素晴らしく、スピリチュアルなモチーフが描かれています。
卵を額の卵入れに入れて持って帰ったものが勝者となります。
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この神聖な村は島の火山口に面しています。
このクレーターの湖自体はかつて洗濯やら果物を洗うのやら、生活用水として用いられたそうです。
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ちなみに、この卵探しゲームがイースターという名前の語源になったわけではありません。
イースターの時期にこの島が発見されてからイースター島と呼ばれており、正式名称はパクスア島といいます。

イースター島には本当にたくさんモアイが溢れています。
基本的に沿岸部に400ほどある、というのが一説にあります。
私が見た、ちゃんと設置されている(されていた)モアイについて書きます。

こちらはラパヌイ市内からほど近いところにあるモアイ。
サンセットスポットになっています。
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その近くにある完璧モアイ。
帽子もあるし、目玉もちゃんと入っています。
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こちらは島北部のTe Pito Kuraにあるモアイ。
春分の日にはこの方向から日が昇るとか。
他のモアイは全て島を守るために島の方を向いているのですが、これだけ海の方を向いています。
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こちらはトンガリキのモアイ。
夏至の日はこの真ん中から日が昇ります。
このモアイは津波で全て倒れたそうです。
その際この下から1500近い数の人骨が見つかったそうです。
モアイの土台の下には権力者の人骨が埋まり、その周りには一般の人の人骨が埋まっているそうです。
また、津波で倒れたこのモアイは、日本の企業が建て直しだそうです。
その後保存の薬品を塗布したため、軽く白く変色しています。
この薬品塗布にこの15体だけで100万ドルほどかかったことから、島全体のモアイには適用できず今に至るそうです。
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これはアナケナビーチにあるモアイ。
ポリネシア某所から船でイースター島に来た最初の7人は、アナケナビーチに上陸したと言われています。
それを記念して建てられたものと言われています。
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これはVinapuにある壊されたモアイ。
かつてこの島には2つの部族が暮らしており、いがみ合っていた時期がありました。
その際片方の部族によって壊されたものだそうです。
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そこにある異色のモアイがこちら。
これは頭が2つある女性のモアイだそうです。
Y字型に2つ生えていたそうです。
さらに、手の間には男性器ではなく女性器のシンボルが描かれています。
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イースター島モアイの謎は色々あります。
誰が、何のために、どうやって運んだのか、、などなど。
今日はモアイの工場でそれを見てきました。

モアイを作ったのは、スペインのイースター島侵略の1864年まで統治していたポリネシア系の民族です。
ポリネシアの島の王様が、自身が見た夢に従い、冒険団を結成し、日の出の方向に向かわせた先で見つけたのがイースター島であった、という伝説があります。
事実イースター島での生活の痕跡は紀元1200年ごろから始まっていることが確認されています。
モアイはそれ以降に作られたものである可能性が高いようです。

