前職で長く香川に出張していたことがありました。
出張が終わる前に郷土料理をできるだけ覚えたい!というモチベーションでスーパーをまわっていたところ、小麦粉コーナーにはうどん用の小麦粉が売られていました。
なんだか大変そうだけどやってみるか、と作ったうどんが意外と簡単で、かつ美味しかったので、何度も作るようになりました。
慣れると米を研ぐくらいの感じで打てるようになります。

うどん
材料
中力粉 3カップ(1カップは200cc)
中力粉がない場合は薄力粉:強力粉=2:1で中力粉になります
ぬるま湯150cc
塩 小さじ1

だいたい一食分が粉1カップと水50cc、塩はひとつまみです。
この料理は小麦粉のクオリティで味が大きく左右されるので、安売りのノーブランドのものではなく、日清のやつとかそういうちゃんとしたやつを買いましょう。
オススメはこれ、味も、出来上がりの色も至高です。




作り方
小麦粉はボウルに入れておきます。
ぬるま湯に塩を溶かしておきます。
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水は少しずつ入れながら混ぜます。
私は大雑把なので、半分ほど入れて、水を粉で包み込むようにしながら混ぜていきます。

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生地がまとまってきました。
ここで水が足りない!と水を足してはいけません。
更に練って、ベタつくところに粉を置くような感じでやります。
練れば水気が外側にまた出てきて、生地がまとまります。

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生地がまとまりました。
ボウルにこびりついた小麦粉も、手についた小麦粉も、だいたい生地に吸収されます。

この辛うじてまとまったくらいのやつを次のステップでラップして寝かせるとまたしっとりするので安心してください。

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生地にラップをかけて最低30分、室温に置いておきます。
最適な温度は28度、夏場だと寝る前にこねて、冷房をかけた部屋に置いておきます。
翌朝以降は冷蔵庫に入れるイメージです。
このある程度暖かいところにしばらく置くことでコシが出ます。

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30分経ちました。
一人分打ちます。
鍋にお湯を沸かしておきます。
ラップを外した時あまりにも生地が柔らかいようなら薄力粉を混ぜながらすこしこねて調節します。

まな板に打ち粉をして、だいたい3分の1くらい切ります。
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綿棒で伸ばします。
冷凍うどんをイメージするのではなく、キャンパスノートくらいの薄さを目指します。
茹でたら太ります。

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切る時も、割り箸より細い暗いを目指して切ります。
切る前にしっかり両面に打ち粉をすること、切るときはスッと引くように、しっかり下まで切ることが大切です。

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切れたものから湯だった鍋に放り込みます。
だいたい10分、周りが透明になるくらいまで茹でます。
鍋にくっつかないように時々混ぜましょう。

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湯だったらお湯から上げます。
熱いままたまごに絡めて食べるもよし、水でキュッと冷やしてもよしです。

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香川滞在中はこれでもかというほどうどんを食べ歩きました。

私の好きなうどん屋は以下
  • 長田in香の香(言わずと知れた食べログNo.1。出汁が激うま。出汁だけ買えるので、それを持ち帰ってそれをつまみに日本酒を飲む)
  • 八十八庵(地元民イチオシ、四国八十八ヶ所の八十八番のお寺の目の前にある。やそばあん、と読む。打ち込みうどんという山椒のきいた味噌煮込みうどんが名物)
  • 山内うどん(有名なお店のうちの一つ。コシのある麺が好きな人にはイチオシなお店)
  • 植田うどん(高松市内中心部にあり、アクセス最高。市内では今のところ一番うまいと思われる)
  • 鶴丸(カレーうどんの名店。甘辛なおでん出汁で溶いたカレーはカレーうどんの概念がひっくり返るほどうまい。うどんを待つ間におでんをいただくのが通。欧風カレーが好きなら五右衛門が良い)


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