酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: スペイン

スペインで買ってきた高級ワインとか食べ物を友達と食べました!
ビンものが多くてあんまりたくさん持ち帰れなかったので友達集めて会を開きました。

まずは高級百貨店El Corte Inglesで一番高かった白ワイン。
さっぱりミネラリーであっさりめのオリーブによく合います!
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赤ワインはこちら、135ユーロ!
いいワインはボトルが重いというけど、これはほんとそうでした。
この一本持って帰るのがマジ大変でした。
でも大輪のバラのような香しさにしっかり角のある酸味は大変美味しかったです!
あと1-3年寝かしてもよかったかもしれません。

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Pimento del piquilloという、焼いたパプリカを漬け込んだやつもいろんなところで売られています。
ビンのやつは高級デパートで7.5ユーロとかのやつ、缶詰のは2個で1ユーロくらいでスーパーで買ったやつです。
食べ比べてみたら高い方はトマトっぽい漬けダレで、味に厚みがあります。
安い方も全然美味しくて、どんな酒にも合いそうです!
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このオリーブは高級デパートで2ユーロもしました。
普通のスーパーではクソデカビンに入って1ユーロとかで売ってます。
どんだけ高いんだろ
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こちらは場所をお借りしたCafe des Soleilsの店主が作ってくれたピンチョス、上のオリーブは私が買ってきたやつです。
これは中にアンチョビが詰まってて、食べたらジュワッとアンチョビが出てくるのまじたまらんでした!
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タコガリシア!
ここに使ったソースはスペインのオーガニック系スーパー、Amatller Origenで買ったシーフード用のものです。
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これはZamburinasとかいう貝の缶詰を、入ってた汁ごとじゃがいもに和えたもの。
漬けダレがなんとも日本の甘辛煮物みたいな味で親しみやすいです!
肉じゃがならぬ、貝じゃが!
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店主特製パンコントマーテのソースは、トルコのトマトペーストににんにくを混ぜた香しいもの!
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この野菜スープの粉、私が買って飲みきれなかったものを持って帰ってきました。
大味で、日本だったら絶対輸入されてこないこの味、、
決してうまいもんではないけど海外にいる気分になれるから持ってきてみたら、店主のセンスで素敵パスタに変貌しました!
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フランスのスパイスワインを扱ってるお店で開催しました。
スパイスワインの注文はインスタまでとのこと。https://www.instagram.com/soleils.francoise?igsh=MXBpZDBpMmZrc2d0ag==


お土産の参考にしたリンク



実は今回の巡礼の私的裏テーマは「カトリックの残忍さ」について掘りさげることでした。
私はスペインに行くより先に南米に行き、大航海時代にスペインがいかに現地の人に対して酷いことをしてキリスト教を押し付けるに至ったかをまざまざと見せつけられ、その傲慢さがどういうところから来たのかを確認したかった、という感じです。

しかし実際巡礼をやってみるとそれはそれは平和で、人種差別されることもなく、どこから来たの?なんで巡礼してるの?とみんな大層フレンドリーで、話をすると敬虔なクリスチャンも多く、そんな残忍さや傲慢さは少なくともそこには微塵もありませんでした。

考えてみると宗教の本質は「いい人になること」であり、同じいい人基準を満たすことでコミュニティの治安も良くなり、、といったものだったなと思いました。
私はキリスト教徒でこそないけど、あの巡礼の場にあったみんなで同じ一点を目指す一体感やフレンドリーさこそが宗教の原点なのではないかと思いました。
ミサのとき、周りの人との謎のハグタイムがあって戸惑ったのですが、それよりも何倍も「隣人を愛せよ」を体現した体験だったように思います。

「良い人」の価値観を共有すること、すなわちルールの存在こそが「隣人を愛す」ことつまりはコミュニティの形成につながります。
大航海時代、1500年ごろのアメリカ大陸には色々な部族がそれぞれのルールで住んでいました。
例えばアステカなんかは彼らなりのルールに従って同族や他部族の人間を捕まえては生贄にしちゃったり、果ては食べちゃっていたわけです。
その中でやってきた全くの異物であるキリスト教、もちろん略奪や暴力の事実はあるものの、その色々な部族のルールというかモラルみたいなやつをキリスト教で全て統一して、例えばなんか対応間違えたら生贄にされちゃうみたいなことがなくなって、現地の人々同士の交流がしやすくなった側面があるのではないかな?と推察しました。

現代では言語や哲学が発達し、抽象的な事柄を言い表わす言葉もかなり増えました。
ルールや法律を一般的な書き方で表すことができるのもこのおかげだと思います。
しかし旧約聖書ができた紀元前の頃はそこまでではなく、目に見える事柄を表すことしかできなかったのではないでしょうか。
おそらくそれゆえに聖書はルールという形での一般的な記載より「イサクが自分の子を神に捧げようと、、」みたいな物語形式で事例を示した書き方が多いのではないでしょうか。
だからこそ牧師や神父に当たる人がミサでその解釈を話す必要が生まれたのではないかと思います。
また当時は中国の法家思想的な、法のもとの統治、みたいな概念ではなく、俺がルール的な王様的な存在がいるのが一般的な社会だったと思います。
だからおそらくキリスト教における「神」と、現代日本で言うところの「法律」は同義のものと捉えて差し支えないのではないでしょうか。

