酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:イラン

先日コロナ支援で、鹿児島のさつま揚げを大量に購入したのがまだまだあって、再現料理がすすみません!
代わりに日本酒がもりもりと進みます。

今日は昨日紹介したお魚のハーブソースの料理、ガリエマヒの横に添えてた空豆ご飯について書きます。
空豆はちょうど季節だし、是非作ってみてください!


バガリポロ
二人分くらい
材料
米 1.5合位
空豆 10個くらい
ディル 大さじ2くらい

作り方
空豆の薄皮?みたいなやつを剥きます。
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米を研ぎ、分量の水を入れてから空豆と塩を2つまみほど入れ、炊飯します。
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炊き上がったらディルを入れてよく混ぜます。
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お皿に盛り付けて完成です!
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ディルの香りがたまらなく美味しいし、空豆が手伝ってかなり酒が進む感じになってます。
香ばしくてめちゃくちゃいい。。


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今回は日本米で作りましたが、現地ではバスマティライスを使用します。
私が作ったやつはディル大さじ1くらいなので、かなり入れてもいいということでレシピの量は倍にしました。
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今日は二日連続イランレシピの1日目です。

イランはイスファハーンでホームステイした先のMehrnoushさんは超絶料理上手。
私の中の作りたいと思うイラン料理レパートリーはほぼ彼女に教わったものです。
私が「ねえねえ、イラン料理はパクチー使わないの?食べてみたい。あと魚をもう1か月以上食べてなくてマジで死にそう(インドでベジタリアン生活してた)」と言ったら教えてくれたのが、海に近いイランの南の方でよく食べられるこの料理でした。
ソースを長時間かけて煮込み、揚げた魚にかけて食べる料理で、ソースをガリエ、魚をマヒというそうで、そのまんまガリエマヒという料理名になったそうです。


ガリエマヒ
2人分くらい
材料
タマリンド 50グラムほど
玉ねぎ 1個
トマトソース 大さじ2、もしくはトマト半分
ハーブ類
 パクチー3束
 乾燥タイム大さじ1くらい
 ディル大さじ1くらい
あればターメリック 2振り

作り方
タマリンドは、レンガのように固まってるので、軽くバラして10分ほどぬるま湯につけておきます。
(他の料理で使うため、ちょっと多めに製作)
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その後タマリンドをぎゅうぎゅう揉んで、味噌汁のような茶色い汁(タマリンド水)をこし取ります。
揉んだあとのガラは捨てます。
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玉ねぎ1個分を、多めの油で飴色になるまで炒めます。
そこにターメリックとトマトソース(ピューレが望ましい)を入れます。
生のトマトなら、普通のトマト半分ぶんくらい入れましょう。
今回は冷蔵庫にあったミニトマトを使いました。
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トマトから少し汁が出始めたら、水を2カップくらいとタマリンド水をカップ半分加えて、さらに煮込みます。
トマトがさらに潰れた頃に味見して、軽いポン酢のような酸味を目指して、必要に応じて少しずつタマリンド水を足します。
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みじん切りにしたハーブ類を入れます。
今回はパクチー3束分くらいと、ディル大さじ1、乾燥タイム大さじ1くらい入れました。
現地ではパクチー、生のフェヌグリーク、生のタイムを入れました。
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そこから弱火で1時間くらい火にかけ、塩で調味します。
酸味がきつい場合は砂糖を少しずつ足します。
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魚を調理します。
小麦粉か片栗粉をまぶした魚を、多めの油で両面揚げ焼きにします。
今回はタラを使ったのですが、身が崩れたので、鰆とかええんちゃうかと友人が言ってました。
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魚の上にたっぷりソースをかけて出来上がりです!
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酸味が絶妙で、ハーブの香りもムンムンしてとっても美味しいです!
空豆ごはんのバガリポロがとても合います!
こちらのレシピは明日載せます。
実際食べないとイメージつきにくいだろうから、報告会で出したいなあ。



こちらが現地のガリエマヒ。
今回は味的にもかなり現地に寄せて再現できたと思います。
灼熱のイランで、イラン美女や世界各国の女子たちとキャッキャした日々をものすごく思い出す味に仕上げられました。
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去年の6月はイランにいました。
もう1年近く前のことだと思うと感慨深いです。
イランは全く危ない国ではなく、朗らかで人懐っこい人々がキラキラと暮らしているとても安全で素敵な国です。
物価はおそらくインドを下回るレベルで安いので、旅行者は旅行しやすいけど、現地の人は旅行などゆめゆめ叶わない状況で、輸入物も高くてそうそう買えないのが現実です。
コロナが終わったら、現地でできたお友達に会いに行ったり、たくさん買い物して経済回しに行きたいなあ、その前に私が仕事見つけないとなあ、と思ってます。

