酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

タグ:イギリス

最近SAKE DIPLOMAという日本酒の資格試験をまた申し込みまして、忙しく勉強というか実践をやっております。
麹って、澱粉を糖化するってすごく夢があって、これってこのままいくとペルーのトウモロコシビールも作れるんじゃなかろうかと思っているところです。

そんな今日先日に引き続きスコッチウイスキー料理を作ります。
今日のはシーフードスフレグラタンです。

シーフードスフレグラタン
材料
牛乳 250cc
バター 30グラム
薄力粉 30グラム
卵白 1個分
シーフード 300グラム
タリスカー 大さじ2-3

作り方
ホワイトソースを作ります。
バターを溶かしたフライパンに薄力粉を練り、ダマにならないよう牛乳を少しずつ入れて溶かします。
味なしはきついので、ちょっと塩を入れておきます。IMG_4375

卵白はツノが立つまで泡立てます。
IMG_4376

シーフードは火が通ったものを用意します。
私はカニカマと、タラを用意しました。
タラは焼いて骨をとります。
全部ほぐして混ぜておきます。
IMG_4377

ココット的なものに盛り付けます。
3分の2くらいまでシーフードを入れます。
ここでタリスカーを入れて軽く混ぜておきます。
IMG_4378

ホワイトソースと卵白をさっくり混ぜて、ココットの上に置きます。
オーブンを190度に予熱しておき、30分焼きます。
これレシピには40分と書いてありましたが、その前にめっちゃ焦げ目がついてたので、30分いかないくらいで止めました。
IMG_4380

20分経過、むくむく膨らんできます!
IMG_4382

完成です!
IMG_4385

割るとウイスキーが素敵に香ります!
ふわっと軽い食感で、なんかメインというより付け合わせとか前菜向きなのかもしれません。
しかしお腹にどっしり貯まらないのが食べやすいです!

IMG_4388



【お知らせ】
世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 
現在は英語版を鋭意作成中です。

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」


ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」
 

世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」


他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」


スコットランドでディーンストーンのスコッチウイスキー蒸留所に行った時、スコッチウイスキー料理本とかいう興味深いものをみつけたので買ってみました。
いま在宅勤務で料理し放題なので、ここぞとばかりにそこのレシピを作ってみることにしました。
真ん中の薄くて小さい本、旅の間も邪魔にせず持ち歩ける良いサイズです。
IMG_7368
チョイスしたのはGaelic pastaというタイトルのもの。
レシピでグレンリベットと銘柄指定されてるのがそそりにそそります。
Gaelicってにんにくの間違いか?とか思ったら、イギリスに古くから住む民族のゲール人のことでした。
北欧神話的な妖精さんの匂いがして最高に上がりますね。
この本料理の写真とか絵が一切なくて、なんか綺麗な景色とかしか載ってません。
パスタ、というからスパゲティを想像してたら最後オーブンで焼く工程があって、読んで5回目くらいでそれがグラタン的な一皿であることを理解しました。
なので日本人的に理解しやすいよう、ゲール風グラタン、と書きました。
分量も日本人が理解できる単位に直してます。

ゲール風グラタン
4人分
材料
ペンネ 250グラム
バター 30グラム
小麦粉 30グラム
牛乳 400cc
卵黄 1個
スコッチウイスキー(推奨はグレンリベット) 大さじ3
パン粉、粉チーズ、刻みネギ 適量

作り方
ホワイトソースを作ります。
フライパンにバターを溶かし、小麦粉を入れますIMG_4341

弱火にして牛乳でさらに溶いていき、ホワイトソースを作ります。
ダマになっちゃった。
正直ここが一番だるいので、缶詰のホワイトソース450ccくらいでもいいかもしれません。
IMG_4342

火から下ろし、卵黄とウイスキーを溶き、ホワイトソースに混ぜます。
塩小さじ1くらいと胡椒で調味します。
味見するとファッとウイスキーがきて大変幸せです。
IMG_4343

茹でたペンネとソースを混ぜて耐熱容器に移し、上からチーズ、パン粉、ネギをかけて、200度に予熱しておいたオーブンで15分ほど焼き、焼き色をつけます。
IMG_4344

できたー!
ホワイトソース缶詰にすれば、卵黄とウイスキー混ぜたのを茹でたペンネにぶっかけて焼くだけで完成です。
IMG_4347

口に入れると樽の香りが香ばしく香ります。
酒のあてにするのではなく、この香りを邪魔されずに楽しみたい気持ちです。
もちろんアルコールは飛んでいるのと、クリーム系だから子供ウケもいいはず!
マジで大人から子供まで楽しめる素晴らしい逸品です!
FullSizeRender


【お知らせ】
世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 
現在は英語版を鋭意作成中です。

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」


ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」
 

世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」


他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」


飯がまずいと話題のイギリスですが、美味しいものも確かにあります。
私が食べてまず万人受け間違いないと思ったのがブルーチーズであるスティルトンを使ったスープ。
たまたまうちの近くのOKストアにスティルトンが売っていたので、作ってみることにしました。