宗教が有害なものとなりうるのは、政治や経済と結びついた時だと思います。
大航海時代の南米侵略は、キリスト教はあくまで大義名分、目当ては黄金や土地とか交易とか、あくまで政治経済に関わったものでした。
実際南米に繰り出したのは脳筋で香具師気質な人が多く、例えばペルーを征服したフランシスコ・ピサロはあまり良い教育を受けてきたわけではなく読み書きができなかったと言われています。
読み書きができないということは聖書もろくに読めないわけで、キリスト教の「汝殺してはならぬ」とかキリスト教ルールの共有が不十分だったり、いやそもそもルールを知ってたとしても現地人を人間とみなしていなかった可能性もあったり、、などと推測しました。

私もこれまで生きてきてややこしい宗教してる人に勧誘されてきたこともあり、宗教という言葉がどうしてもカルトめいたものを連想して否定的になっていました。
しかし今回実際どっぷりその世界に浸かってみると全然違う体験だったわけで、宗教そのものよりその人の宗教への関わり方とか見て判断していけたらいいな、というきもちです。

まとめ
本来の宗教の目的
・いい人間になる
・良いコミュニティの形成
宗教が害悪になる要素
・政治(侵略、領土拡大)
・経済(希少資源の獲得)

※今回は南米で見たものと巡礼の経験から書いてます。他にも例としてレコンキスタやら十字軍やらあるのは承知してますが話が長くなるから割愛。

サンティアゴで売ってたアーモンドケーキを買ってきました。
私が見た限り6-9ユーロの幅があります。
なんでわざわざ買ってきたかと言うと、お値段お手頃で常温で2ヶ月ほど日持ちするからです。
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友人のカフェでみんなでオープン。
かなりしっとりしていて、アーモンドは舌触りを感じるくらいあります。
フィナンシェみたいにアーモンドプードルではありません。
油と多めの砂糖で日持ちする、いわゆるシュトーレンみたいなやつなんだと思います。
何がサンティアゴかっていうと、サンティアゴ(聖ヤコブ)の十字架が粉砂糖で描いてあるから!
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気になる人はこちらのレシピで。



機内食の記録。
外食ですぐ脂っこくてお腹壊すので、ローファットミールというのを選んでみました。
それでも私の普段の食事と比べて脂質が多くて、ローファットとは、、と思うこともありつつ、お腹壊さず飛行機乗れたので記録に残しておきます。

スナックはムルック(揚げた豆のベビースターみたいなやつ)。
ここはローファット関係ないらしい。
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ケチャップ味のキヌアかなんかにチキン乗せたやつ。
グルテンフリーみたいなのと混ざってるんだろうか。
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甘辛醤油味のソースの鶏胸肉と米、ツナ入りサラダ
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帰国便、心なしか全体的に往路より豪華。
フムスとグリルしたナスのサンドイッチ。
同じのが行きも出た。
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ヨーロッパのパサパサの米と鶏胸肉、塩ヨーグルトのサラダ。
塩ヨーグルトつけながら付け合わせのほうれん草食べるのめっっちゃくちゃ美味しい。
パンの代わりにこの味のないポン菓子みたいなせんべい。
デザートのアイスクリームは拒否。

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オムレツと、また味のないポン菓子。

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シンガポール→成田便
鶏胸肉の甘辛醤油味ソースと芋。
サラダのジェネリックソムタムみたいなやつが大層美味しかった。
デザートのアイスクリームは拒否。

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※最低距離の100キロのみ歩く人は1日あたりスタンプ2つ必要です!


スタンプは、アルベルゲ、教会、カフェ、売店とかにあります。
日本の御朱印集めみたいに決まったものがあるわけでなく、誰でも好きにスタンプ作ってお店広げてってことができるようです。
ぺたっと押して日付をボールペンで書けばOKです。
アルベルゲやカフェ、売店のスタンプはだいたい泊まったりご飯食べないと押してくれないのですが、たまにスタンプだけ押してくれる人もいます。
売店とか教会のスタンプはこんな感じで置いてあるのでご自由にどうぞって感じです。
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以下スタンプのデザインなんかはこんな感じです。
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コンポステラ(巡礼証明書)はこんな感じです。
クレデンシャル(スタンプ帳)にQRコードがあるのでそれを読み込んで自分の情報を登録したら、教会の近くのPilgrim Officeに行ったらすぐプリントしてくれます。
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2ユーロ出したら歩行距離証明書をくれます。

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これを入れる入れ物はPilgrim Officeで2ユーロで買えます。
コンポステラはA4で入るのですが、歩行距離証明書はそれより大きいので、クリアファイル持って行く時は気をつけてください。

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