酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

カテゴリ: 料理・Food and Recipe

お出汁のビリヤニがだいぶうまくできるようになってきたので備忘録。

材料
バスマティライス  2合
七草セット 1つ
枝豆天ぷら 1パック
ほんだし 1本
マスタードシード 小さじ半分
カレーリーフ 適量
コリアンダー ひとつまみ
クミン ひとつまみ
ターメリック 小さじ1
シナモン ひとふり
クローブ ひとふり

作り方
米を30分以上浸水させる。
浸水後、シナモン、クローブ、塩小さじ1を入れ、たっぷりの水で沸かし始める。

水300ccほどを火にかけ、ほんだし投入。

コリアンダーとクミンは乳鉢でひいておく。

マスタードシードとカレーリーフを大さじ1くらいの油でオイルテンパリングし、ジュワジュワしはじめたらほんだし汁に入れる。

コリアンダー、クミン、ターメリックをほんだし汁に入れる。

ほんだし汁があったまったら七草のすずなや大根など火の通りにくい野菜と枝豆天ぷらを入れる。
塩小さじ山盛り1などで調味。

米が茹でられ、まだちょっと硬いくらいになったらお湯からあげ、ほんだしの鍋に入れる。
米の上に七草の草部分を置いて、蓋をし、蒸し煮にする工程。
10-15分中火、その後5分弱火、蒸らし10分で完成。
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食通の人々が話題にする岐阜の名店、柳家に行ってきました。
ほんとうに辺鄙なところにあり、こんなところにミシュラン2つ星??と思いながらきました。
お友達に車借りていただいて、多治見からカーシェアで行きました。
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お通しは右から
平茸と小松菜の煮浸し
むかごの塩茹でとお豆腐に肉味噌乗せたやつ
鹿肉をほろほろに炊いたものとギョウジャニンニク
そのほか蜂の子の佃煮は見た目に抵抗ないよう小さくなるまで煮込まれていました。

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イノシシの心臓。
びっくりするほど臭みがないです!

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塩大根。
全然辛味のない優しい大根に、ぬちまーす系の粉の塩が少しだけかかっていて、これ一つとっても真似できる気がしない。
お肉づくしのコースの味をリセットするのに役立ちます。

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ヒレ肉

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付け合わせの山椒味噌が美味しい

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お肉はすべてお店の人が焼いてくれます。
全部同じタレに2回ドボンして焼くのですが、このタレが絶妙で、肉本来の味や添えられたソースを邪魔することない、大変絶妙でした。
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ヒグマ。
最初見た時、脂身多くて臭そうって思ったのですが、びっくりするほど臭みがないです。
昔道の駅で買った熊肉を調理してみた時は、生姜やらなんやら入れてもなお獣臭いし固かったのですが、もう、純粋に美味しいし、脂身は口の中でとろけてなくなるし。
添えてるのは安曇野のワサビでした。
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イノシシ。
この脂身もまた食べたら口の中で消え去ってしまいました。
粒マスタードはフランス産のものと混ぜているとのことです。
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メインの前に出てきた小鉢は、黄金いくらと平茸、天然のきくらげ。
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メインの鹿肉。
今までの淡白なお肉と違って味に力強さがあり、ランクと年代高めのワインじゃないと太刀打ちできない感じの味でした。
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最後は鹿鍋
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お野菜が全部甘くて美味しいです。
八丁味噌なのが中部らしいです。
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水菜のお漬物と、むかごごはんに自然薯をかけたもの。
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お供のお酒は瑞浪でつくられたこの子でした。
つけだれが和ぽかったので、最後の鹿肉以外は日本酒で正解だったと思います。
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どう考えても今まで食べた中でいちばん美味しいジビエでした。
こんなの経験してしまったら他のお店でジビエ食べられる気がしません。
小洒落た盛り付けとかではなく、純粋に品質と味でぶん殴る感じで大層満足です!
今日はストイックにお肉づくしのコースでしたが、季節によって鮎や山菜、きのこも出るようです。



今回の旅の目的はワインです。
セットリストは以下
シャトーラフィット59年
コスデストゥルネル98年
ピションラランド99年
カマンサック2008年
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バーターが2級扱いとかおかしいです。
カマンサックに関しては水扱いです。

