マレーシアには大きくマレー系、インド系、中華系の3つの民族が住んでいます。
それぞれメシウマな人々なので、切磋琢磨の結果めちゃくちゃ美味しいものがたくさん生まれています。
そのうち中華系のごはんが点心です。
ディムサムと発音します。
我々が考える点心とほぼ同じですが、ちょっとずつ知らないものがあったりします。
その中の一つがこのロウマイガイです。
写真の奥、お皿に茶色い半球のものがそれ、チキン入りの餅米の炊き込みご飯です。
現地のレシピを見ると、米は一度蒸し、鳥は別々に調理して、最後にもう一度この銀の器に盛り合わせて蒸しなおして完成です。
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ロウマイガイ
材料
餅米 2号
鶏モモ 150グラム
しいたけ 5枚くらい
ニンニク 3かけ
玉ねぎ 8分の1個
調味料類すべて大さじ2
紹興酒 
ケチャップマニス
ナンプラー
めんつゆ

ケチャップマニスはこれです。
どろっとした、味は麺つゆの甘めのやつみたいな感じです。
エスニックなお店でも売ってると思うんですが、ない場合はヨシダソースとか、麺つゆに砂糖少し足して煮詰めても代用できるかもしれません。
子供が好き系の味で、普通に肉じゃがとかに使える感じがするので、どうしよもなくなる調味料ではないと思います。
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作り方
餅米は一晩水につけ、調理開始前に水を切ります。
鶏モモを1-2センチ角くらいに細かく切り、玉ねぎとニンニクをかぶせて10分ほどおきます。

玉ねぎとニンニクだけ先にごま油で炒めます。
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そして肉投入します。
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餅米としいたけ(干し椎茸をぶち込みました。本当は水につけてふやかしておいてください)をいれて、水分がなくなるまでさらに炒めます。
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2号分の水を入れて普通に炊きます。
炊飯器でもよきです。
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仕事中に仕込んだので30分くらい蒸らすことになりました。
多分15分くらいでいいです。

完成です!
味がシミシミで大変美味しいです!
酒が飲める味だけど、若くないと胃もたれしそうです!
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