カテゴリ: チリ/イースター島・Chile/Easter Island

この日のメインイベントは、Cape Hornのクルージングです。
ウシュアイアを出港した翌朝7時ごろ、チリ領ケープホーンに到着しました。
私は朝6時ごろから眺めのいいカフェで窓際に席を陣取って待機していました。

これがケープホーン、普通の岬なんですが。
南米大陸最南端、かつ太平洋と大西洋の境目になるのがこの岬です。
ここにあるのは灯台、教会、あとアホウドリの像だそうです。
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そういう観光名所はよく知らないけど、虹がかかったのがとても素敵でした!
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イースター島のホステルで会ったサンティアゴ在住のマリアさんは旅行会社にお勤めとのことで、サンティアゴの半日観光を色々アドバイスしてくださいました。

ワイナリー見たいなあという私にお勧めしてくださったのは、こちらのUndurragaワイナリー。
Concha y Toroは確かに有名だけど、ここはあまり大きくなくていいよ、とのことでした。
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植えてあるぶどうは、カベルネソービニヨン、シラー、マルベックでした。
こちらのワイナリーは他の地域にもたくさん畑を持っており、そこから夜収穫したぶどう(コンディションによっては圧搾後の果汁)を持ってきて発酵させているそうです。
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南米の収穫は3月、一部のぶどうは色づいています。
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こちらのワイナリーで印象的だったのは、散水用のホースがあること。
基本的にぶどうは自然に任せて育てるため、特にフランスでは散水は禁じられています。
チリの土壌はサラサラの砂に小石や大きい石が混ざり、水捌けが良すぎるため週2回散水するそうです。
水には農薬やら色々混ぜて散布するそうです。
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タンクはステンレス、一部コンクリートもありました。
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樽は基本アメリカンやフレンチオークだそうですが、一部ヨーロッパの面白い地域のオークも混ざってるようです。
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また、ここには先住民マプチェ族の木造工芸品や文化生活の展示もありました。
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こちらは銀製品。
インカでは黄金が珍重されましたが、こちらは銀だったようです。
アクセサリーの形にはインカに影響を与えたであろうものも見受けられます。
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何に使うものか説明はなかったけど、このカードキャプターさくらの杖みたいなやつがときめきます。
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お待ちかねの試飲コーナー!
超ミネラリーなソーヴィニヨンブラン、教科書のようなカベルネソービニヨン、私史上最高においしいカルメネール、レイトハーヴェストのセミヨンとソーヴィニヨンブラン半々の甘口ワインを味わいました。
カルメネールはもうさすがの一言でした。
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サンティアゴに来ています。
一泊やすいホステルに泊まって、これからアルゼンチンに向かいます。
とりあえず南米全土に広がるエンパナーダのチリ版を食べてきました。
オーブン焼きだったペルーのエンパナーダとは違い、揚げてあります。

なんと1500ペソ、お値段はイースター島の3分の1です!
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お腹ペコペコだし、今日のフライトはLCCで機内食もないので、2個買って食いだめします。

まずはナポリタン。
トマトソースではなく、たっぷりのハムとオリーブに、角切りトマトが入ってます。
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次はPinoというやつ。
豚ミンチと卵、オリーブになんかとろみのついた汁が入っててすごく美味しいです。
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イースター島のエンパナーダは写真撮ってませんが、マグロのエンパナーダでした。
ツナ缶を使えば再現できそうです。
ペルーのエンパナーダの具は、基本肉かじゃがいもで、トウガラシの旨味たっぷりソースが美味しく絡まっており、しかも安くて、総合するとペルーのエンパナーダのが好きです。

イースター島は基本的に人家が少なく絶海の孤島なため、星がとてもよく見えます。
それを利用し、天体観測ツアーまでありました。
往復の送迎と写真、合間のホットドリンクとお菓子、天体の解説つきで、お値段90ドル!
この島はどこまでも高い。
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ツアーは9時ごろからアナケナビーチ付近で行われます。
宵の明星から始まり、牡牛座のプレアデス星団や、オリオン座のM42星団までバッチリ見えます。
ポリネシアの民族は星を頼りに航海をしており、星はとても大切なものでした。
遺跡にも天体観測関連のものがいくつか残されています。
星座の神話もいくつか残っており、一つこの島のものを教えてもらいました。