59年ラフィットは、マスター抜栓時にはすでにコルクが下に落ちていて、封蝋だけで保っていたようです。

テクニカルに感情を入れず評価すると、酸化の風味、お香のような厚みのある、黒系果実のジャムのような風味でした。

五大シャトーは偉大と言われますが、以前頂いたラトゥール86年は、気品は一級品ながらまだ小娘感のある、なんというか結婚前の眞子さま感がありました。
しかし今回はまさに偉大、2級が横に控えてるからこそわかる、圧倒的な厚みと平伏したくなるような威厳がありました。
2級のワインももちろん美味しいのに、水っぽく薄っぺらく感じるほどでした。
これが格付けかと思い知りました。
ソムリエ教本やWSETで教わるテイスティングは、風味を何かに例えることまでで、力強さを評価する項目はありません。
なのでこの圧倒されるような、自分の未熟さや小ささをまざまざと見せつけられるような、この感覚を何に例えるのが適切なのか、まだ見つけられていません。
だから神の雫なんかでは女神やらお城に例えたりしていたということがよくわかりました。思い知りました。
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例えるなら
フランスやハリウッドあたりの往年の大女優。
香水はシャネル5番とかディオールのポワソンとかそういうパウダリーみのあるずっしり系。
つば広の帽子にデコルテから肩まで開いたドレスは、痩せすぎておらず健康的な肉づきで色気はありつつ下品なやらしさはない。
演技も一級で教養もあり、ルックスだけで売ってるわけでは決してなく才色兼備のお手本。
でも若干お年を召してるので、時折ワインの香りがへたる瞬間が、ちょっと栄養ドリンク飲んでメイク直ししてもらってる瞬間みたいな生活感と可愛げをみせつつも、そのオーラは衰えるどころかますます華やかさと圧倒的な存在感を増すような。

もしくは
壮年期のマリアテレジア。
ふくよかな肉付きに重厚感のあるローブ。
その場にいるだけで空気感が変わるような、おいそれと発言できないような威厳。
臣下に指示を出し、軍を采配する、圧倒的ロジカルさ。
でもやはりお若くはないので時折休憩タイムに入られることはあるけど、人前に出る時は胸を張ってバキバキの威厳で圧倒してくる。

それでもまだしっくりこなくて。
インドの神様で手がたくさんあるむっちりした女神様をみたことがあるような。
多分ドゥルガーっていう女神さま。
気性は多少荒めで威厳もあり、でも頑張ってる人には優しそう。
匂い立つような濃厚な南国の花の香りと、奥にほんのり樽を思わせるサンダルウッド。

と言った感じでした。
このワインに恥じない生き方をしようと思いました。

このワインはかつて天皇陛下の晩餐会用にとあるホテルが仕入れたうちの一つだそうです。
そんなものを、お金払うだけで飲めるなんて光栄なことこの上ないです。

いいワインってコルクがすごく長いってことを知りました。

間違いなく今まで飲んだワインで一番味わい深かったです。
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一番好きかもしれない山梨銘菓はこれです!
この時期限定の月の雫!
アイシングコーティングした生の甲州ぶどうです。
どこかのメーカーのブランド菓子ではなく、「ほうとう」みたいに料理名のようで、レシピが公開されています。


皮の薄い甲州ぶどうだからこそできる、サクッと噛んだらプチじゅわっと出てくる果汁がたまりません。
常温で、まあまあ日持ちするのもポイント高いです。
甲府駅周辺は売り切れ続出で、石和温泉駅前のお土産もの屋さんでやっと見つけました。
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これは私の好きなぶどうのお菓子トップレベルです。
同列にいるのはソーテルヌの貴腐ワインぶどうのレーズンです!

6年も経って追記します。
だいぶおもろいエピソードなのに書いてませんでした。

イスファハーンのバザールを歩いてたら、日本語を話すおっさんに声をかけられました。
そういう奴は怪しいと相場が決まっているので塩対応していたのですが、「イランのみたらし団子団子食べたいですか?」と言われて無理でした。
もう、騙されたってぼったくられたってなんでもいいからイランのみたらし団子食わせてほしくてついていきました。

おしゃれなカフェっぽいところに座り、おっさんがペルシャ語で何事かオーダーしてくれて、じゃあね!と別れました。

それで出てきたみたらし団子がこれ
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えっ

なんか肉おるけど

みたらし団子どこ?????

みたらし団子は?????

ターメリックが練り込まれた羊肉のハンバーグでした。
ベリヤン、というそうです。
美味しいからいいけど、みたらし団子どこ

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おっさん、どのようにみたらし団子を知って、どのように解釈したのか、なんかもう全部謎すぎて、あのおじさんにもう一回会いたいです。

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