酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: ロシア・Russia


旧ソ連圏あたりのお店でたまに見かけるのが緑のソーダ。
これはクリームソーダの中身とかではなく、タラゴン(ロシア語でタルフン)のソーダです。
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あまりにも毒々しいその見た目に、まさかハーブが原料だとは思いもしませんでした。

最近野草(というか雑草)を食べることにハマっており、よもぎを食らっている私は、タラゴンがよもぎ科であることを知り、これはもしかして作れる流れではなかろうかと思って調べたら案の定作り方を見つけました。
タラゴンソーダ
材料
タラゴン100グラム
白砂糖150グラム
レモンとライム2こずつ
水200cc
ガスウォーター2リットル

作り方
よもぎを摘むときは、酢を2~3倍くらいに薄めてスプレー容器でもっていき、摘むあたりに軽くスプレーしてから摘みます(虫除け)。
摘んだよもぎを入れるビニールの中にも酢をスプレーしておきます。
洗う時は酢かワインに10分くらいつけてから水で洗いました。
何故ここまでするかというと、先日よく洗ったはずのよもぎでスープを作ったらめちゃくちゃ虫が浮いてきたからです。
私は吹きかけるのは園芸用品のところで売ってるアースガーデンの「やさお酢」というのを使っています。

お鍋に水と砂糖を入れ、火にかけます。
お砂糖を完全に溶かします。
あーー、うち茶色い砂糖しかなかったなあ、と後悔しました。
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砂糖が溶けたら洗ったよもぎを入れ、10分ほど煮て、蓋をして2-3時間置き、レモン汁を入れます。
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それを炭酸水と混ぜ合わせて完成です!
茶色い砂糖で作ってしまったのは完全に失敗でした。
よもぎの苦味は砂糖で緩和され、香りさえ嫌いでなければ飲みやすくなっています。
着色料まみれの現地タラゴンソーダより、もしかしたら健康的で日本人にあっているかもしれません。
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「酔う子とドリアンのまるやき」
他の3冊にはちょっと書けないエロ・グロ・政治宗教ネタを集めた(ほぼ)書き下ろし
「酔う子とペンギンのゆでたまご」
English translation of my book



クバスを仕込んでわずか1日、暑くなってきているため速攻クバスができました。
出来上がったクバスは冷蔵庫で保管します。IMG_5094

そんなクバスを使って冷製サラダスープ、アクローシカを作ってみようと思います。
クバス作るのが面倒な人は、黒ホッピーで代用してください。

アクローシカ
材料
クバス 材料を入れてからひたひたになるくらい
きゅうり 1本
玉ねぎ 8分の1個
茹で卵 1個
ウインナー 4本
じゃがいも 1個
ディル 適量
ヨーグルト スプーン1杯

作り方
きゅうり、玉ねぎはみじん切りにします。
卵とじゃがいもは茹でてから賽の目に切ります。
ウインナーは輪切りにして炙っておきます。
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材料を器に盛り、クバスを入れ、塩をひとつまみ入れて軽く混ぜます。
ヨーグルトとディルを飾って完成!
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想像できないかもしれませんが、意外なうまさです。
食べてみたいけど作るのは面倒な人は、ホッピー黒で代用してください。
夏バテの人も食べれそうなしゅわしゅわサラダスープ、是非お試しください!

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ロシアの微発酵飲料、クバスとかクバースとかクワスとけ言われるものを仕込みました。
見た目はコーラそっくりですが、本来はライ麦パンから発酵させて作ります。

夏のロシアといえばクバス、路上にはクバスを売る車が現れます。
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また、アクローシカという、クワスを使ったスープなんかも美味しいです。
クワスが完成したら作ります。

クワス
材料
パン(できれば黒パン)  2切れ
水 2.1リットル
砂糖 60グラム
イースト 3グラム

作り方
パンは黒こげになるまでよく焼きます。
私は魚焼きグリルで焼いて燃えてました。消毒した瓶に材料を全て入れ、蓋をしてよく振り混ぜます。
混ざったら、爆発しないよう軽く蓋を開けて、発酵が進むのを数日待ちます。
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理想の見た目はコーラとか黒ビールの色です。

暖かくなってきたので、すぐ飲み頃になると思われます。
乞うご期待!


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ロシアといえばじゃがいも、ロシアのじゃがいもはすごく美味しくて大好きです。
なんか日本のものよりぷにぷに?してるやつが好きで、ちょっと茹でただけで丁寧に作ったマッシュポテト並みのクリーミーな仕上がりになります。
ロシアから帰国するときは、いつもスーツケースをじゃがいもでパンパンにして帰っていました。
中でも焼きじゃがいも屋台のКрошка Карошкаは私のお気に入りで、ただ焼いた芋にチーズとか乗せるだけなのに、大変にトロトロで美味しくて大好きです。
最近減ってるらしくてめちゃくちゃ残念です。

トロトロのマッシュポテトって日本のじゃがいもで作るのは割と面倒なのですが、昔ジョエルロブションさんがまだご存命の際テレビで美味しい作り方をやっていて、それを魔改造したら簡単に美味しいじゃがいものピュレが作れるようになりました。

マッシュポテト
機材

泡立て器(必須!)

材料
じゃがいも(作りたい量の3分の2くらい) 2個
水 400cc


作り方
じゃがいもは皮を剥いて1センチ角くらいの賽の目に切る。
鍋にじゃがいもを入れ、じゃがいもがギリギリ浸かるぐらい水を入れ、火にかける。
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水が沸いてじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
くっつかないように底から混ぜる。
水がなくなってきたら、少し足す。
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泡立て器でじゃがいもを潰し、焦げ付かないようシャカシャカ混ぜる。
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じゃがいもを潰しながらガシガシかき混ぜる。

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私好みの硬さになりました。

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お好みの硬さになったら熱いうちに塩で調味(お好みでバターとか入れて)して完成!
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こうすれば、茹でたじゃがいもの皮を剥いてボールに移してマッシャーで、、と洗い物と工程を削減して作ることができます。
また、ここににんじんやきゅうりなんか入れて冷やせばマヨネーズを入れなくてもポテトサラダになります。
あったかい風邪で食欲のない時にも美味しいメニューです!

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ビーフストロガノフは、歳をとってヨボヨボになったストロガノフ伯爵は、お肉が食べたいけど歯が弱くて噛みきれなくて、そんな伯爵のために牛肉をトロトロに煮たのが始まりと言われています。

ビーフストロガノフ
材料
すき焼き用とか切り落としとかの牛肉 200g
玉ねぎ 半分
ヨーグルト(かサワークリーム) 200cc
トマトピューレ 50cc

作り方
玉ねぎを薄切りにしておきます。
フライパンに油を敷き、玉ねぎを炒めます。
玉ねぎが透き通ってきたら、牛肉を投入して色が変わるまで炒めます。
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牛肉に火が通ったらトマトピューレとヨーグルトを入れます。
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中火から弱火くらいで10分ほど煮ます。
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完成です!
付け合わせのマッシュポテトは次のレシピで公開します。
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お好みでマッシュルーム入れてもいいし、ヨーグルト多めでも良きです!
ストロガノフ宮殿のレストランに行った話はこちら

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