この写真で有名なラノ・ララクという場所が、モアイが作られる工場でした。
この2体だけでなく、もっとたくさんあります。
首から上が土の上から出ていますが、基本は身体があって、地中に埋まっています。
保存上の問題から体は埋めっぱなしにしています。
これが一番安く上がる保存方法だそうです。
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こんな感じで、モアイがモリモリ埋まっています。
この量から分かる通り、当時のイースター島でモアイ作りは一大産業だったと考えられています。
一体のモアイにもたくさんの人手が加えられ、完成後は島のどこかに運ぶための人手が必要になります。
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わかりにくいですが、これは作りかけモアイです。
完成していれば島で一番大きいモアイになります。
作りかけが放置されたままなのも、この島の人はなぜ突然モアイ作りをやめたのか、謎の一つです。
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このモアイは正座しており、足があります。
この島で唯一足があるモアイです。
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これは行き倒れモアイ。
運んでる途中に倒れて割れてしまったようです。
じゃあどうやって運んだんやと言うのも謎の一つになっています。
モアイは設置場所まで歩いた、という伝説があるので、冷蔵庫をちょっとずつ動かすみたいに、左右をチョコチョコ歩くように動かしたのではないか、という説があります。
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こちらはプナパウと呼ばれる場所。
ここに転がっているのは、モアイの頭の上の飾り、プカオです。
モアイ本体とプカオは違う種類の岩で作られています。
プカオの方は、ちょっと赤茶けた感じの火山岩です。
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これもこんな感じで無造作に転がっており、プカオたちはモアイまでたどり着くことはありませんでした。
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このプカオをモアイの頭の上にどうやって乗っけたのかも謎の一つです。
モアイを立ててからモアイまでスロープを作り、この石を頑張って乗っけた説と、寝てるモアイにくっつけてから立ち上げた説があります。
しかしこの石自体かなり大きく、トン単位の代物なので、頑張るにも程があると思います。
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そしてこれが完成モアイ。
目はサンゴでできており、目が入ることでモアイはパワーを持つ、と言われています。
しかし多くのモアイが津波や地震などで倒れており、倒れた時に目が外れた痕跡があります。
またプカオも同様に近くに吹っ飛んでいます。
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昨日、今日、明日とイースター島ツアーに参加しています。
イースター島は小さい島なので、2日から3日あれば回れます。
ツアー会社に聞いてみたところ、1日ツアーが一つと半日ツアーが2つあったので、それに参加しました。
お値段は全部で80000ペソ、約12000円です。
1日ツアーだと、このお値段に昼ごはんも含まれています。

イースター島はモアイばっかりに焦点が当たって島の人々の生活の様子が全く伝えられていないので、そちらを書きます。

こちらは再現された当時の簡易式住居。
我々の生活に例えるとテント見たいなものだそうです。
普通の住居が再現されてないのはなぜかわかりません。。
石の土台に木の骨組みをしっかり差し込み、ワラを重ねています。
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こちらは畑。
サトウキビ、バナナ、タロイモなどなどが植わっています。
この島は常に風が強いため、作物を守るためにこのように石で囲いを作っているそうです。
現在は普通の畑が作られていますが、こういう畑は実際に使われてそうなやつを島のあちこちで見かけます。
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これは背の低い植物用。
囲うことで湿気も増えてなかなか良いようです。
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これは鶏小屋。
イースター島の人々は基本魚を食べていましたが、飽きるから時々鳥も食べていたそうです。
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こちらは洞窟、Ana Te Pahuと言うところです。
なんとAnaって洞窟の意味だそうです。
イースター島はあちこちにこういった自然の洞窟があります。
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これらの洞窟は、1864年にペルーの船がイースター島で奴隷にするために2000人もの人をさらっていったことから、以降水平線に妙なものが見えたら女と子供をこの洞窟に隠したそうです。
この洞窟は長いので、出るときは入り口とは違う方から必ず抜けていったということです。
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拐われた2000人は、タヒチの協力で解放してもらうことができましたが、その時には100人しか生き残っていなかったそうです。
また、帰還した100人から島内に今までなかった伝染病が拡がり、島の人口が大きく減り、伝統が失われる一因となったそうです。

イースター島はペルーのように激安ツアーまみれではありません。
価格帯はまるで日本です。

今日は高いの知ってるけどツアーに来ました。
日の出ツアー、30ドルでした。
高いけど初日の出をモアイと迎えられると思ったら全然アリです!

宿泊しているラパヌイエリアから車で約30分、アフ・トンガリキのモアイまできました。
この時時間は7時ごろ、イースター島のタイムゾーンはなぜかペルーと同じなので、日の出も日の入りもとても遅いです。
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空が明るくなり始めました。
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徐々に太陽が見え始めます。
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日が昇りました。
これが夏至の日だと、太陽がモアイの真ん中から登るよう作られています。
全てのモアイは天体の動きに即して配置されているそうです。
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モアイの影がずっと伸びてる様子も美しいです。
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2020年あけましておめでとうございます。
今年も健康に、安全に、旅してまいります。
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