酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: ウルグアイ・Uruguay

2019年度版のソムリエ教本には、ワイン新興国としてウルグアイが載ってきました。
ウルグアイの国土はまあまあ小さいのに、ワイン生産量は意外にも多く、チリ、アルゼンチン、ブラジルの次、南米大陸で4番目だそうです。
じゃあなぜ今までソムリエ教本に載らなかったか、なぜブラジルはないかと言われると、おそらくワイン法の整備具合によるものと思われます。
モンテビデオもなかなか大きめな生産地になっている為、今回もできればワイナリー訪問したかったんですが、何せ一人だとツアーの採算がとれないから案内できないと言われてしまい、大変無念でした。
だから代わりにしこたま飲むことにしました。
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船を降りてすぐのところにあるのが、プエルト市場。
市場というよりもバーベキュー屋を寄せ集めた観光客向けレストランという感じでした。
しかし私には約7時間ほどの滞在時間しかないので、そこで肉と噂のウルグアイワインをもらってみました。
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国内最大生産量を誇るのは、タナ、という赤ワイン用葡萄品種。
白ワインはソービニヨンブランやらシャルドネやら普通のやつがならびます。
メニューのシャルドネ、の綴りが間違ってたので頼むのをやめました。
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頼む料理はもちろんステーキ!
アルゼンチン同様肉めっちゃうまいです。
脂身に全く嫌味がありません。
そしてワインとの相性も大変バッチリでした!
最初パンとタルタルソースで飲んでみたけど、これだと苦味が強調されてダメでした。
しかしお肉や、バルサミコ酢のドレッシングでたべるサラダは、プラムのような滑らかな赤ワインで美味さが倍増します。
この後結構頭痛がしたので添加物はそこそこありそうですが、美味しいからきっと今後もこの国からは面白いワインがどんどん出てくることと思います。
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ブエノスアイレスのすぐ向かい、ウルグアイの首都モンテビデオにやってきました。
船の中で配られた注意事項では、貴重品はできるだけ持ち歩くなとか、あからさまなジュエリーはつけるなとか、かなりキツめのことが書かれていました。
実際歩いてみた感じだと、長いことバックパッカーやっていて危険なところも通ってきた私は、危険察知能力も向上しているので大丈夫でしたが、旅慣れてない人はかなり気を付けた方がいいと思いました。
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市内中心部は港からすぐ近くで、港からずっと繁華街が続きます。
しかし土曜日だからかほほ全て閉まっていました。
街並みはどこもこんな感じで綺麗なコロニアル風の建物ですが、繁華街をちょっと曲がるだけで驚くほど寂れた街並みに変わります。
そういうところはゴミが散らかり、ホームレスが寝ていたりして、あまり治安のよろしい感じではありません。
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中心部近くの公園ではアンティークマーケットみたいなのが開かれています。
アンティークに混ざってお土産ものも売られています。
また、この国もマテ茶消費国で、見た感じアルゼンチンよりもマテ茶吸ってる人が多い気がします。
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メインの通りには、トレス・ガルシアというモンテビデオを代表する芸術家の美術館もあります。
モンテビデオはこの他にもたくさんの博物館美術館がありました。
その数は他国の首都に比べれば劣るものの、面積に対する個数の割合はもしかするとメキシコシティと変わりません。
時間があればぜひじっくり見てみたいところばかりでした。
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これが中心の広場、独立記念広場。
向かいに見える建物は普通のマンションのようでした。
この広場は中心部なのに人気があまりなく、ここでたむろってる人々は悪いハッパを吸っており、あたりに臭いが充満していました。
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中心部のお店が閉まる週末に、人々はマテ茶飲む以外に何をしてるのかと思ったら、みんなビーチに来るようです。
とても素敵なビーチで、ビーチバレーのコートなんかもありました。
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モンテビデオは一部治安に不安はあるもののとても綺麗なところで、特に博物館などもっと見たい場所がたくさんありました。
また是非訪れたいと思います。

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