シーラーズからバスに乗り、ゾロアスター教が今も息づくヤズドに着いたのは、あたりが暗くなった時間でした。
タクシーをつかまえてホテルまで向かうにも、迷路のようになった旧市街ではなかなか思う場所が見つからず、最終的にGoogleマップ見ながら運転手さんとスーツケース抱えて歩きました。
くたびれてたどり着いたのは、旧市街はジャメモスク近くのシルクロードホテルでした。
外にご飯を食べに行く気力もなく、ホテルのレストランでご飯とスープとなんかスイーツを頼んで500円くらい、現地だとちょっと割高だったと思います。
その時のスープがヤズド名物とメニューに書いてあったシュリ、というスープでした。
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見た目は地味なんですが、豆がこっくりしてスープ全体にとろみがついていて、野菜もたっぷりだし、軽い酸味が疲れた体にジワッと染みたのを記憶しています。
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このスープを再現しようと、GoogleやYouTubeを駆使し、Facebookのイラン料理コミュニティで質問したりしてみたところ、どうやら基本はビーツを使った真っ赤なスープのようでした。
いやでも私が食ったやつは絶対ビーツと違う!と思って、ブロッコリーで再現してみました。


シュリスープ
3人分くらい
材料
玉ねぎ 1個
ブロッコリー 3房と茎3センチほど
葉物野菜(ほうれん草、パクチー、ディル、フェヌグリークなど) ブロッコリーと同量くらい
豆(レンズ豆かムング豆) 1カップ
ワインビネガー 大さじ半分くらい
あればターメリック 2-3ふり

作り方
玉ねぎを飴色になるまで炒める。
(玉ねぎが安いときに大量に飴色玉ねぎ作って冷凍しておいたものをお湯で溶かして使いました)
飴色になったら、ターメリックを入れる。
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ブロッコリーの芯は皮を剥き、あとは全部刻んで玉ねぎと一緒にし、ひたひたくらいの水を入れる。
豆を入れ、水を2カップほど足し、ブロッコリーも豆も柔らかくなるまで煮込む。
沸騰したら弱火にする。
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その間に野菜を切っておく。
パクチー4束、パセリ、ミントを使用。
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豆とブロッコリーが柔らかくなったら野菜を投入し、くたっとするまで煮込む。
水が少なそうなら、ひたひたになるまで足す。
野菜に火が通ったら、ワインビネガーを入れ、よく混ぜる。
酸っぱい匂いが飛んだら塩で調味し、完成です!
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もう、もう、完全にヤズドで食べたあの味だと思います!(思い出補正の可能性あり)
見た目も似ている気がする!!!
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具沢山で、具も野菜と豆なのでお腹にたまっても大変ヘルシーです。
玉ねぎを飴色にする時にまあまあ油を使うのですが、油をヘルシーなものにしたり、事前に玉ねぎをレンチンするなど飴色化時短処理しておけば、油も比較的少なくカロリーを抑えることができると思います。
レンズ豆は好きすぎて1か月で1キロくらい消費してしまいますが、水につけなくても火が通りやすくて、旨味も出るし、おすすめ食材です。
いろんなレシピを見ると、だいたい水溶き小麦粉でトロミをつけているのですが、豆がトロミを出すのであまり要らないと思います。


最初イランに行った時は、インドでベジタリアンライフを貫き通していたので、お肉を食べるのが苦痛でした。
1か月ぶりの動物の肉は脂っこくて、最初はお腹を壊しました。
徐々にわかってきたのが、どうやらイランのレストランで食べるイラン料理は基本的に大味で、ケバブ以外あまり美味しくないということ。
そして何故か西欧資本主義を象徴するかのような、ピザやハンバーガーといったファストフードがめちゃくちゃ美味しいということでした。

そんなハチャメチャ食生活のイランで1週間が過ぎた頃、その昔世界の半分があると謳われたイスファハーンに来ました。
例によってお宿はホームステイ、ホストはくっきりペルシャ美人、Mehrnoushさんでした。
彼女とは歳も近く、料理好きな共通点もあり、とても仲良くなりました。
毎食いろんな料理を教わり、実はご家庭で食べるイラン料理はすごく美味しいということを実感しました。
大変充実したステイで、世界で一番美しいと言われるモスクよりも断然この日々のお料理やおしゃべりが楽しかったです。

彼女に教えてもらった料理の中でも、これは絶対白ワインに合わせたい!と思ったナスの前菜、ミルザガセミを再現してみました。
※イランは法律で飲酒が禁止
作る前に冷蔵庫に白ワインを冷やしてから取り掛かりましょう!
イタリアのヴェルメンティーノなんか美味しいと思います!

