酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: フランス・France

先日友達と行った渋谷のお店でお通しで出てきたリエットが美味しかったので、真似して作ってみました。
もちろんお店のが美味しいです。



鶏肉のリエット
材料

鶏胸肉 1枚
鳥もも 1枚
手羽元 3-4本
りんごジャム 大さじ5くらい
ローリエ 1枚
タイム 小さじ半分
にんにく 2かけ分
塩、砂糖 小さじ2ずつ
白ワイン 大さじ2

作り方
鶏肉たちをフードプロセッサにかけやすい大きさに切り、塩と砂糖、タイム、すりおろしたニンニク、白ワインをもみこんで10分ほど置く。
圧力鍋に肉と玉ねぎを入れ、ひたひたの水を入れ、ローリエを入れて弱火で煮込む。
沸騰したら圧をかけて、圧がかかったらそこから弱火で20分ほど煮込む。
手羽元から軟骨ごと肉が取れることを確認する。(軟骨も使う)
肉、ジャム、煮汁をフードプロセッサーに入れ、粉砕する。
容器に入れて冷やしたら完成!
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お店で食べたやつは臭みが少なくて、お肉がもっと荒めにひいてあったような印象です。
臭みを消すためにももう少し塩塗してドリップを抜かないとダメかなと思いました。
りんごジャムは、お店のはなんだか甘みがあったので足しました。
ジャムをこれだけ入れてちょうど良いということは、おそらく生のりんごを煮込む時に入れるとかだと甘さが足りない気がします。
改善点もあったのでまた作ろうと思います!

次回
・ドリップ処理
・煮る前に一度焼く
・ベーコンを足す
・胸肉は使わない

先日除霊に行ってきまして、体調が劇的に良くなりました。
ここ3ヶ月ほどまともに食べれず寝れずだったのが、一気に熟睡できて口に入れるものなんでも美味しいモードになりました。
カウンセラーさん曰く、肉親の強力な生霊がついてたそうです。
家族家族とか喚いたって、遺伝子が近いだけの他人であって何の情もないので、さっさと諦めてほしいものです。
食べるようになって頭も回るようになり、新しい料理作りたい欲がもりもり湧いてきたので、感染者も増えてるししばらく自炊を楽しもうと思います。

かつて麹町の会社で働いていた時、いきいきプラザ一番館の地下にあった「る・ぴあの」というカジュアルフレンチが大好きでした。
毎日通うにはちょっとお高いものの、お料理が値段よりハイレベルでたまの贅沢って感じでした。
特に好きだったのがおかわり自由のパンとハムのパテです。
今は麹町で「味館トライアングル」というレストランになっており、早速伺おうと電話すると土日休みと言われてしまい、平日も早めに終わるようでいつ行けるかわからず、とにかくハムのパテを自作してみようと思いました。
リンクがうまく貼れないので味館トライアングルの詳細はこちら
https://mitachitriangle.exblog.jp/

参考にしたハムのパテのレシピはこちら




ハムのパテ
材料
ハム 120g
豆乳 200cc(今回は特濃ってやつを使用)
レモン汁 小さじ1.5

作り方
豆乳でクリームを作る。
豆乳にレモン汁を入れてよく混ぜ、しばらく置く。
チンすると豆乳が凝固してもろもろしてくる。
画像はレモン汁を入れた直後。
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もろもろになったらコーヒーフィルターで水切りヨーグルト程度になるまで濾す。
レモン汁は豆乳を凝固させる作用があり、濾すと水切りヨーグルトくらいの味になり、そこまで酸味は影響しない。
乳糖不耐症でない人は、クリームチーズや水切りヨーグルトを使用すれば良い。
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フードプロセッサに濾した豆乳と適当に切ったハムを入れ、なめらかになるまで回したら完成!
ハムにしっかり味がついているので特に調味料は不要。

かなりハムの味が強く出るので、質の良いハムを買った方がいいと思いました。
私の記憶ではもっとふんわりした食感で、今回作ったものはハム感が強く、わざわざパテにした意味がよくわからない感じになってしまいました。
ふわっと感の出し方をもう少し研究しようと思います。
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この豆乳クリームは、ギリシャの水切りヨーグルトソース(サラダだという説も)の、ツァジキにも応用が効くと思います。

