酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: イタリア・Italy

先日、飲み物のようなピザと話題のイルペンティートでお食事する機会がありました。
その時大変おいしかったのがイワシとレーズンと松の実のピザ。
思いつかない組み合わせだけど、松の実は香りが立って香ばしく、レーズンはみりんみたいにいい甘味を与えてて、それらが信じられないことにイワシとベストマッチでした。
シチリアの伝統メニューだということなんですが、何食ってたらこんなコンボ思いつくもんなんでしょうか。天才。
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これをまた食べたくて、再現を試みました。
ピザ生地がとても薄いので、めんどくさがりだから春巻きの皮を使うことを思いつきました。
じゃあいっそなこと巻いてしまえばいいのでは?と思って巻いちゃいました。

シチリア風春巻き
材料
イワシの水煮缶 1個
モッツァレラチーズ(花畑牧場のパールモッツァレラ90グラム)
レーズン 適量
松の実 適量
春巻きの皮 10枚入り1袋
トマト缶 半分
にんにく 1-2かけ
はちみつ ひとまわし
塩 適量

作り方
オーブンを210度に予熱する。

イワシひとかけ、チーズ4粒、松の実とレーズンを5粒ずつぐらい春巻きの皮に巻いていく。

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予熱ができたら色がつくまで10分くらい焼きます。

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焼いてる間にトマトソースを作ります。
トマト缶をミキサーにかけ、フライパンに入れます。
熱しながらニンニクとはちみつを入れます。
混ざってあったまったら塩をいれて調味します。

もりつけたら出来上がり!

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やっぱお店のやつは一つ一つの材料が厳選されてて、レーズンも松の実でさえも味の濃さや香りが違います。
多分松の実は詰める前に一度軽く炒ったら香りが立つかもしれません。


ニュースサイトの広告欄に出てきたこのレシピ、作ってみたらめちゃくちゃ美味しかったので消えても大丈夫なように書き留めておきます。
スフォルマートはイタリア版の茶碗蒸しだそうです。

フランスではロワイヤルという名前になると聞いています。
何がどう違うのかはあまりよくわかりません。
共通するのは緩めの卵液を蒸すことでプリンのように固まらせるというしくみです。

トウモロコシのスフォルマート
材料
トウモロコシ 2本
生クリーム 80g
全卵 2個
クリームチーズ 小さじ2くらい
塩胡椒適量


作り方
トウモロコシを外す。
材料を全部ミキサーに入れてガーする。IMG_5254

型に流し込む。
写真は私の特大ギルティスフォルマート。
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オーブンで蒸しました。
150度で30分、でかいのはもう少し余熱で入れておきました。
鍋でやる方が早いです。
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マジで食べるコーンスープ、最高にうまい。。
多分ですが、市販のコーンクリーム缶に卵とチーズを入れて調味してミキサーにかければ、これが作れると思います。
次やってみようと思います!
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「酔う子とペンギンのゆでたまご」





English translation of my book


ローマを歩いていると、歩けども歩けども遺跡が続いて街全部が見どころで、全く休憩のタイミングがわかりません。
そんな時は歩きながら食べられるメシがとてもありがたいのですが、さらにお腹にも溜まったのがこのライスコロッケでした。
これの名前すら知らなくて、創作料理かと思ってたら、シチリアのアランチーニという料理なんですね。
しかし昨今加齢により、揚げ物が辛くなっている私は、揚げない方法を考えました。

アランチーニ
材料
炊いた米 1.5合くらい
ベーコンとかハム  おそらく30グラムくらい
玉ねぎとか野菜 4分の1
バジルなど 適量
トマト缶 3分の1
とろけるチーズ 好きなだけ
パン粉 適量

作り方
ハムと玉ねぎをみじん切りにして、炒める。
ある程度火が通ったらトマト缶を入れる。IMG_4844

米を入れて炒める。
トマトソースがなじんだら、塩で味付けし、バジルを混ぜる。

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米にチーズを入れて丸める。
だいたいご飯1膳分くらいのでかいおにぎりだった記憶。
私はめんどくさがりなので、ラップを使用する。

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パン粉はあらかじめ炒めてきつね色にしておく。
そのパン粉を丸くした米にまぶす。

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完成です!
中のチーズがとろっとしたか不安な方は、チンするか、予熱したオーブンでちょっと焼いてください。

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アツアツコロッケからにょーんと伸びます!
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英語版の翻訳が完了し、編集作業に取り掛かっています。

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食文化において発酵は切ってもきれない関係です。
その元になったのは野生酵母、そこらへんの草木や空気中に自然についているものです。
そんな野生酵母をぶくぶくして遊ぶやり方を書いているのがこの本、これを参考にトマトバジル酵母を作ってみました。
うまくできたのでメモ代わりにブログを残します。



煮沸した瓶にトマトとバジルを詰め込み、上まで浸かるよう水を入れ、1週間ほど放置します。

(詳しいやり方は本参照)
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1週間後、ぶくぶく発酵しています。
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これを元にしてフォカッチャを作ります。
粉のイーストと違い、こう言った酵母を使うときはパン種という、日本酒における酒母のような、酵母の培地を作ります。
パン種はこのレシピを参考にしました。

粉と混ぜてから18時間たってやっと発酵が始まり、そこからはオーブンの発酵機能を使い、タネの完成まで約24時間かかりました。

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タネと小麦粉、水、塩、オリーブオイル、必要に応じて砂糖を混ぜ、こねて1次発酵から2次発酵までさせます。
フォカッチャなので小麦粉は強力粉3対薄力粉1くらいで作りました。
パンはいつも目分量で、手触りで色々足すのでレシピ必要な人はググってください。

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焼き上がりがこちら、大成功です。

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残ったトマトバジル酵母を使ってスープを作りました。
潰したニンニクをオリーブオイルで炒め、パプリカ、ミックスシーフードと、最後に酵母と水を入れ、塩と一味唐辛子でピリ辛テイストにしてみました。
フォカッチャはチーズを挟んでも大変美味しいです!

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イタリアはトスカーナのワイン 蔵巡りの中で頂いたのが、なんだか美味しいサラダ、パンツァネッラ。硬くなったパンを食べやすくして消費するための料理だそうです。
その昔トスカーナの海側は別の人が支配する領土だったため、関税が高すぎて塩が手に入らなかったそうです。
なのでトスカーナでは塩をなるべく使わないよう料理が発展し、パンも塩をいれずに作られるようになりました。

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パンツァネッラ
材料

余ったパンやパン粉
野菜類(基本は玉ねぎ、トマト、きゅうり、バジル)
マスタード


作り方
パンは小さくちぎる。
パンやパン粉をフライパンで軽く色づくくらいまで空炒りする。
野菜類は荒みじんに切っておく。
全てを混ぜて完成!

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今回は玉ねぎ、きゅうり、枝豆、残ったトマトソースを入れました。
揚げ物をしたら余りがちなパン粉、こうやって有効活用してはどうでしょう?

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