ミルザガセミ(Mirza Ghasemi)
1-2人分
材料
なす 長いのは3本、短いのは5本くらい
にんにく 2かけ
トマト(ピューレやカット缶ok)   1個(ピューレは100cc)
卵 1個
できればターメリック 小さじ1くらい
塩胡椒
あればイランのザクロソース

作り方
ナスの皮に切れ目を入れ(爆発防止)、コンロで直火で皮が黒くなるまで炙ります。
魚焼きグリルを使う場合は、様子見ながらひっくり返してください。
オーブンだと焼いた香りがつかないのでダメです。
必ず直火で焼きましょう。
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ナスの皮を剥きます。
黒くなったところはポロポロ指で剥けます。
この後細かく切るか、包丁で叩いておくと後の工程で楽です。
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にんにくをみじん切りにし、鍋にオリーブオイルを敷いて香りが出るまで炒めます。
イラン料理はめちゃくちゃ油使うので、もう少し多めでも全然いいです。
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ナスを入れて炒めます。
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軽く火が通ったらターメリックとトマトペーストを入れます。
弱火でよく炒めて、鍋にくっつきそうになってきたら、水をひたひたになるくらいまで足し、一度沸騰させて弱火に戻し、それが蒸発するまで炒め煮にします。
ナスは木べらで潰しながら混ぜます。
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15分か20分くらい炒めました。
水分が飛んで、ナスが潰れていい感じになりました。
ここで塩で味付けします。
この後卵が入るので、ちょっと味が濃くなっても大丈夫。
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そこに溶き卵を入れます。
卵の目的はふわふわの食感にすることです。
スクランブルエッグになってしまわないように、手早く混ぜて火を通します。
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こんな感じで、卵の形が残らないようよく混ぜ炒めます。
全体に火が通ったら完成!
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お皿に盛って、ハーブ(バジル推奨)を添えます。
にんにくが効いてて、焼きなすの香りが素晴らしく、非常に食が進みます。
バゲットに塗っても良い感じです。
熱々で食べても、冷やしても美味しいです。
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これがイランでMehrnoushさんちで食べたもの。
あの時は梱包材のプチプチそっくりなパンにつけて食べました。
彼女に作ってみたよ!と連絡したら、とっても喜んでくれました!
またイスファハーンに行って一緒にお料理したいなあ。
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イスファハーンでたくさん買い物してしまった私は、日本に向けて荷物を発送することにしました。

イマーム広場から徒歩約10分ぐらいのところにある郵便局に来ました。
真夏のこの時期、イスファハーンのお役所や郵便局は朝6時から昼の1時までの営業になる、とのことでした。
場所や人によって色々事情が変わる国なので、都度誰かに確認しましょう。

郵便局はPOSTと英語で書いてあります。
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国際小包の入り口に向かいます。
中は繋がってるんですが。
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これが送り状です。
見ての通りとっても欄が小さいです。
書ききれないので、担当のおばさんに住所をタイピングしてもらってプリントアウトします。
プリントアウト代で合計130000リヤルもとられました。
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その後荷物の中身を一個一個赤外線でスキャンします。
ここで1時間くらい経過していますが、キレてはいけません。

何度もスキャンし、全部OKが出てからやっとパッキングです。
郵便局指定の黄色い箱に詰めてもらいます。
テープで止めるところまでやってくれるので、こちらで用意するものは特にありませんでした。

今回2箱発送し、全部でだいたい5キロくらいで、送料は2つ合わせて4000円もしませんでした。
イランからの発送は全て航空便になる、とのことで、追跡番号もちゃんとついてます。
ペルシャ語で書かれてるので、数字は頑張って読みましょう。
ここから約2週間後、荷物の1つが届きました!
最速2週間での到着になるようです。

カーシャーンでも発送を試みましたが、カーシャーンからは一部の国への発送ができなくなっているとのことでした。
その荷物はテヘランからの発送を試みましたが、中央郵便局に行ったのに、担当者早退のため断られてしまいました。
テヘランの友人に発送を頼んできましたが、日本では考えられないことが色々起こるもんだなあと実感しました。

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