酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: 料理・Food and Recipe

ペニンシュラ東京のカフェ、ザ・ロビーでは今トルコ風アフタヌーンティーを食べることができます。
トルコに住んでいた料理長さん考案のメニューだそうです。
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メニューはこんな感じ。
しょっぱいのが多めなのも嬉しいところです。
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スコーンはイチジクが練り込んでるやつとプレーンのやつです。
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かわいい、、
丸っこいグラスに入ってるのはヨーグルトソースとファラフェルです。
ファラフェルをこんな盛り付け方しようなんて考えたこともなかったです!
細長いグラスの方はシナモンミルクプリンとメニューにありますが、現地のライスプディングをイメージしたものだと思います。
ライスプディングは美味しいんですが、米粒が甘いのは抵抗がある私にとって、この米粉を使ったと思われるテクスチャーは美味しく食べることができました。

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カナッペにはスモークサーモンのミンチと甘酸っぱい玉ねぎのピクルスのみじん切りが載っていました。
甘酸っぱさがとても絶妙で、ぜひ真似したいと思いました。
ビーツのタルトに乗っかったきゅうりとフェタチーズはさながらきゅうりとヨーグルトの和物ハイダーリの味、あのおつまみがこんなおしゃれになってタルトに乗って出てくるなんてアイデアに感服です。
一番楽しみにしてたバクラヴァは最後まで取っておきました。
近くの銀座松屋には現地のバクラヴァ店が出店していますが、そこのは美味しいけど甘さ控えめでお上品、現地感を求める人には物足りない感じです。
このアフタヌーンティーのバクラヴァは、忖度なしの現地レベルの甘みがガツンときて大変秀逸でした。
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一つ一つが大変丁寧に作られていて、どれもこれもとても美味しいです。
甘いものはあまりたくさん食べられなくなったけど、しょっぱいものも多かったので、胸焼けせずにいただくことができました。

トルコではケバブの付け合わせにピラウと呼ばれる米が出てくることが多いです。
それも長粒米ではなく日本のによく似た粘りのあるお米です。
それを米型パスタ(リゾーニ)と混ぜて炊いたものをケバブと一緒に食べます。
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久々に食べたくなったけどうちにはリゾーニがなく、わざわざ買ってもこのためにしか使わないし、、と思ったので米で代用できないか実験することにしました。
ちなみに使うレシピはこれがいいです。
ここのはマジでうまいです。
しかしピラウに関しては塩だいぶ少なめでいいです。


ピラウ
材料
普通に炊く用の米 2合
炒める用の米 大さじ1.5
バター 15gくらい
塩 小さじ1
砂糖 ひとつまみ


作り方
リゾーニでやる時同様、フライパンにバターを溶かし、炒める用の米をカリカリ茶色になるまで炒めます。IMG_1475

そして分量通りの水を入れ、普通に炊きます。

できました!
やっぱ炒めた米が水吸いすぎな見た目で、リゾーニの方が早く色付くし、見栄えは絶対リゾーニのがいいです。
しかしケバブを添えて盛り付けてみたら代用としてはまあありかなあ。
オリーブとチーズなんか添えたら完璧に地中海なご飯です!
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イギリス人の友人にちゃんと美味しいイギリス料理について聞いた時出てきたのがこのスティッキートフィープディングでした。
そりゃあ一度食べてみなければ!と思い、レシピをググって作りました。
イギリスのケーキというのは時々蒸しケーキがあり、これも元々は蒸して作るもののようです。
蒸しケーキのすごい特殊なのはSpotted Dickという些か言葉としてどうやねんと思うもので、バターではなく牛脂を使います。


今回作るSticky Toffie Puddingはこのレシピを参考にしました。

友人オススメのローカロリーレシピはこちら、最後にかけるソースはバターがアホみたいに入ってるので、そこだけはこれに則り、型にはちみつを流し込む方法でいきました。


スティッキートフィープディング
材料
小麦粉 90g
重曹 小さじ1
デーツ 100g
きび砂糖 70g
黒蜜 大さじ1
卵 1個
オリーブオイル 30g
牛乳 50cc

作り方
デーツを刻み、ひたひたくらいのお湯で柔らかくなるまで煮ます。
最終的に100ccぶんくらいの水が残って欲しいです。
粗熱を取ったらミキサーにかけます。
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ボウルに砂糖、オリーブオイル、黒蜜を入れて混ぜます。

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デーツを加えて混ぜます。

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小麦粉と重曹をふるい入れ、混ぜたら生地の完成です。

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型にバターかオリーブオイルをぬって滑りをよくしておきます。
型の底にはちみつを流し入れます。
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その上から生地を流し入れます。
180℃のオーブンで様子見ながら20分くらい焼きます。
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焼き上がり。
表面はいけてても中がグダグダだったので、オーブンが冷めてから一度レンチンしました。
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美しくできました!
本来上からかけるクリームはバターたっぷりなんですが、乳製品に耐性がないので黒蜜をかけました。
アイス乗せてもうまいよ、と友人には言われました。
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イギリス人の友人は特に食べ物に偏見も主義主張まなくてなんでも食べてくださいます。
食べ物とその感想を記録していきます。

里芋の煮物はじめめんつゆフレーバーなもの
里芋というものが存在しないのもあり、そのテクスチャは新鮮だったようです。
また、甘辛フレーバーは食べやすくてウケました。
居酒屋のタコの唐揚げみたいなガーリックが効いた味もウケてました。

サバ缶とキャベツのカレー(印度カリー子さんレシピ)
YouTubeで見てどうしても作りたくて作ったら、すごいうまいうまい言って食べてくれました。




日本の普通のビーフシチュー
イギリスでは何でもかんでもこの茶色いシチュー味のものをかけたりするみたいで、さながら日本のめんつゆに匹敵するポジションだと思い、日本のビーフシチューはどう思うか気になって作ってみたところ、大変美味しいという評価をもらいました。
このルーを使えばシェパードパイ的なものもコンビーフハッシュもいける、とコメントをもらいました。
イギリスのビーフシチューの素、グレイビーグラニュールというものは私には味が薄く感じました。
おそらく日本人は必ずご飯を食べるからおかずの味の濃さが一定だけど、主食がパンなりじゃがいもなり一定しない国では、日本人が大味と表現する物足りない感じになったりして味が一定しないのではないかと思いました。

柚子胡椒チキン
レモン味は好きでないとのことでしたが、これは美味しく食べられたようです。

出来合いのもの
コンビニスイーツやカップ麺が美味しいという状況に感動していました。
たしかに昔イギリスで買ったスポンジボブのトマトパスタ缶は変に甘くてクソマズだった記憶があります。
イギリスでは冷凍食品や缶詰は基本不味いことが多いそうです。

逆にウケなかったのは

生魚
生魚や寿司をありがたがって食べるのは、大都市に住んでる人と丁寧な教育を受けてきた富裕層のイメージです。
世界中回ってみて思いましたが、寿司が世界で人気、というのは基本的に大都市圏のみで、中でも新鮮で美味しい生魚が食べられるのはお高めのお店な印象です。
人々は基本的に慣れた味を求めるので、新しい味に挑戦するのはそれがその土地の文化であるという知識もあり、ビジネスでも好奇心をもって取り組める富裕層が多い印象です。

抹茶
抹茶キットカットとかもキモい、と言われてあまり受け入れられませんでした。

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