まじうちの近所のOKストア、チーズの品揃えも値段もカルディに勝っててすごい、推す。

スティルトン&ブロッコリースープ
材料
玉ねぎ 半分
じゃがいも  2個
ブロッコリー250グラム
生クリーム 200ml
スティルトン 100グラム
固形のコンソメ 1個

今回は圧力鍋を使います。
鍋に油を敷き、玉ねぎ、じゃがいも、ブロッコリーを軽く炒めます。
ここに水600ccとコンソメを足し、圧をかけてブロッコリーとじゃがいもをトロトロにします。
IMG_4315

生クリームを溶かし、バーミックスでポタージュ状にします。
最後にスティルトンを入れて完成です!
塩はおそらくチーズやコンソメの塩気があるので入れなくていいと思います。
シンプルだけど、大人から子供まで楽しめる味です!
FullSizeRender

なんかねこも寄ってきました。
FullSizeRender


【お知らせ】
世界一周中に書き続けていたこのブログを書籍化しました!
Kindle Unlimitedでもご覧いただけます。 
現在は英語版を鋭意作成中です。

祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」
 世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」

次週開催するブラジル報告会は、ありがたいことに土曜日はほぼ満席になりました。
今回はイベントページに記載していないデザートの里芋のケーキ(マテ茶も合わせて)も良いレシピが見つかったのでお出しします!
18日はまだ残席ありますので、こちらからご予約ください。

イギリス在住の友人に、イギリス飯で不味いやつがあった話をした時、イギリス飯は実はそんなことないよ!と言われて勧められたのがこの本。
デリアさんは日本で言うと栗原はるみ的ポジションなようで、超ロングセラーのこの本にはイギリスにおける野菜の旬と、スーパーで買えるかどうかなんかを考慮された、イギリスに住む移民含め全員が満足する料理がバッチリ載っています。
この本からはイギリスのスーパー事情まで読み取れてなかなか面白いです。
image

最初のスープの章から既に面白そうで、クレソンのスープとかスコットランド風ブイヨンとか、早く作ってみたい気持ちです!
最近は報告会に向けての試作(特に里芋ケーキ)や、書籍化に向けての執筆作業なんかでこういう料理本のものをゆっくり作る時間が取れなくて疲れています。
多分年明けのワインの試験が終わるまで、しばらく修羅場になりそうです。

おはようございます。
新居に引っ越し、バイトもあるし荷物も入れないとだし、もうすぐ猫来るし、バッタバタの日々を過ごしています。

今日は夏至ですね。
10年前わざわざ夏至を祝いにイギリスの果てまで行った話を書きます。

2010年、ストーンヘンジで毎年夏至の日にフェスをやると聞いて行ってきました。
私は大学4年生で、これから就職したら旅行も難しくなるだろうし、6月のわけわからんときに休みを取れるのは多分今後ないと踏んで行ってきました。

この時どこかの火山が噴火してヒースロー空港が閉鎖されていたので、パリからユーロスターでロンドンに行き、そこから電車で友人の住むブライトンに行く予定でした。
しかしパリ行きの飛行機(オランダ経由)が遅れに遅れ、パリに到着したのは夜遅く、ユーロスターに乗れずにシャルルドゴール空港で泣きそうになってマゴマゴしていました。
そこを同じ関西から来ていたお姉さまに助けられ、ご友人のアパートに泊めていただき、なんだか知らない人の結婚パーティーにも参加して翌日のユーロスターでロンドンに着きました。

夏至前夜の昼ごろ、ブライトンの友人の通う大学から出ているバスでストーンヘンジまで行きました。
バスの中でもりもりとStrongbowが配られて呑んで寝てた気がします。

ストーンヘンジに到着後、なんとか荷物検査を抜け(お手製ダウジングロッドが引っかかったけど入れてもらえた)、フェスゾーンに行きます。
ストーンヘンジは通常遠巻きに眺めるだけですが、一年に一度、この日だけは石に近づいて触ったり登ったりすることができます。
みんな思い思いの場所に陣取ります。
IMG_3039

ドルイドさんたちがお祈りしている場面もありました。
IMG_3040

みんな思い思いの楽器を演奏したり歌ったり踊ったりしています。
IMG_3044

石に近寄ってみたり、触ったり、なめたり。
IMG_3043

夜は日本の冬くらい冷え込みます。
厚手のダウンジャケットくらいないと激寒です。
足も冷えるので、シャカパンとか風を通さない保温性のあるものを履いていきましょう。
カイロも必須です。
日本だったら捨ててるレベルのまずい中華麺があったかいっていうだけで美味しかったです。

夏至の日の出。
ドルイドさんたちはお祈りしたり、音楽を奏でるヒッピーたちがいたり、思い思いに夏至を祝います。
IMG_3041

このフェスのためだけに渡英したけど、大変色々あって楽しかったです!
IMG_3042

このページのトップヘ