憧れのグランヴァン、一生に一度どこかで飲んでみたい気持ちでいっぱいのやつです。
今回大変幸運なことにそのチャンスがあったので、書き記しておきます。
飲んだのはボルドー一級のシャトーラトゥール、スーパービンテージの1986年です。
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【コメント】
ボルドーの格付けで一級のワインです。一級って5個しかなくて、ボルドーの王様のうちの一人です。
1986年はすごくブドウの出来のいい年で、これに出会えるだけでも鬼ラッキーです。
コルクは劣化していたもののしっかり栓してくれていたし、ラベルも驚くほど綺麗でした。
香りはもう大輪のバラの花束って感じで、気品ありつつ主張しないはずなのに嫌でも目立ってしまう王族のようでした。
ボルドーのワインはブラックベリー的な黒系果実の味わいのものが多いんですが、これは円熟していてイチゴみたいな軽さと酸味がありました。タンニンの重さは全くなくて、果実味といい感じに溶け合って、まさにベルベットのような舌触りでした。
私とか生まれてすらいない86年でも若々しさすら感じるほどで、これが一級のブドウのスーパービンテージ、フルパワーのポテンシャルなのかと驚きました!
このポテンシャルはまさに怪物。
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こんなのも飲みました。
ルイ13世、これも一生に一度コースの代物です。
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こちらは飲み比べるためのワイン、値段の割に大変良いもので驚きました。
相当好きです。
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先日友人宅にお呼ばれしたときに出てきたスープが美味しかったので、乳糖不耐症対応レシピをメモしておきます。


材料
小エビ 50g
にんじん 1
たまねぎ 1
ホールトマト缶 400g1
水 400cc
すりおろしにんにく 小さじ半分
豆乳 400cc
カルディで売ってるフュメドポワソン(洋風魚介スープ)の粉 2袋
(チキンコンソメだと2つ)

作り方
鍋に少量の油を敷き、薄く切った玉ねぎ、にんじんと、エビを入れて炒めます。
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火が通ったらトマト缶と水を入れます。
トマトを木べらで潰しながらまぜ、ある程度潰れたらブレンダーを突っ込んでまぜます。
具材の形がなくなったら、フュメドポワソン、にんにくを入れてひとまぜします。

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そっと豆乳を入れ、スープがあったまったら完成!
(豆乳は絶対沸騰させないようにする)

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生クリームとかなくてほんとすんません。
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以下私の妄想アレンジです。
結構な量できるので、野菜にトマト缶を加えた時点でフードプロセッサにかけ、ペーストにしたものを冷凍しておいて、気分でつくるのも良いと思います。
  • トマトを入れた段階で水をいれずにフードプロセッサーで撹拌し、ココナッツミルクかベシャメルソースを混ぜてペンネなんかと和えてオーブンで焼き、グラタンにする。
  • 水の代わりに、干し貝柱や鶏ガラでとった中華スープでのばし、つけ麺スープにする。
  • パスタやニョッキと和える。


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祭りや歴史・文化の観光ネタを凝縮した
「酔う子とピラニアのからあげ」



ワインエキスパートによる、世界の珍酒、名酒レビュー
「酔う子とひつじさんの酒だる」

 

世界で食べ習った美味しいレシピを集めた
「酔う子とドリアンのまるやき」



他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」






English translation of my book




相変わらず油ものを食べるのが辛く、日々お粥をたべています。
そんなことをしていたら体重が12キロ落ち、3年前のソムリエ試験受験前くらいまで戻りました。
お肉を食べるのすらキツくて躊躇していたら、友人がフランスで野菜料理が主に載った料理雑誌を買ってきてくれました。
ここに載ってたうまそうなのがこれ、バターナッツかぼちゃの栗とキノコの詰め物です。
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バターナッツかぼちゃの栗とキノコ詰め
材料
バターナッツかぼちゃ 1個
玉ねぎ 4分の1
甘栗むいちゃいました 1つ
ブナシメジ 1パック
タイム 小さじ1
塩 少々
ディジョンマスタード 小さじ2-3くらい

作り方
バターナッツかぼちゃを縦半分に割り、ワタを取り、軽くチンする。
ちょっと柔らかくなったくらいのところで、かぼちゃの中身をほじくり出す。

これが終わったタイミングでオーブンを180度に余熱する。

玉ねぎはみじん切りにする。
フライパンにオリーブオイルを敷いて玉ねぎとしめじ、かぼちゃの中身を炒める。
少し玉ねぎが透明になって火が通ったら、くり、タイム、塩、ディジョンマスタードを入れてトロトロになるまで炒める。

バターナッツの中に炒めたものを詰めて蓋をしてオーブンで1時間焼く。
天板の上のバターナッツは不安定なので、アルミホイルで土台を作る、凧糸で縛るなどして安定させる。

かぼちゃの表面がこんがりしたら出来上がりです!
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パカッ
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白ワインによく合うおつまみになります!
雑誌を見ると、リコッタチーズを付け合わせに食べるのが美味しいようです。
(私は乳製品もお腹壊すので食べられません。)
糖質制限してる人はちょっと材料見直さないとかもですが、野菜たっぷりの美味しい料理です。
正直かぼちゃ掘るのめんどくさいので、かぼちゃ刻んで普通に玉ねぎとキノコでソテーしてもいいな、と思ってます。
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