イースター島に夫婦が住んでいた。
ある日夫が仕事から帰ると、妻が家で浮気している現場を見てしまった。
ブチ切れた夫は妻と浮気相手を殺害してしまう。
そのすぐ後に妻を殺したことを後悔し、大好きな妻に少しでも近づこうと、二人の子供と一緒に崖から身を投げる。
妻はオリオン座の一等星ベテルギウス、身を投げた3人はオリオン座の三つ星であるといわれ、三つ星はどれだけ頑張っても妻の星に近づくことはできない。

悲しい話なんだけど、浮気相手は放置?と私は思ってしまいました。

最後は星空写真を撮ってもらって終わり!
楽しかったけど、やはりちょっとお高かったなあ、と思いました。
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やっとこさイースター島ラパヌイ博物館に行けました!
島に来てから大晦日や新年、土日や休館日が重なって全く行けてませんでした。
火曜から土曜は通常営業、日曜は午前中だけ、月曜は休館日です。
物価の高いこの島にしては珍しく、入場料は無料です。
ここに行った人に言わせれば、ネットで見れる情報ばかりで面白くないとのことでしたが、私にとっては全くそんなことはなく、モアイの情報しか浮いてないネットと違い、歴史や人々の生活にまで言及した、大変興味深い博物館だったと思います。
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まずはポリネシアの歴史から始まります。
この島はポリネシアといわれる地域の一部で、確かに絶海の孤島ではありますが、航海術に長けたこの民族はカヌーでニュージーランドやハワイにまで足を伸ばしていました。
写真は当時の海図で、潮の流れや島までうまく表現されています。
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この島ではさまざまな作物が取れます。
ヤムイモやバナナなど、とても豊かに色々育ったそうです。
なかでもトトラ、という植物は、実が食用にもなれば、叩いて繊維状にして衣類や布として利用したそうです。
トトラの実は実物を見ることができませんでした。
また料理は、土を掘って石で囲んだオーブンで時間をかけて肉や魚をじっくり調理するのが伝統的だそうです。
現在でも伝統行事の際はこれで料理を作るそうです。
掘ったオーブンなら湿気た洞窟でもお肉を焼けるんじゃないかなあと思いました。
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モアイについてももちろん言及されています。
モアイは元々先祖について思いを馳せ、自らの原点を思い出すためのものだったようです。
なので神様ではなく、決して崇拝対象ではなかったと推察されています。
大した道具もないこの時代に、モアイたちをどうやって運んだのか、また大きな重い石の帽子をどうやってモアイの頭上に乗っけたのかも大きな謎になっており、それについて図解でいろんな説を解説しています。
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モアイ関連で避けては通れないのが「マナ」という概念。
これは超自然的なスーパーパワーの類であると訳されますが、みんなで力を合わせて生まれる大きな力もまた、マナの一種と考えられました。
そのマナの象徴とも言えるのが、モアイの目。
白いサンゴで作られているのですが、現在は外に立ってるモアイの殆どの目は落ちて割れてしまっています。
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この島には文字もありました。
ロンゴロンゴ文字と呼ばれ、既に解読されているそうです。
これは表音文字ではなく表意文字で、一つ一つの文字が日にちや事柄などを克明に表しているそうです。
この博物館に併設された図書館には一冊だけ日本語の本が置かれており、それはこのロンゴロンゴ文字の解読の翻訳でした。
中身を見ると一部解釈には半信半疑になる部分もありつつも、モアイの謎から生活まで克明に記されており、なかなか説得力のある面白い内容でした。
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この他にも、人々の服装、タトゥー、葬儀について、ほかでは見れない内容などが細かく展示されています。
島の遺跡の多くには満足な解説がなく、ツアーで回らない限り理解も進まないことが多いです。
どんな人にもお勧めできる面白い博物館でした。

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