酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

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イカに来た翌日は疲れ果ててホステルにこもっていました。
そしてクリスマスが訪れ、博物館が閉まり、訪問するタイミングを逃していたのですが、最終日のホステルチェックアウト前に滑り込んできました!
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庭には謎オブジェがたくさんあります。
特に奥の木の下の黒いやつ、顔ハメだったけどなんの顔ハメかはどれだけ見てもわかりませんでした。
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こっちにもある、レベルの高い土器顔ハメ。
この博物館がアツいのは、もうこれを見ただけでわかります。
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以降は写真禁止のため文章で書いておきます。

パラカス文化
ナスカ文化より前の、がっつり紀元前に栄えた文明。
土器は、特に初期のものは茶色ベースで模様も地味なものが多い印象だが、織物がとても美しい。
レース編みのようなものも出土しているのと、刺繍糸のような糸で作ったマスコットっぽいやつや、人形(本当はミイラの首をモチーフにしてる)がぶら下がったようなデザインは秀逸の一言。

ナスカ文化
他の博物館にも多く展示されているが、土器に書かれた人間を含む生き物をコミカルに表現した様は現代にも充分通用するデザイン性の高さ。
それはナスカの地上絵にも見て取れる。

ミイラの部屋
この博物館にわざわざ行ったのは、このミイラの展示が目的。
出土したミイラの様々な髪型を比較した文化研究、ミイラのレントゲン写真による研究など、興味深いものが大変多い。
しかしミイラとの距離も近く、保存状態が良くてこっちを見ているような人もおり、戸惑う人もいると思われる。
戦争捕虜の頭をミイラにしてキーホルダーのようにぶら下げて持ち歩いたトロフィーヘッドの展示もある。

ワイン作りのパネル
スペイン語のみだがワイン作りからピスコまでの記述がある。
使用する道具の名前や工程まで丁寧に書かれている印象。

食文化のパネル
ナスカ周辺では古くから豆の栽培が盛んで、特に空豆が現在に至るまで名産である、という記載から、名物料理のレシピが書かれている。
写真が撮れないのが残念でならない。
料理名を覚えてレシピはググったので載せておく。

空豆とチーズのクリームシチュー(私的ペルーイチオシ料理)
Picante de pallares verdes


空豆のクリームスープ
Chupe de pallares
 


まだ見かけていない、空豆のタクタク

Tacu tacu de pallares

 


ワイン生産で有名な街、イカに来ました。
この街の近くにはピスコという街があります。
とにかくピスコ行ってピスコサワー飲みたいです。
バスの窓から見てたけど、イカのワインらしさはこれっぽっちもありません。
畑も今のところ見当たりません。

街中は普通のタクシーもありますが、三輪タクシーがゴロゴロしてます。
他の街にもありましたが、この街には明らかに多いです。
この写真だけ見ると、どこの東南アジアやねんみたいな感じです。
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やはりカトリックの国、市内中心部にはこういう教会があって、やはり三輪タクシーもいて、景色がカオスで大好きです。
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クリスマスが近いので教会の中には馬小屋の模型が飾られています。
この写真よく見たらアルパカとかいて、絶対イスラエルにいなさそうな動物カオスで面白いです。
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街角でなんか怪しげな飲み物売ってたので聞いてみたら、やっぱりチチャ酒でした!
1カップ1ソルという破格、道端でちょっと喉が渇いたときに最適です。
シュワシュワのカルピスみたいですごく美味しかったです!
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