ダリの美術館はバルセロナから電車で1時間くらいの街、Figueresにあります。
Figueres駅もあればFigueras駅もあって正直どっちがどっちなのかよくわかりません。
Sants駅から長距離電車に乗るので、ヨーロッパでおなじみTrainlineのアプリで電車を予約していたのですが、30分前くらいに駅に行ったらなんか「電車が削除されました」みたいなことが書かれていました。
IMG_5669

30分後の電車に振り替えられ、なんか自由席みたいなところにぶち込まれました。
IMG_5671

中はこんな感じ。
席にイヤホンジャックがあって機内ラジオみたいなのが聞けます。
流れてるのはジャズかクラシックでした。
IMG_5672

10時くらいには着く予定が10:30くらいにつきました。
ここからダリ美術館まで意外と遠くて、歩いて30分かかります。
私のチケットが10:45なので早歩きで向かいます。

IMG_5675

あった!感動!!
IMG_5678

中に入るとすぐ、ダリの絵の中に取り込まれたような、世界観に浸ることができる中庭があります。
IMG_5681

絵も展示されているのですが、調度品や彫刻、その他アート含めダリのやりたい放題の空間でとっても楽しいです。
IMG_5701

学生さんの団体がめっちゃいました。
IMG_5691

絵に留まらず、造形、パフォーマンスなど多様な活動をしていたダリはジュエリーデザインもしていました。
美術館を出たところにはそのジュエリーを展示するところがあり、ジュエリーとそのデザイン画を見ることができます。
IMG_5717
IMG_5726

ダリ美術館の壁のこの装飾、これよく見ると
IMG_5745

パンっぽいなと思ってたら本当にパンで
IMG_5764

近所のパン屋さんにあったので思わず入って写真撮りました。
IMG_5763
これ。
これがなんなのか、ご当地名物なのかは調べきれていません。
FullSizeRender


ここからバスで1時間半くらい行ったカダケスという海辺の街にダリの家があり、そこも美術館になっているのですが、交通機関が信用し切れず本数もあまりないため今回は行きませんでした。
バルセロナからのそこに行くツアーとかもあるので、この交通機関の乱れを見るにそういうのも一考の価値ありだと思います。

朝の電車トラブルでいろんな国からの旅行客たちと不安だねーと話し合っていました。
イスラエルとかアメリカから来ていたユダヤ教徒の皆様はフィゲラスに行く途中の駅のジローナというところに行くそうです。
ジローナはスペインでもかなり古いユダヤ教徒の施設が綺麗に保存されているらしく、ユダヤ教徒向けツアーみたいなのまであるらしいです。
1492年、まさにアメリカ大陸が発見されたのと同じ年にスペインではユダヤ教徒の追放が決まったそうです。
調べてみたらレコンキスタの延長のようで、レコンキスタは国土回復という意味だけでなくカトリック復興の意味もあったようです。
その時追放された人々への救済措置として、現在ではスペインにルーツがあることを証明できればスペイン国籍をもらえるというところまで来ているそうです。


イスラエルのご夫婦に現状を伺ったところ、彼らが住んでいる地域に関してはなにか被害があるわけではないそうです。
国が大変なのはもちろんだけど、彼らにも生活はあり、時も人生も進んでいくしかないんだから、と言ってました。
考えてみればその通りで、この情勢だから旅行してはいけないなんてことはないし、むしろ彼らにも人生があり今行かねば次は、という話でもあるわけで、色々考えさせられました。