昨日から、地下鉄C線は丸ごと止まってるわ、行きたかったレストランは定休日だわでちょっと踏んだり蹴ったりです。
なので絶対今日開いてる、ラテンアメリカ芸術博物館に行ってきました。
入場料280ペソ、約500円で、南米アートの粋を堪能することができる素晴らしい場所でした!
入り口を飾るのは、エルネスト・ネトという人の作品。
砂を重りにて作られる作品は、人間をテーマにしているそう。
人は距離感とそれがつくる空間で成り立つと思っている、みたいな紹介文がありましたが、深淵すぎてイマイチ英語ですら理解し切れているのか自信がありません。
3階部分ワンフロア全部がこの人の展示になっており、触ったり入ったり出来る体験型の展示も多かったです。
2階は中南米全土のアーティストの作品、主に絵画が集められています。
この南米らしい赤土の色に緑の組み合わせは、南米にいる人にしか思いつけない配色だと思います。
芸術を鑑賞するために知識を付けるなんて面倒だ、という意見も理解できます。
しかし知識をつけて見ることによってしか見えてこないものもある、とこの旅で大いに感じています。
その知識とは、ヨーロッパ諸国ではキリスト教、南米では歴史が主にそれにあたります。
こういった前提知識は、描かれた当時は知ってて当たり前のもので、その上に載せた芸術家の思いや工夫みたいなものを一度汲み取ってからでも、考察するのは遅くはないと思いました。